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たくさんいる中から一歩抜け出すために必要なこと @saayoo345

おはようございます。7/31(水)、夏の折り返しをお伝えします。


昨日、私のタイムラインにたくさん上がっていたこちらの記事。

箕輪編集室というオンラインサロンに入っている私は、編集者 箕輪厚介さんが写ったこのサムネイルに目を奪われました。

「この箕輪さん、かっこいい…。」

この反応をしていたのは私だけではなく、写真へのコメントがずらり。見慣れているはずの箕輪さんと「何か」が違うこの1枚に、惹きつけられる人が多かったのでした。(そして記事もめちゃめちゃ面白かったです…!)

高架下のシルバーフェンス前。アンダーグラウンドな雰囲気の中、一見尖っていそうなのに、まとう空気はなぜかやたらクリーン。むしろ凛とした空気さえ感じる写真。

この記事の写真を撮っているのは、カメラマンのイナガキジュンヤさん。ラブソルでも、お仕事をご一緒させていただいている方です。

「一緒にお仕事をしている方々の魅力を私たちの言葉で伝えたい」そんな想いではじめたラブソル初のメディア(にしていきたい) 『 #羅針盤のつくりかた

その2回目としてイナガキさんに取材依頼をしていた日の朝にこの写真を見られたことは、もう何かの力を感じざるを得ません。(オーバーがすぎる)


アパレルブランドのお仕事をはじめ様々な撮影案件でご一緒しており、ラブソルとしてはもう結構長いお付き合いなのだそうですが、私はお会いするのが2回目。

記事のサムネイル用にプロのカメラマンをカメラマンみかさんが撮る、ということからインタビューは始まりました。

お仕事終わりということで、時刻は19時、もう日も暮れはじめた恵比寿ガーデンプレイスです。「さ、じゃぁ撮りに行きましょうか!」と歩きはじめたイナガキさんは、「あの光がいいですね!」とお目当の光に向かって迷わずスタスタ。

「この角度から一枚。」「この光を浴びて一枚。」「これが入るように少し角度を変えて…」「これも撮ってみましょうか!」

一体その目には何が写っているんだ!と突っ込みたくなるほどの速度で場所を変え、角度を変え。

頭の中に「どういう風に写るのか」という完成図が鮮やかにあるのだろうなぁ。

撮っているみかさん本人ですら、「何が起きてる!? すごくない!?」と自分が撮っている写真に驚きを隠せない様子。そして、とにかくすごく楽しそう。

感覚的なものが多い世界では、言葉にして教えることやそれを学んで自分のものにするってすごく難しいと思うんです。でも、見せることで多くを語らずとも伝えることって出来るんだ、そんな職人魂を感じる風景でした。

アドバイスがあって「じゃぁこうしてみよう」という受け手の打ち返しがあっての後に撮った一枚は全く違う。人が夢中になる瞬間をみました。

1〜2枚シャッターを押すたびに「見せて見せて!」と覗き込んでは、「わーっ素敵素敵!」と声があがる。そして、「じゃぁ次はあっち!」と続く。年上の方に失礼ですが本当に可愛らしく、こんなの楽しいが満ち溢れるに決まっているじゃないか…!と後ろで感じていた次第です。


試し撮りかな?と思ったら終了。とにかく撮影スピードが早い、被写体をイライラさせない、身構えさせない。


事前に聞いていた情報よりもはるかに早い(しかも今回は自分が撮られる側なのに)ことに、換えのレンズを持ってカメアシ(カメラアシスタント)みたいになっていた私がなぜかワタワタするくらいでした。

夢中な人たちは、背中がかっこいい


あらゆる場所で「人材不足」が叫ばれている昨今ですが、逆にいるところにはいすぎることってありますよね。

その言葉のまま「働きたいと思ってくれる人がいない」という場合はもちろん、「引く手数多になるような人材不足している」という意味で使われている場合もある。

約6万人近くいると言われているカメラマンの世界で、1日に何本もの撮影を掛け持ちし、それを毎日と言っていいほど繰り返しているのだそう。次から次へと仕事が舞い込むそのフリーのカメラマンは、それらの仕事が「楽しくて仕方がない」とニコニコするんです。

イナガキさんがたくさんいるカメラマンの中から選ばれている理由は、確かにありました。

だって、私はもうすでにイナガキさんに会いたいですもんね。心を奪うとは、まさに。


イナガキさん、貴重なお時間をありがとうございました。

速度はひとつの武器になる。
教えていただいたことを無駄にしないよう。普段は1週間ほど期日を設けている原稿ですが、意識してみようと思います。(言ってしまった、ドキドキ)

皆さまのお目にかかるまで、もう少々お待ちください。



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LABOUSSOLE

プランナー / コピーライター
柴田佐世子

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