新緑の中でのお散歩の健康効果
来週末、うちの薬局グループの、山間部に近い薬局で、ウォーキングイベントを開催することになりました。今年で5回目の開催になります。
毎年恒例のイベントなのですが、コロナ禍で、ずっと開催できずにいました。
新緑というより初夏になってしまいましたが。
緑豊かな山の中の公園を歩きます。
有酸素運動の代表格であるウォーキングには、様々な健康効果が期待されますが、
実は、市街地でのお散歩より、緑の中を歩くお散歩のほうが、心身の面では、健康的であることがわかっています。
まず、緑という色の効果です。
グリーンのカラーは、リラックスする神経である副交感神経を優位にし、ストレスや憂鬱な感情を緩和してくれる作用を持っています。
また、木々の新芽や若葉から「フィトンチッド」が大量に発散されています!
この「フィトンチッド」は、細菌や害虫などから身を守るために木が自分から発散する成分。殺菌だけでなく、こちらも、副交感神経の働きを優位にして、ストレスを緩和してくれることがわかっています。
また、森林の中を歩いたとき、都市部を歩くのと比較して、唾液中のストレスホルモン、コルチゾールの濃度が、下がっていました。
血圧や心拍数は、ストレスにより上昇しますが、こちらも下がっており、リラックスしている状態であることがわかりました。
また、がん細胞やウィルスに感染した細胞を攻撃するNK細胞の強さは、NK活性と呼ばれ、免疫機能の強さの指標ですが、こちらも、2日間の森林浴によって、53%アップしたという研究が報告されています。
ぜひ、週末は、山間部を歩きませんか?
私のオススメは、伊香保温泉♨️
水沢うどんのお店がある街道沿いの水沢観音の裏から、水沢山を歩くのがオススメ。
ライトに歩きたい方は、伊香保ロープウェイ周辺。
歩いた後は、温泉にゆっくり浸かれば、日々のストレスもふっとびます。
参考 http://forest-medicine.com/
(日本衛生学会 森林医学研究会)
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