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ワーケーションで人気の伊豆下田を支える | LAC伊豆下田コミュニティマネージャー・ともさん&おはるさんインタビュー

ワーケーションの取り組みでも知られている、静岡県の伊豆下田。山と海に囲まれた自然豊かなこの地に、LivingAnywhere Commonsの拠点の一つが存在します。

今回は、LivingAnywhere Commons伊豆下田のコミュニティマネージャーの佐藤伴子さん(以下、ともさん)と國部華奈さん(以下、おはるさん)に、施設に対する想いについてお話を伺ってきました。

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(左:ともさん、右:おはるさん)

LivingAnywhere Commons伊豆下田のコミュニティマネージャーの紹介

――ともさん、おはるさん、本日はよろしくお願いします。早速ですが、まずはプロフィールとして今までの経歴を教えて頂けますでしょうか。

おはるさん:私は神奈川県出身で、東京の会計事務所でずっと仕事をしていました。去年の6月に結婚を機に、南伊豆に移住をしました。元々働いていた会計事務所の仕事はリモートワークに切り替えてもらって、今は会計事務所の仕事とここのコミュニティマネージャーの仕事をしています。

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ともさん:私も出身は東京ですが、10年前くらいから下田にはよく来ていました。主人が下田の人間で、今は下田に住んでいます。仕事は、ここのコミュニティーマネージャーと民泊をやっています。

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――施設の立ち上げは別の方で、そこから引き継いだ形だと伺いましたが、どこからそのお話がきて、いつから始められたのでしょうか。

おはるさん:時期は、今年の2月からです。主人が共同運営会社のVillage Incで働いていて、そのご縁で関わることになりました。

ともさん:私もはるちゃんと同じ時期に、ここのコミュニティマネージャーになりました。前任のコミュニティマネージャーの梅田と主人が知り合いで、声を掛けて頂いたのがきっかけです。

――コミュニティマネージャーが二人と聞いて、珍しいなと思ったのですが、そのあたりはどのように感じていますか。

ともさん:珍しいですよね。でも、二人いてよかったなと思うときが多いです。

おはるさん:そうそう。相談とかできるからね。

ともさん:はるちゃんも私も主婦で、別の仕事もあるから、二人でちょうどいいんじゃないかなと思います。女の人が主婦をしながら仕事ができる環境を作りたい、って前任の梅田も言っていました。だから私たちに声が掛かったんじゃないかなと思います。

利用者さんが主役、自発的に作られていくコミュニティ

――前任の梅田さんの想いも引き継ぎながら施設作りを進めてきたと思いますが、その上でお二人が大切にしてきたことは何でしょうか。

ともさん:正直、最初はコミュニティマネージャーの仕事っていうのがよくわからなくて…。どこまでの仕事を自分たちでやるべきなのかを悩みました。何時から何時までとか、こういう業務をするとか、縛りがほとんどなかったので。最近ようやく形になってきたところです。

おはるさん:基本的に常駐はしていなくて、ふらっと現れる感じです。ただ、誰か新しい人が来るタイミングで顔を出すようにはしています。まずは最初、誰かに繋げることが大切かなと思って。

ともさん:そうだね。でも私たちが手が離せないとき、利用者さんが進んで施設の案内とかをしてくれていることもあるよね。知らない間にコミュニティが出来ていたということも。利用している方と一緒に作り上げていくことが、大切なことかなと感じています。

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――今日も多くの人が出入りされているように思いますが、大体どれくらいの方が利用されていますか。

ともさん:私たちがコミュニティマネージャーになった時にちょうどコロナが蔓延し始めまして…一時期は完全にストップしていました。営業再開が6月で、それから人がわーっと来てくれるようになりました。

――テレワークが企業等で推進され始めた時期ですね。期間的には、長期滞在の方が多いのでしょうか。

おはるさん:1週間程度のご利用が一番多いですね。皆さんいろいろな拠点を行き来して楽しんでいるようです。もちろん長期の方も数人いらっしゃって、中には住所を移されて住んでいる方もいますよ。

――利用者さんの層としては、若い方が多いでしょうか。

ともさん:そうですね。20代後半ですね。会社で利用している方や、フリーランスで仕事をされている方が多いです。

おはるさん:拠点ごとに利用者さんの層は異なると思うのですが、下田は駅近で車がなくても生活できるし、部屋もコンパクトな造りなので、お一人で来られる方が多いです。

ともさん:一人で来て、それで下田を気に入って友達も呼ぶっていうパターンもありますね。

お二人が語る、伊豆下田の魅力とは

――お二人から見て、伊豆下田の魅力って何でしょうか。

おはるさん:私は、人ですね。伊豆下田の人は一言で言うと、ツンデレって感じです。最初は「どこから来た」という感じで冷たい目で見られることが多いんですけど、最終的には受け入れてくれるという感じです。この前、ともちゃんと二人で、おじいちゃんとおばあちゃんがやっている居酒屋に行きました。店のドアを開けた瞬間は冷たい視線を感じたんですけど、最後は何と車で家まで送ってくれたんですよ。

ともさん:タクシーになってくれるっていうね。下田の人は一見ドライに見えますが、とても温かい人が多いです。私は、観光もおすすめしたいです。

おはるさん:ともちゃんは何と、アテンドができます!

ともさん:東京から来た友達をアテンドしているうちに、得意になりました。船、水族館、ロープウェイ、海、山、食、温泉など、下田は遊ぶ場所が本当に多いです。その中から利用者さんの要望に沿って、プランを作ることもできます。車があればベストだけど施設の立地がいいので、自転車に乗るだけでも十分楽しめます。

おはるさん:施設では、電動自転車の無料貸し出しも行なっています。

ともさん:数に限りがあるので、早めに確保しましょう(笑)。

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(ともさんに連れて行ってもらった、多々戸浜海水浴場)

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(浜辺でランチを食べました)

利用者と地域を繋いでいく

――最後に、今後のビジョンについて教えてください。

ともさん:利用者さんも増えてきたので、次のステージへという感じがしています。まずは、施設のクオリティの向上。必要なものや清掃などが行き届いていて、利用者さんにとって過ごしやすい場所にしていきたいです。あとは、仕事が生まれていくという仕組み作りですね。

おはるさん:施設内には、黒板に利用者さんの得意なことを書くというスペースを設けています。下田に来て、仕事が生まれたら素敵だなと思って。

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ともさん:それって利用者さんだけじゃなくて、下田にとってもいいことだよね。自分で東京から人を呼ぶって大変だけど、来てくれている方がいてその人たちと仕事ができるってコスト削減にもなるし、それで街の商店とか企業が今までよりよくなっていったら最高だと思います。その形をもっといっぱい作っていきたいです。

おはるさん:そうだね。この施設をきっかけに、街を盛り上げられたらいいよね。

ともさん:ここ2、3ヶ月で、急成長しているという実感もあります。それは、利用者さんのおかげ。利用者さんと共に作り上げていけたらなと思っています。

――本日は、ありがとうございました。

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今回は、LivingAnywhere Commons伊豆下田のコミュニティマネージャーのともさんとおはるさんに、取材をさせて頂きました。

前任の梅田さんの意志を引き継ぎながらも、お二人なりのコミュニティを作り上げていく姿を肌で感じることができました。お話でも出てきたように、そのコミュニティは利用者さんと共に作り上げていくもの。ということは、どんなコミュニティが出来るのかも利用者さん次第。そう考えると、とてもワクワクしますね。

伊豆下田に興味がある方はもちろん、そのコミュニティ作りに参加してみたいという方は、是非一度、伊豆下田の拠点を訪れてみてくださいね。

《ライター・南谷有美

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