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AIに😂な日々

今朝ムスメが読んでいた本に「ぶち猫」が出てきたらしく、「ぶち猫ってなあに?」と聞かれたのだが、説明がめんどくさくてアイフォンに向かって「ヘイSiri!ぶち猫の画像を検索して」と早口で言ってその画像を見せた。


ムスメは写真を見て「ふーん」となり、それで話は終わった。


その後私は、自分でしたことなのに、「なんだかなあ…」と思ってしまった。


私が小さい頃だったら、画像検索なんてなかったから、「ぶち猫」のディティールを口で説明したり絵を書いたりして、親子でお互い意思疎通を交え想像力を膨らませながら、「ぶち猫」の正解まで一緒に二人三脚したはずである。

確かにこれ説明むずいけど


それがこう一発でAIが正解を出してくれると、自分で何も考えなくなるし、相手にどう言えば伝わるかとか、想像力を駆使するとか、そういう力がどんどん衰えていく気がする。


「伝え方が9割」という大ベストセラーがあったが、そんなこと考えなくても、9割はAIで伝わる時代がそろそろ来るのではないか。


昨日は近々行く東京のトンカツ屋さんの予約の電話をしたら、「はい。AI予約担当です」という人(?)が出た。


AI担当さんに予約の詳細を聞かれ、返事はキーパットでするのかと思いきや、普通に言葉で「何月何日何時に何名で予約したい」と返事をすれば、伝わった。


ただ、本当にこれで予約が取れているのか不安になってしまい、最終のガイダンスの「直接お店の人と話したい」というところで「ぜひ話したいです!!お願いします!!(涙)」と半泣きで言って、直接お店の人に予約確認をしてしまった笑


昭和のおばさんの、何とも切ない一部始終であった。


「人に伝える力」と言えば、最近LINEなどで絵文字に頼りすぎて、普通に会話する時にも「😂」が欲しくなる。


ちょっとブラックジョークを交えたときも、「😂」がないと、本気で受け取られていないか不安になる。


そういえば「😂」って、日本人が一番使う絵文字なんだって聞いたことがある。


「😂」って本当は「嬉し泣き」って意味らしいけど、割とみんな「苦笑い」的な感じで使ってる気が?!


泣いてるか笑ってるかわからない、この「曖昧な感じ」が日本人には使いやすいのかもしれないね。


私も「😂」使いまくってるわ😂😂


なんだったら、ぶち猫の件もAI担当トンカツ屋の件も😂😂だわ。



ははは😂😂


ラエコ

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