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「古事記」や「万葉集」にも出てくる野菜、野蒜(ノビル)

こんにちは
「のびる」といえば、子供の頃、牛乳を飲めば背が伸びるという迷信を信じて、たくさん飲んだ結果、身長165cmのラ・フェ修家です。(ポテチと牛乳の組み合わせが好きでした)

春になると、直売所で見かける野菜、野蒜(ノビル)です。

日当たりの良い、そこらへんの土手や野原にも生える草で、全国どこにでも生えています。

縄文時代には、食用とされていて、「古事記」や「万葉集」にも出てきます。古事記では、ヤマトタケル(倭建命)の話にも登場する、古くからの食べ物です。

ユリ科ネギ属の多年草で、ニンニクのような香りとネギやにらのような味があります。

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ネギのような香りの成分は「硫化アリル」で、殺菌作用があり、風邪の時には、喉に当てるだけでも効くと言われてます。

また、野蒜は薬草としても優秀で、健胃、整腸、食欲不振、気管支炎、扁桃炎などに効果があり、風邪の予防にもなります。

食べ方は、天ぷら・酢味噌あえ・おひたしなどの和食のほか、オリーブオイルで炒めたり、パスタの具材としても使えるし、オリーブオイルとヴィネガーでマリネしても使えます。

また、野蒜といえば、宮城県に野蒜海岸や野蒜駅があります。
野蒜駅は、東日本大震災の被害に遭い使用不能となり、内陸部の高台に新設されました。
旧駅舎は、3.7mの津波を耐え抜き建物の形は留めていたので、現在は 東松島市震災復興伝承館 として残されています。

日本では、台風、地震、火山、津波などの自然災害が多く、地域のつながりを大切にする風習があるので、日本人は団結力が強いと言われています。

日本料理で使われる言葉、和食の「和」の意味を調べると

「仲よくすること。互いに相手を大切にし、協力し合う関係にあること。」

となっています。

インターネットやスマホの普及で、個人の時代になりましたが、日本の「和」を大切にして、世界に発信して、広まればいいですね。

洋食好きなフレンチの料理人ですが、和食や和菓子も好きで、和食の料理人の書籍なども持っています。

春は気温の変化が大きく風邪をひきやすいので、栄養価が高く風邪予防もできる「野蒜」を見つけたら、ぜひ食卓に取り入れてみてください。



貴重な時間を使って、記事を読んでいただきありがとうございます。有意義でお役にたてれば幸いです😊