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栄養豊富な淡色野菜「カリフラワー」

カリフラワーは「淡色野菜」に分類され、ブロッコリーの変異種ですが「緑黄色野菜」とは違います。

原産地はヨーロッパの地中海沿岸で、19世紀になってから日本にも導入されました。
導入当初はカリフラワーは、ブロッコリーよりも人気があり「洋菜の三白」といって、ホワイトアスパラ、セロリとともに多く普及しました。

今では緑黄色野菜の健康イメージで、ブロッコリーの方が圧倒的に人気があり、スーパーなどでもブロッコリーはたいてい見かけますが、カリフラワーは置いてないところもあります。

カリフラワーとブロッコリーの違いは?

カリフラワーもブロッコリーも栄養が豊富なんですが、ビタミンCの含有量はブロッコリーのが多く含まれてます。
カリフラワーのビタミンCは加熱によって壊れにくいので、火を通した場合はカリフラワーとブロッコリーのビタミンCの量は、変わらなくなります。

βカロテンの含有量は圧倒的にブロッコリーで、カリフラワーの50倍ほどです。
βカロテンは体内でレチノール=ビタミンAになり、皮膚や粘膜の健康を維持します。またβカロテンには抗酸化作用などもあります。

味はカリフラワーの方が、クセがなく淡白な味わいで、糖質もカリフラワーの方が多いです。

淡色野菜とは

「淡色野菜」とは、緑黄色野菜以外の野菜のことをいい、カリフラワーの他に玉ねぎ、大根、かぶ、白菜などその他いろいろあります。

「緑黄色野菜」は厚生労働省で「原則として可食部100g当たりカロチン含量が600μg以上の野菜」を「緑黄色野菜」と呼びます。

ちなみに、ネギの緑色の部分は緑黄色野菜で、白い部分は淡色野菜です。

カリフラワーの主要な栄養素

・ビタミンC(皮膚や粘膜の健康)
・ビタミンB1(糖をエネルギーに変換するのを助ける)
・ビタミンB2(皮ふや粘膜の機能維持や成長に役立つ)
・食物繊維(腸内環境を整える)
・カリウム(むくみ防止、ナトリウム調整)
・亜鉛(新陳代謝・エネルギー代謝・免疫など)

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食べ方

生のままサラダにしたり、スープ、グラタン、マリネ、炒め物など幅広く使えます。

この料理は、カリフラワーのマリネとピューレ状にした、カリフラワーのクリームを使っています。

スープの作り方も、過去の投稿で解説しています。

茹でるときに、小麦粉を入れたりレモン汁を入れたりして白く仕上げる方法もありますが、ちゃんと白いカリフラワーを選べば、普通に茹でても問題ないです。

見分けるコツは、花蕾がしっかりしていて、葉っぱがしおれてなく、重みがあり、白くキレイのものがいいです。

保存方法は立てて保存するのがよく、野菜の保存は、育った野菜の向きにして保存するのが基本です。

栄養豊富なカリフラワーのビタミンCは、花蕾の部分よりも茎に多く含まれていますので、茎も捨てずに無駄なく使い切りましょう。




貴重な時間を使って、記事を読んでいただきありがとうございます。有意義でお役にたてれば幸いです😊