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「あんな大人にはなりたくない」の世界が一変した。現役大学生・鈴木みなみさんが見た、“自分らしく”を叶えるコミュニティ

「自分らしくを、もっと自由に」をテーマに掲げているコミュニティ「LivingAnywhere Commons」。

今回は拠点のひとつである、福島県の名峰“磐梯山”のふもとにある、LivingAnywhere Commons会津磐梯で、自分らしく暮らす生き方を体現する鈴木みなみさんにインタビュー。現役大学生である彼女が会津磐梯にやってきた理由から、コミュニティ内での活動を通じて感じた変化など、お話を伺いました!

図書室と地下室のリノベーションを手がける、現役女子大生

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ーーまずは、みなみさんの現在の活動についてお教えください。

現在は、LivingAnywhere Commons会津磐梯(以下:LAC会津磐梯)の図書室の運営と、地下室のリノベーション作業に力を入れています。他に友人と一緒に社会問題に繋がるようなファッションブランドを作るべく、会社を立ち上げようと検討中です。

私は大学生なんですけど、今は休学をしていて。埼玉県にある実家から定期的にLACの会津磐梯の拠点に通っています。

LACに訪れたきっかけは「自分の心がワクワクしたから」

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ーーそもそも、LAC会津磐梯に来たきっかけはなんだったんでしょう?

大学の友人から「みなみ、こういうの好きじゃない?」とLACのイベントを教えてもらったことがきっかけです。

2019年7月からLACは本格的にメンバー募集を開始したんですけど、その前にLACの一般社団法人が定期的に開催している1週間程度のイベントがあったんです。

もともとバックパックをするほど旅が好きだったことと、持続可能な生き方に興味がありました。ちょうど休学したてだったのと、「自分が心からワクワクすることに正直に飛びついて活動したい!」という気持ちがあったので、思いきって参加したのが始まりですね。

ーー1週間のイベントではどんなことをしたんですか?

昼間は大人に混じってコワーキングスペースで作業をしていました。
夜は夕食を食べながら自分について話すショートプレゼン大会があって。社会人の方々のお話を聞いていました。最後の2〜3日間はリノベーション作業を行っていましたね。

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一般社団法人LivingAnywhereが開催したイベントでの写真

とにかく毎日がめちゃくちゃ楽しかったです!大学生だと社会人と関わる機会が少ないので、滞在期間中は新鮮でした。あと“新しい働き方”に挑戦しようとしている人ばかりだったので、ワクワクが止まらなかったです。

大人と子どもが分け隔てなく学び合える環境を作りたい

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みなみさんが手がけている図書館

ーー刺激的な1週間だったんですね!では、図書室のリノベーションを始めたきっけはなんだったんでしょうか?

図書室は1週間のイベントが終わった後に、「本が好き」とまわりに話していたら「図書室を作ってみたら?」と声をかけてもらったのがきっかけです。

「図書室作っていいの!?」とワクワクしたので一気に飛びつきましたね。リノベーションして、本を集めて、運営まで行っています。図書室のほか、現在では地下室のリノベーションも行っています。大人と子どもが分け隔てなく学び合える環境になればいいなと思っています。

LAC会津磐梯に来て「あんな大人にはなりたくない!」の世界が変わった

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ーー充実したLAC会津磐梯での滞在生活を過ごされているみなみさん。ここで生活して、どんな変化がありましたか?

モヤモヤから解放されましたね(笑)。

ーーどんなモヤモヤから解放されたんですか?

私、高校生のときから満員電車に乗るようになったんですけど、みんなイライラしているなと感じていたんです。毎日その雰囲気を味わっていたので、社会に出るとみんな心が狭くなるのかなと思っていて。「あんな大人にはなりたくない!」と本気で思っていたんですよ(笑)。

その影響で、大学を卒業して普通に一般企業に就職するのが嫌で。職種ではなく生き方にフォーカスを当てた働き方ができたらと考えていました。

ただ、いろんな社会人の方々の話を聞いても、実際に生活ベースで関わる人がいないとイメージが湧きにくいんですよね。そのため、モヤモヤが心の奥にずっとあり「キラキラした社会人はいないのかなあ」と考えて苦しくなっていました…。

だけど、LAC会津磐梯に来たら楽しそうな大人しかいなくてびっくり!ご自身の仕事に誇りを持って楽しそうに働いているので、「こんなにイキイキしている大人がいるんだ…!」と衝撃を受けました。

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LACの拠点はそれぞれ、キッチンやお風呂などの生活に必要な設備が完備されているので、一緒に生活できたことは本当に良かったですね。

そういった大人の方々を見ていると、今まで抱えていたモヤモヤが自然と解消されて。「私もみんなが心地いい環境を作れる大人になりたいなあ」と考えるようになりました。

と言うのも、皆さん自分を大切にしているんですよね。
自分のことをしっかり満たしてあげられることが大切なんだと、ここに来て気がつきました。自分を大切にして満たし終わって余ったエネルギーで、人の役に立てることをしたいなと感じられたのは大きな学びでしたね。

ーー大人を見る目がガラッと変わった体験だったんですね!他にどんな変化がありましたか?

性格も変わりました!

たとえば、図書室を作るとなったときに「企画書を出して」と言われたんですけど、最初はすぐに出せなかったんです。

今までは、論文など何事も完璧に仕上げてから提出することが多かったんですけど、ここでは完璧に仕上げるよりもスピードが求められるんです。見切り発車でもいいんだ、ということを教えてくれました。

「ちゃんとしなきゃ!」という性格だったので、不完成なままで前に進むのは怖かったですけど、皆で一緒に共創していく考え方が持てたのはよかったですね。

自分のパフォーマンスを見てもらって、人を笑顔にしたい

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ーーみなみさんを大きく変えたLACは、どんな魅力があると思いますか?

大人も子どもも関係なく「自分らしく、自由に」というコンセプトに惹かれた人たちが集まって、家族みたいな時間を自然と過ごせるのが魅力だと思います。

来る人もお客さんではなく、一緒にコミュニティを作る。みんながホストの立場になれるので、自分のやりたいことが実現できる一歩が踏み出せるのではないでしょうか?

ーーみなみさん自身、これからどんなことを実現させていくのでしょうか?

まずは今やっている地下室のリノベーションを成功させたいです。
私は今まで人の力を借りるのが下手だったんですけど、うまく他の人を巻き込んで一緒に作りたいですね。

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地下室をリノベーションするみなみさん

あとは、死ぬまでにやりたいことリストを作っているので、そのリストを一つ一つ達成させていきたいです。最終的には私のパフォーマンスを見てもらって、人を笑顔にできたら嬉しいですね。

【まとめ】
自分のやりたいことに真っ直ぐに挑戦するみなみさん。
アグレッシブに行動する彼女を見ながら、「私もいつまでもワクワクできる大人でありたいな!」と感じました。

仕事や将来に対してモヤモヤとしている方、ぜひLAC会津磐梯で視野を広げる体験をしてみませんか?

<ライター 田中さやか>


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