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サレ妻曰く、不倫相手は大体ブサイクらしい。その理由とは。

最近、夜な夜なインスタの「♯サレ妻 」投稿を読み耽っている。これは何も、世の中の夫婦で繰り広げられる泥沼劇場を野次馬根性で鑑賞したいがためということではない。(と、信じたい)どちらかといえば、自分の振る舞いを見つめ直すための参考材料として学ばせてもらっている。

一体、どういう努力をすればサレ妻を回避できるのか。
どういうパートナーを選べばサレ妻にならずに済むのか。


しかし、いくら頭を働かせても明確な回避方法が見つからない。あらゆる予防・対策はまず十中八九、役に立たないだろうことはわかった。サレ妻にならないために頑張るのではなく、サレ妻になったらどう振る舞うことが自分の幸せに繋がるのかを考え、学ばなければならないのだ。

という背景のもと、様々なサレ妻さんの投稿を読んでいて気づいた。

「不倫相手は大体奥さんよりブサイクであること」

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サレ妻さんたちの投稿にはいくつかの共通点があった。

・LINEをはじめて見る瞬間は、漫画のように手が震える
・浮気が発覚した時は、手先から冷たくなって頭がビリビリする
・決着をつけたはずなのに、まだ付き合い続ける夫と不倫相手
・夫の執着の強さからして一体どんな女かと思えば、自分よりもブサイクだった
・子どもがいようが妊娠中だろうが、男の不倫は関係がない


不倫という出来事をたくましく乗り越える奥さんもいれば、黙って涙を濡らす奥さんもいたり、奥さんの性格や対応には様々な違いがあったものの、これらは私が探してきた複数人の投稿を見る限り必ず一致していた項目だった。

中でも注目したのが「不倫相手の女がブサイクである」だった。

これは私も意外に思った。男が不倫をするとしたら、そのパートナー以上の極上な女性を見つけた時だろうと思っていたから。いわゆる映画やドラマにおいても、不倫相手の女は大抵可愛いという設定だ。

「もしや不倫をされた妻だから悔し紛れに不倫相手をブサイクだと言っているのか?」とも考えたのだが、読み進めていくとどうも違うようだ。シタ夫も不倫相手が奥さんよりブサイクであることを認めているし、なんなら「俺にはこの程度の女しか捕まえられない、俺のポテンシャルを舐めるなよ!」と迷言を繰り広げる男もいた。

しかしなぜ、わざわざリスクを負ってブサイクと不倫なんかを?
この疑問を感じた。ブサイクであることは多分、重要じゃないらしい。

奥さんでは得られない「何か」を求めて

仮説にしか過ぎないが、男が不倫をする理由というのはこの3つが原因ではないだろうか。

・癒し
・恋のときめき
・男の勲章

癒しは、奥さんに普段から色々と怒られている男性が求めるものだ。ブサイクであろうがなんだろうが、性格が可愛らしくて自分を否定しなくて、いつも自分をかっこいいと認めてくれるような女がいればだいたい好きになっちゃうものだ。

恋のときめきは恋愛をゲーム感覚に楽しんでいて、恋が始まる瞬間そのものが好きという男がちょっとした遊び感覚で女の子を引っ掛けてしまうイメージだ。

男の勲章は、先の理由に近いが「俺はまだまだ男として女に求められているんだな」という自信を持ちたいからするという場合だ。ときめきを求めていなくても、なんかタイミングよく自信喪失していて、それを奥さんではカバーできずに他の女に求めることもあるだろう。

そう、ポイントは妻という立場では絶対に得られないモノを求めて、ついやってしまうのだ。

妻にないものを求めるから、防ぎようがない

サレ妻になる。
それは、誰にでも起こり得ることなのだ。
男は妻にないものを他の女に求める。

どんなに可愛い奥さんでも、美人な奥さんでも、完璧な奥さんでも。もちろん、自他共に認めるあげまんな奥さんであってもそれは同じだ。

だって男の求めるものが「妻では得られない何か」なら、妻である以上なにをどう頑張ってもカバーできない。あとはその男が不倫の道に一歩踏むか踏まないかの問題になる。どんなに妻を最高の女だと自慢している男でも、それは綺麗事にすぎない。

内心は、他の女とイチャイチャしたいのだ。そう思う気持ちを防ごうと思っても無理なのだろう。唯一、妻が勝ちパターンに乗れることがあるとすれば、夫がいざ不倫をしようと思ったときに奥さんの顔を思い浮かべて「あんなに可愛い妻を裏切れはしない」と良心の呵責に苛まれるよう家ではうるさく言わないことに徹するしかない。

......が、家でうるさく言わないことは果たしてできるのだろうか。

世のサレ妻たるや、まるで女の鑑と言わんばかりに家計を守り、タフネスに働く極上のいい女たちなのだ。そんな彼女たちを前にしても男は「あぁ、うるさい」「あぁ、また金を渡せと言っている」と邪険に思うのだからもうどうしようもないじゃないか。

サレ妻覚悟で夫婦、続けていけますか?

男は妻以外を求め、不倫する。
その事実を知り、男の浅はかで未熟な嘘を暴いた後でも同じように夫を愛していけるのだろうか。

セックスレスなのに、他の女とはできるという事実を最愛のパートナーから突きつけられるなんて、この世の地獄だ。

もし今のパートナーと結婚して、不倫でもされたら?リアルに阿部定事件が勃発してしまいそうなほど狂ってしまうかもしれない。私のパートナーなんて、女性の繊細な心を上手に扱うことのできないノーデリカシー・オブ・ザ・イヤー男だから、不倫されて泣こうもんなら逆ギレだろうし、キレたらキレたで私がすぐ怒るからとか理不尽な言い訳をするだろうことは目に見えている。

泣いてもダメ、キレてもダメ。

奴より一枚上手に振る舞うにはどんな手が有効なのかいまだにその答えを導き出せない。どんなに考えても、いざその時を迎えたらどうすればいいのかわからないし、そうならないために今の段階から出来るだけ怒らず「可愛い私」を徹しているが、それでいいのかさえもわからない。

今度結婚をするなら私はセックスレスはもちろんのこと、サレ妻になることも覚悟でその道を進まねばとは思っている。その覚悟がないうちは、安易に結婚へ進んではいけないだろう。

かくなる上は、アホになるしかない

これといった得策もないが、今の現時点で私が考えるサレ妻予防策。
それは、アホになるしかないということだ。

・LINEみない
・つじつまの合わない予定を追求しない
・夫が洒落っ気持っても怪しまない
・女の匂いを持ち込んでも気づかないふり

もう追求したっていいことないし、追求したところで一緒に居続ける選択をするならどうせどっかで信じなくてはいけない。中途半端に真実を暴いて、それでもなお信じてやっていくことなどできるだろうか。ならいっそ、見ざる・聞かざる・言わざる精神で神経を図太くする鍛錬を積んだほうがいいと思った。

可愛い奥さんのままでいたいなら、私はもうアホになって気づかないふりをするしかないのだろうな。その夫との生活を続けたいと思ううちは。

実際にサレ妻だったとしても、確証さえなければサレ妻ではないのだ

それに、私は夫に愛され続ける幸せな妻!という自己肯定感を持っているほうが、家の中でも可愛く振る舞い続けることができる。

奥さんが家の中で可愛くありさえすれば、夫は離婚をしようとはほぼ思わないだろうから(離婚をつきつけるほど不倫相手に入れ込むバカ男以外)、もうアホになって全てのことに鈍感になって幸せなままでいる選択をしたいと思う。

もちろん、その男との生活を続けたくないと思えば話は別。探偵並みの洞察力で戦闘モードに入ればいいだけのこと。どんなに蛇にそそのかされても、知恵の樹になっている林檎は食べてはいけない。それを人生の先輩であるサレ妻さんたちから学んだように思える。しかし、離婚するにしろ、再構築するにしろサレ妻さんの闘いは本当に尊敬する。同じ女としてかっこいいと純粋に思う。トゥームレイダーのアンジーさながらのかっこよさで惚れる。

結局のところ、何が言いたいかというと男は不倫相手に容姿やステイタスは求めず、癒しと遊びを求めるので何をどう対策しても無駄である。妻がどんなに美しく賢く、家庭を守り、女である努力をしても、結果それに意味はないということ。

サレ妻予防策もない。あるとすれば、もう何も追求せずにアホになり続けることしかないということ。やはり結婚は、修羅の道である。

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