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体験して納得できる運転リハビリを!

はじめまして
合同会社ラシエイドの代表しています作業療法士の岩佐英志と申します。
ブログは初めてですが、運転リハビリの支援がメインテーマとなりますが、作業療法士としての視点でいろいろ気づいたこと書かせて頂こうと思います。ご一読くだされば幸いです。
さて、このスライドについてお話しさせていただきます。
脳卒中を患う人は年間約29万人もいらっしゃいます。少なくないですよね。症候や障害のない人もいますが少し障がいを抱えた方約5万人です。自分らしい生活や仕事に復帰したいと希望される方も多くいます。確かに安全運転出来ることが絶対条件で、最終的には都道府県にある運転免許センターの臨時適性検査の結果と医師の診断書を総合的に、そしてそれぞれお一人おひとりに対応して免許の可否と条件をつけて判断されます。
この場面は、自動車教習所での福祉車両を使ったペーパードライバー講習です。
みんなが実際の車で運転能力を確認して、運転ができるか体験できるといいのですが、実際はそうではありません。自動車教習所との連携も進んできましたが、全国いたるところで病院と連携して運転能力の確認ができるところまでは至っていません。残念ながら…。
私は、縁があって2014に本田技研工業株式会社安全運転普及本部と一緒に立ち上げた「四国運転リハプロジェクト」のプロジェクトリーダーを仰せつかりました。そこで不便な現状を並べてもキリがなく、四国(私は徳島県)も自動車がなければかなり生活の幅が限られてしまいますし、生活できない地域もあります。設備の整った都市部のようにリハビリセンター身近にあるわけではありません。限られた資源の中でも出来ること、それは「車を動かさないでも、運転能力を確認できるといいのではないか」という事に行きつき「停止車両評価」という手法を開発するに至りました。本田技研の皆様と四国の運転リハに携わる作業療法士をはじめ医療関係者の方々に支えていただいたおかげです。でも、一番大事なのは運転リハビリの考え方です。ご本人のために体験を通じて納得していただくリハビリこそが大切!説得じゃなく納得をしていただくための考え方と手法をこれからお伝えさせていただきます。よろしくお願いします。

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