公務員になって気付いたこと
働いていると色々な気付きがあります。
2つほど紹介させてください。
高齢者がお金と土地を持っている
総務省によると
「60歳以上が全体の6割超にあたる1200兆円の金融資産を抱えている」
とのことなので、数字からも明らかなことですが
働き出した頃は「なぜこんな田舎の農家さんがここまで金持ちなんだ?」と疑問に思っていました。
働くうちに理由が2つ見つかりました。
①田中角栄の列島改造論からはじまる、地方の大規模開発
道路や工業団地開発のため、土地がバンバン買い取られました。
地価高騰の影響もあり、数億単位の売却がザラだったようです。
②昔は農家もかなり儲かった
軽トラに花を積んで出荷すると、帰りに新しい軽トラを買えるくらいの売上になったとのこと
みかんの売上だけで家も簡単に建ったそうです。
田舎にはみかん御殿がたくさん建ち並びます。
平成生まれには信じがたい話。
理屈より感情
そんなこんなで、時間もお金も土地も持つ農家さんは、影響力も持っていたりします。
役所と関わりのある方も多く、よく連絡を取ります。
ご高齢の方が多くメールは使えません。
良くて電話、場合によっては対面で打ち合わせ。むしろ対面のほうが多いかも
「公務員はなんて非効率な仕事をしているんだ!」と民間勤務の方に怒られそうです。
私も最初は非効率的過ぎて驚きました。
しかし、働くうちに対面の大切さに気付きつつあります。
対面でしゃべり信頼関係を築くことで、長期的に見れば仕事はかなりスムーズに流れるようになりました。
はじめの頃は聞く耳を持たれなかった頼み事も、今なら聞いてもらえます。
「何を言うかではなく、誰が言うか」
つまり多くの人って理屈より感情で動いていると思うんです。
これって公務員特有のことなのでしょうか?
職種によっては民間でも感じることなのかな?
よかったらご意見ください。
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