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「アナザーラウンド」をデンマーク映画ということで観てきました。少しネタバレもあるのでご注意ください。

この映画は生徒や保護者ともうまくいってない、どこにもいる高校教師を主人公にしたヒューマンコメディ映画。
ノルウェー人の哲学者が提唱する「血中アルコール濃度を0.05%に保つとリラックスし仕事の効率も上がり人生上手くいく」という理論を冴えない高校教師らが実験することに。

この映画から強く共感したこと

この映画ただのコメディーではない、深い人生観に共感する!
人生いい時もあれば悪い時もある、コロナの閉塞感から私も度々「人生」について考える機会も多い今日この頃。
彼らのどこにでも転がっている普通の暮らし、悩みや葛藤をアルコールによってコントロールしようとするだなんて楽観的だけれども自分にも重ねてしまう。飲んべえではないけれど、でもわかるんだよなー。何かのきっかけを探して人生向上させたい気持ち…。

劇中、アルコール摂取の実験から人生好転、毎日がどんどん楽しくなって行くわけだが、時にやりすぎてコントロールできなくなったりでも何か心に引っかかっていた問題点が明確になってきたり。

ただ冴えない日常を変えたくてアルコール摂取の実験をやり出したのだけれど、「人生」についてもう一度考えるきっかけにもなっている。
繰り返し書くけど、私は大いに共感できた。
そして彼らと対比するように出てくるのがピカピカの高校生たち。
その対比から、生きることはハッピーだけじゃないこと、でも辛いことを乗り越えて行くのが人生、それこそ深みが出るんじゃないのかあ・・なんて考えてしまったアラフィフです。

北欧好きの私ならではの観点

さて北欧大好きの私はちょっと違う視点からも書こう。
やっぱりインテリア、住居内の映像が度々出てくるのだが、間接照明に椅子、壁面のデコレーション、ラグの面使い。鏡や窓の抜け感、景色もインテリアの一部になっている北欧の窓辺など・・。
この映画からデンマークの一般家庭の暮らしぶりを覗くことができます。
学校廊下の照明も素敵なんだよなー。職員室のソファーもデンマークならではの素材と配色。ぜひ映画の内容とともにインテリアにも注目して見てください!

また高校生たちの飲酒、どんちゃん騒ぎはデンマークあるある。この国は16歳からお酒が飲めるのです。厳しく禁止するのではなくゆるめて見守る・・・寛容な国デンマークなんだよなあ、こういうの。日本じゃ考えられないと思うけど、未就学児の頃からルールで固めるのではなく、個を認めてしっかり見守ることがこの国の素晴らしさなんだよなー。最高だーデンマーク!あぁデンマークに行きたくなる‥

映画から感じたメッセージ

お酒好きな方もそうでない方も人生がうまくいかない時何かに頼ってしまう心理状況は共感します。

人生前向きに生きることで、いかほどにもなる。
この映画から私が感じたメッセージ。
何気ない日常、平凡な高校教師の生活にフォーカスする映画だなんて、幸福度の高いデンマーク映画らしいなあと思いました。
でもやっぱり日常こそですもんね。
ぜひ少し行き詰まっている方こそ見て欲しいなあと思いました。

うん、誰にでもある、それがアナザーラウンド!


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