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今までの下田のイメージを一度忘れてきてほしい|LAC伊豆下田 新体制メンバーインタビュー
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今までの下田のイメージを一度忘れてきてほしい|LAC伊豆下田 新体制メンバーインタビュー

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場所やライフライン、仕事など、あらゆる制約に縛られることなく、好きな場所でやりたいことをしながら暮らす生き方「LivingAnywhere(リビングエニウェア)」。

そんな暮らしをユーザーと共に実践していくコミュニティ「LivingAnywhere Commons(以下、LAC)」で、長きに渡りユーザーから愛されている拠点があります。

それが今回取材させていただいた「LAC伊豆下田」。

静岡県の伊豆半島南東部に位置するLAC伊豆下田は、都心から電車で約3時間でアクセスできる拠点として人気があり、コンパクトななかにも、自然や居酒屋、カフェなどを楽しめるスポットがたくさんあります。

そんなLAC伊豆下田では、2022年4月から体制を新たに、コミュニティマネージャーの松橋樹さん、マネージャーの津留崎 鎮生さん、事務サポーターの前田 菜都美さんの3名体制で運営が開始となりました。

今回はそんなLAC伊豆下田拠点で、新しくコミュニティ運営を行うみなさんにお話を伺いました。

〈松橋 樹(まつはし たつき)〉
LAC伊豆下田コミュニティマネージャー。2020年12月、LAC伊豆下田でフリーランス合宿に参加したことからLACユーザーとなる。下田を中心にユーザーとしてたくさんの拠点を訪れるなかで、2022年4月よりLAC伊豆下田のコミュニティマネージャーとして抜擢される。
〈津留崎 鎮生(つるさき しずお)〉
LAC伊豆下田マネージャー。2017年に伊豆下田へ移住。移住後、LAC伊豆下田を運営していた初代コミュマネ梅田と出会い、のちにLAC伊豆下田のマネージャーとなる。マネージャーのほか、養蜂場の整備や耕作放棄地の開墾開拓、ライター業などを行う。
〈前田 菜都美(まえだ なつみ)〉
LAC伊豆下田事務サポーター。2016年、伊豆下田に地域おこし協力隊として訪れる。その後伊豆下田で結婚・出産をし、現在は伊豆下田に居住。移住後に知り合った津留崎 鎮生とのご縁のなかで、2022年4月よりLAC伊豆下田拠点のサポートスタッフとなる。

新体制でスタート!LAC伊豆下田拠点を支える3名とは?

▲左からつるさん、たつきさん、なつみさん

ーー新体制でのスタートおめでとうございます!まずはみなさんのプロフィールと、どんなお仕事をしているのか教えてください。

たつきさん:コミュニティマネージャー(以下、コミュマネ)をしているたつきです。元々はLACのユーザーで、4月からコミュマネをしています。

ここでの仕事は、「コミュニティとは何か?」を考えながら日々模索していくこと。

料理を作ったりコーヒーを淹れることが好きで、コミュマネ以外にも、フォトグラファーや教育系プロジェクトの立ち上げをしています。

つるさん:LAC伊豆下田、マネージャーのつるです。

LAC伊豆下田では、マネージャーとしてユーザーが快適に滞在できる施設の運営と、たつきくんのサポートをしています。

マネージャーの仕事以外では、伊豆下田にある養蜂場の整備や耕作放棄地の開墾開拓、Webマガジンコロカル(※1)でライター業などをしています。

なつみさん:私は、2人のサポートスタッフをしているなつみです。

ここでは主に予約管理をしていて、週に2日は拠点でみなさんのお出迎えもしています。

ーーみなさん色々な活動をされているんですね!みなさんはなぜ今回、LAC伊豆下田でお仕事をすることになったのですか?

たつきさん:僕は元々LACユーザーでした。

下田にきたきっかけは、2020年12月に開催されたフリーランス合宿。

当時の僕はまだ大学4年生で、右も左もわからないまま合宿に参加したんですが、とにかく熱意だけはありました。

それからLAC伊豆下田を拠点にし、南伊豆町での活動や伊豆での生活をするなかで徐々に「コミュニティとはなんだろう?コミュマネとはなんだろう?」と考えるようになったんです。

当時の僕はユーザーとして、ちょうどLACを利用する人たちの変化を感じていました。

LACはコミュニティをコンセプトにしている。だけど、必ずしもみんなが人との関わりを求めているわけではありません。

コミュニティにおいて、コミュマネはどうあるべきだろう?

そんなことを考えているなかで、初代コミュマネの梅田さんとお話しをする機会があり、素直な僕の気持ちを話しました。

その数日後、梅田さんとLACのスタッフさんが来て「コミュマネにならないか?」とオファーされました。

ーーそうなんですね!たつきさんはコミュマネになりたいという気持ちはあったんですか?

たつきさん:いやいや、まさか!ユーザーとして何かできることはないかとは思っていましたが、僕がコミュマネになるなんて考えていませんでした。

ーーつるさんやなつみさんもLACのユーザーだったのですか?

なつみさん:実は私、一度もLACを利用したことがないんです。

私は5年半前に地域おこし協力隊で下田にきて、その後この土地で結婚し子供を授かりました。

地域おこし協力隊の任期が終了し、これからも下田に関わりたいと思っていたなかで、マネージャーのつるさんから声をかけていただき、今回運営に携わることを決めました。

つるさん:僕は下田に移住してから、もう5年が経ちます。

下田で行われる黒船祭というお祭りで、初代コミュマネの梅田さんと出会い、その後長い期間を通してお互いを知っていくなかで、今回の新体制でのお話をいただきました。

梅田さんの人柄は知っていたし、梅田さんも僕のしてきたことを知っていたので、「そんな梅田さんがいうのなら」と引き受けました。

▲2020年にLAC伊豆下田で開催されたフリーランス合宿にて
▲カメラマンとしても活躍するたつきさん
▲LAC伊豆下田に訪れた人々と

誰にとっても居心地のいい場所を3人の得意でつくっていく

▲LAC伊豆下田の外観
▲交流がうまれるような工夫もいっぱい
▲実際に利用した方との意見交換ボード

ーー4月から新体制がスタートしましたが、みなさんはこのLAC伊豆下田をどんな場所にしていきたいですか?

たつきさん:僕は元々「コミュマネとはなんだろう?」ということをずっと考えていました。そんな今の僕の思うコミュマネとは、“心からただいまを言える場所をつくる人”。

LACはコミュニティをコンセプトにしているけれど、僕はそれって必ずしも「LACに来たらコミュニケーションをとろう!仲良くならないとだめですよ!」ということではないと思うんです。

集中して仕事をして、時々ふらっと下田の街に出たい人もいる。
それぞれが心地よく過ごせる場所を模索しながら、一人一人がふとしたときに帰りたくなる場所を作っていきたいです。

ーーなつみさんやつるさんはどうですか?

なつみさん:私はLACのユーザーではないので、他の拠点を利用したことがありません。それに、下田という土地に関しても、移住者でありながら居住者という多面的な関わり方をしています。

だからこそいい意味で、フラットにLAC伊豆下田をみることができる。
私はあえて、たつきくんのような「こうしたい」という気持ちを持たないようにしているんです。

その代わり、あらゆることに柔軟に対応しながら、私のできることで最大限サポートしようと決めています。

つるさん:僕はね、若い頃に小さなバーをやっていた経験があるんです。

そこではがっちりと仲の良いコミュニティができあがって、中に入ればすごく楽しい思いができた。でもコミュニティって、盛り上がりすぎると外の人は入りづらいんですよね。

コミュニティ作りに関しては、たつきくんが素晴らしい働きをしてくれています。
だからこそ僕の役割は、コミュニティを目的にきたわけじゃない人が「下田っていい街だな、また来たいな」と思えるように、施設自体の魅力をアップさせていくこと。

もう僕はこの土地に住んで5年たちますが、下田には魅力的な人がたくさんいます。そんな地域とこの施設をつなげるハブのような動きをしていきたいですね。

▲つるさんは最近わな猟師の免許もとったそうです

実は4月に出会ったばかり!コミュマネたつきさんの人物像とは?

▲たつきさんの淹れてくれるコーヒーは絶品

ーーみなさんの雰囲気をみていると、4月に新体制になったとは思えないほど、とてもバランスのいいチームに見えますね。元々新体制になる前から面識はあったのですか?

たつきさん:僕は4月に初めて2人とお会いしました。
この数ヶ月で思うのは、つるさんもなつみさんも、僕を年齢で判断せず、人としてみてくれているということ。

正直、この数ヶ月は解決したい課題がたくさんありました。
だからこそ、コミュニケーションはたくさんとってきたし、本音で言い合える関係を作ってくれる2人には本当に感謝しています。

僕は物忘れも多いし、締切があることも苦手です。でも、そんな僕を見守りながら、好きにやっていいよと言ってくれる。
僕は、2人がこうしてLACに関わると決めてくれたことに、日々感謝でいっぱいです。

ーーまだ4月に出会ったばかりということですが、なつみさんやつるさんから見たたつきさんはどんな人ですか?

つるさん:たつきくんは生粋のLACユーザーからコミュマネになっているから、とにかくLAC愛が強い人ですよね。

いつも拠点にいる彼をみていますが、コミュニティを作り出す力が本当に強い。コミュマネというポジションが適任ですよ。

なつみさん:私も彼は、コミュマネにぴったりの人だなと思ってみています。とにかくたつきくんは、人当たりがすごくいいんですよ。

なんていうか…人に対する垣根をまったく感じない。
人の懐に入るのも上手だし、自分の懐にも人をすんなり入れちゃうんです。

いつも見ていて感動するくらい、そこにいる人を一瞬でチームにしてしまうし、誰も寂しい気持ちにさせない人だと思います。

▲LACユーザーとボードゲーム会開催の様子

教育現場で子供から教えてもらった人との向き合い方

▲LAC伊豆下田の屋上から景色と共に

ーーたつきさんのコミュニティを作り出す力はどこで身についたのでしょう?昔から今のような性格だったんですか?

たつきさん:いや、むしろ僕は就活時代「自分が!自分が!」というところがあって、自分のことばかり考えている感じでした。
でも、そういう自分を思い出すと恥ずかしくて、今は反面教師として過去の経験を生かしています。

あとは僕、教員免許をもっていて、子供と関わる機会が多かったんですね。子供たちってすごいんですよ!誰に対しても垣根がないことが多い。

僕の今の在り方は、あの時の子供たちの純粋な姿や行動を参考にしている部分が大きいですね。

ーーコミュマネになって1ヶ月が経ちましたがいかがですか?

たつきさん:正直大変です。あぁもういやだと思うこともあります。でも、僕にはそれを聞いてくれる人がいる。それがものすごくありがたいし、つるさんにもなつみさんにも本当に感謝しています。

下田に来てみたいあなたへ!3名のおすすめの過ごし方を紹介

▲LAC伊豆下田のワークスペース
▲LAC伊豆下田のコミュニティスペース
▲無料の電動サイクルはとっても便利

ーーここからは「下田に来てみたい」と思った方にむけて、下田の魅力やおすすめの過ごし方を教えてください。

つるさん:下田って、とにかく小さくてコンパクトな街なんです。無料で使える拠点の電動自転車があれば、ほとんどのスポットに行けてしまう。

小さな街のなかに居酒屋・食堂・山・海などがあるので、仕事の合間の短い時間でかなりリフレッシュできると思います。

ーー下田移住歴5年のつるさんが考える「ここだけは行ってほしい!僕の推しスポットNo.1」はどこですか?

つるさん:朝の爪木崎(つめきざき)(※2)ですね。
電動自転車だと少し遠いんですが、ぞわっとするくらい美しい景色がみれて、僕は好きなんです。

ーー同じく下田移住歴5年のなつみさんはいかがですか?

なつみさん:下田って、多くの方が海のイメージしてこられると思うんです。でも、私は断然山歩き派。植物が好きで、緑を見ると癒されるんです。

私のおすすめのスポットは、そんな植物が綺麗な山なんですが、秘密の場所なので来た人にだけ教えたいと思います。笑

ーーたつきさんはいかがですか?

たつきさん:僕自身はユーザーの頃から、いろいろな方に街の案内をしまくってきました。だから、来てくれたユーザーさんを連れていきたいコースは山ほどあります。

でも、みんながみんなそれを求めている訳でもないと思うので、僕は来てくれた一人一人がここを楽しめるようにコミュニティをうまく活用していきたいですね。

LAC伊豆下田は、「下田ってコミュニティができていて楽しそう」とか、「下田はLAC初心者におすすめと言われたから」という理由で来る方が多いんです。でも僕はあえて、みなさんに今までのLAC伊豆下田のイメージを一度捨ててきてほしい。

どんな状況であっても、純粋に下田を楽しめる。それぞれが心地のいい場所をつくれるよう、僕は努力していきたいです。

▲仕事の合間に一歩外に出ると、海が広がるとても素敵な場所でした

ーー最後にLACユーザーにメッセージをお願いします。

つるさん:僕はね、リビングエニウェアができるって素晴らしいことだと思うんです。ユーザーさんにはいろんな場所に行きながら、その土地のいいところも悪いところも感じとって、自分の生き方を決めてほしい。

下田には知恵のある人がたくさんいます。ぜひそんな地域の人からも学ぶ姿勢を持ってもらえると、見える景色ももっと変わってくるのかなと思いますよ。

なつみさん:私はとにかく、ユーザーさんにはここで好きに過ごしてほしいですね。

滞在しに来てくれた人が街の人と関わりたいと思っても、そもそもこの施設自体が街に可愛がられていないとそれって難しいことだから、常日頃から私たちはここを地域にひらけたものにしながら、3人でお待ちしたいと思います。

たつきさん:とにかく一度、今までの下田のイメージを捨て、純粋に下田を楽しみにきてください!僕はコーヒーとご飯を用意して待っています!

(※1)コロカル:​​

(※2)爪木崎(つめきざき):

▼LAC伊豆下田

松橋 樹(まつはし たつき
津留崎 鎮生(つるさき しずお)
前田 菜都美(まえだ なつみ)

〈取材ライター:蓑口あずさ

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