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美容師がヘアケアメーカーを立ち上げた理由3


Ryusuke Nishio
2020/11/08 20:15
前回からの続きです。

目次
勝手に使命感へ。
有名になりたい!がモチベーション
離職
勝手に使命感へ。
誰にやってくれと頼まれた訳でなく、僕は何故か一つに結びついた瞬間に、今まで忘れてた様なパワーが出た。
今まで、複数店舗出したが、それよりも気持ちが高揚してたように思う。
それまで、何故お店をださないとダメか、店舗展開しないとダメかが、明確でなかった様に思う。
恐らく、それは僕以外のオーナーさんでも出来るし、スタッフが増えると必然で、正直に店舗を展開していて、心の充実感は無かった。
こういうと語弊がうまれそうだか、
単純に面白くなかったのだ。

それが今は、もしかしたら誰もやった事のない挑戦で、シャンプー などの工場の事も、販売の事も、上代という言葉さえも知らない、手探りの毎日だけど、めちゃくちゃ楽しい。
サロンワークは、週6で行なっている。その中でやるから、半端ない労働時間になるが、ゲームをやってる時は、楽しくて疲れない様に、今まさにそんな感じぁ。
僕を駆り立ててるのは、恐らくこれが実現したら何かが変わる、もしかしたら労働ベースの業界を変えていけるキッカケかもしれない。

そういう期待だ。

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ここで一旦、掘り下がる。

元々、僕がどういう美容師になりたかったのか?

そういう話をしたいと思います。

有名になりたい!がモチベーション
僕自身、美容師なった瞬間に。とりあえず有名になりたかった。
誰かの特別な存在になりたかったし、
美容師の中でも特別になりたかった。
有名になれば、ヘアメイクも出来るし、雑誌にも出れる。仕事の幅も広がるという変な確信があり、

どうせやるなら、有名美容師になりたい!と思っていた。
もちろん、現場での客数と売上は増やす事が、第一で、その他にも外への発信が重要だと、何故か20歳くらいの時から、その感覚はあった。
とりあえず始めたのは、作品づくり
毎月10万くらい投資して、カメラマンを使い、
撮影をして、Bookをつくり、美容専門雑誌社に持ち込みしに、東京まで3ヶ月に1回は通った。
とんでもない金額を使った。
1ページもらうのに5年かかったが、
それ以降は定期的に仕事をもらえるようになった。


並行して、ヘアコンテストにも出て、南は九州、北は北海道まで、ヘアコンテストに足を運んで、3回に2回は、賞を貰えるようになった。パリや、アメリカにも勉強に行った。


それだけでは満足いかずに、
当時のブログが流行り始めた頃に、
Yahooブログを書き、そこからアメブロ、
Twitter、Facebook、Instagramもリリース日から開始した。
Instagramは、そのYahooブログからの方も多くフォロワーにいる。
Instagram

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その甲斐あってか、
認知は10年位かかったが、積み上がって、
お客様、スタッフも集める事ができ、
雑誌、ヘアメイク、セミナーなど多くの仕事をさせてもらい、
最初にかけた投資は、10年経って回収出来たと思う。

僕自身のベクトルは、
きっとこの認知をあげる。僕自身が有名になる。
って所から、
職場が変わり、30歳で独立しても、
卒業できてなかったと思う。

僕がどんな美容師になりたいか?っていう想いで

正常に走れるのは、きっと独立するまでで、

独立したら、経営者にならないといけない。

それは、現場をあがるとか、上がらないとか

そういう話で無くて、

マインドの問題。

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離職


独立してからも、有名になる、認知をあげるに徹底していた僕は、

サロンワークの傍、撮影や、セミナーを精力的におこなった。求人広告など一度も出さずに、

【憧れ】を武器に、人を集めて行った。

だけど、スタッフが長く続いて2年だった。

こういう風になりたいと思い、スタッフは入ってくるが、

一向になれない。

振り返ると、僕は、がむしゃらにやって、見て覚えろ。のスタンスだったと思う。

なり方をしっかり教えてあげれず、システム、カリキュラムすらグチャグチャで、なる道筋を引いてあげれてなかったし、

それをしっかりしてあげる事をめんどくさがり、

逃げていた。

結局は、経営者では無く、

ただ有名になりたいだけの、スタイリストのままだった。

有名になりたいと言うのは、限度が無い。

終わりの無いマラソンで、ずっとずっと続いていくし、

経営者として、どうして良いか?

ずっとずっとモヤモヤが残りながら、経営者として7年、

時間と体力だけを浪費していたように思う。

その事には薄々気づいてた。

けど売上は、ある程度上がるし、

生活するには問題がなかった。ただ、10年先は、見えなかったし、見ようとしなかった。

とりあえず、もっと有名な自分や、店。すごくなりたい。とよくわからない、漠然としたモノに、

モチベーションを無理上げ、

ここ2年くらいは、きっと自分自信を誤魔化すのと、

肯定させるのに、必死だったと思う。

そして、コロナが起きた。


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