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開発秘話03:しにがみを白くした理由

前回は主人公の容姿について少し触れました。

そして、以前「当アプリのお約束(設定)」についてもお話しました。

人の身で「魔法」を使える状態になると「瞳の色が赤くなる」。

死神の能力を「魔法」と言ってしまうのはちょっと違いますが、
彼自身が「特別な能力を持っている」象徴として瞳を赤くしています。

…普通に「赤いの格好良いよね」という中二心がウズいただけとも言います…

白い装束

私事ではございますが、生まれも育ちも東京です。
しかし、父方の田舎が「豪雪地域」でして。

祖母の葬儀がちょうど雪の季節。
思い浮かべてたソレの100倍雪深いということがありました。
(それまでは涼しいからって夏しか行ってなかった)

その潤沢な雪に、
すでに成人していたとはいえ、
葬儀を控えているとはいえ、
浮かれる心は抑えられず。

火葬を待つ少しの合間、式場の外に出てみたのです。

真っ白で、ふわっふわで、ふかっふかの雪。足はぶずぶずと吸い込まれ
おっとと、危ない危ないと、振り返ると…

もう、その足跡がないのです。

埋まっているのです。新しい雪で。

そして少し吹雪いてきたのか視界もホワイトアウト気味。

遭難 の文字がよぎりました。

え?今、うしろ、式場だったよね?5mも歩いてないよね?
いや、かすかに見えるあれは屋根だ。あそこから来たハズ(フラグ)。

もちろん式場に戻れたので何も問題はなかったのですが、
恐ろしいのは戻った後。
そこに住まう人々(親族)は「今日は暖かいわねぇ」と発していたこと。

鍛え方がちがう。都会モンはもやしっこでございます。

葬儀は壮大でした。死ぬほど寒かった…そして長い。
でもそれだけ"祖母の葬儀を立派に出したい"という祖父の思いが伝わりました。祖母と祖父は一つのお皿から料理を分け合うほどラブラブだったのです。(料理はちゃんと二人分ある)

祖母とのお別れの悲しさも加わり。私にとって


「雪」は「死」のイメージです。白が死の色です。


「しにがみ」のデザインの上で・黒い死神は"普通"だからあえて白くしたい
・日本には「死装束」ってものもあるし
という後付け理由もありますが、
私の死のイメージが白だったので、衣装も髪色も白くしてもらいました。

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服は着替えちゃうので、髪に白を残さないとね。

アプリ情報

アプリ名:ボクは、しにがみ
リリース:2017年02月08日
7本目のアプリ
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