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深く考えず、表面しか見ていなかった!書くことを始めたばかりの私が『書く仕事がしたい』を読んで学んだこと@nashiko12108204

おはようございます。ラブソルのなしこです。

今週は、ラブソルnoteテーマウィーク!
佐藤友美さん(以下:さとゆみさん)の新刊『書く仕事がしたい』を読んで感じたことを、メンバーがそれぞれ綴っていきます。

私はラブソルに2ヶ月前にジョインしました。そこから週に一度、ラブソルnoteを書いています。現在、必死に書くことに向き合っている修行中の身です。
そんな私に、ラブソル代表のゆかさんが「さとゆみさんの新刊がなしこにぴったりだから、読んでみて!」とおすすめをしてくれました。
実際に『書く仕事がしたい』を読んで、「私は何事も深く考えず、表面しか見ていない」ということを改めて実感しました。

さとゆみさんにもそういう時代が!当事者意識を持って考えれば自分も変われるかも!

先日、ラブソルでさとゆみさんのオフィシャルサイトを制作させていただきました。

サイトのトップページに毎週新しい記事や連載が更新されているのを見ると、さとゆみさんがライターやコラムニストとしていかに活躍されているか、一目でわかります。

私は、こんな風に活躍する人は、最初から秀でたものがあったのだと思っていました。もう、持って生まれたものからして違うんだろうな、と。

しかし、本を読んでいくと決して順風満帆だったわけではないことがわかります。
初めて就いた職では、自分の頭で考えずに、言われたことをただただそのままやっていたという経験があったんだそうです。
気がついたら、同期たちはどんどん活躍しているのに、自分はそうではない。自分で考えることをして来なかったさとゆみさんは、考えて動いてきた同期たちとの埋めがたい「差」を感じて、焦ったそうです。

今の私の状況と似ている!とハッとしました。

今まで一般企業で働いてきて、それなりに経験を積んできたつもりだった。自分のことを、自分では30代の、一人前の社会人だと思っていたんです。しかし、ラブソルにジョインしてみたら、まるで赤子のように何もできないんです。ちょっとしたことでも、自分がいかに何も考えていないのかを思い知らされ、正直、驚いています。

たとえば、ノベルティ事業部でお問い合わせをいただいた時。私はお客さまに聞かれたことに対してそのまま、「その仕様だといくらです。」と答えていました。お客さまからのお問い合わせに対して、聞かれたことに答えているのだから、十分だと思いませんか?
しかし、ラブソルメンバーは、私と対応が全然違うのです。

「この方は、なぜこの質問をしてきたのか?」「そもそもこの方は、どこの誰なのか?」
まず、”問い”から入るのです。

公式サイトのお問い合わせフォームに入力された限られた情報の中から、できる限りのことを調べていくのです。

ものづくりには、どうしても予算や納期などの制約がありますから、いつでもお客さまのご要望に完全に答えることができるとは限りません。実際、この問い合わせは難しいな、と感じることもしばしば。
それでもラブソルからの返答はいつだって、「この仕様だと予算的にも難しいと思うので、こういうやり方ならご要望に近いものができるしれない」という形で、プラスαの提案や気遣いがあるのです。

私は、私なりにいつだって「考えたつもり」だったんです。
あ、ノートを作りたいならこの業者さんで見積もりとってみればいいな、ポーチならこうだな。あーそのロット数だとそもそも無理だな。さて、返信メール作らなくちゃ。

今思うと、私のこの一連の流れは、単なる「作業」にすぎないんですよね。
そこには、わざわざラブソルにお問い合わせくださったお客さまへの思いもなく、なぜ、ノベルティを作りたいのか、本当に解決したいことは何か、といった問いもなかったんです。
お客さまのことを知ろうとしない私に、お客さまの困りごとを理解することができるはずもなく…。「自分ごと」に全然できていなかったことに、気がつきました。

さとゆみさんの20代の頃の話を読んで、優秀で、お仕事が途切れない人も、最初からそうだったわけではないことを知りました。むしろ、上手くいったことよりも、上手くいかなかった経験からこそ、人は学べるのかもしれません。
さとゆみさんも、思考停止していた時間を悔いたからこそ、次の職と定めたライターのお仕事では、相当頭を使って、できることを考えて行動されていったそうです。

今は何もできていないと感じる私も、変われるかもしれない。そんな希望を持ちました。

私は、「原稿」が書けていなかった。

これまで、書くことは苦手だと思っていました。学生時代の作文も嫌いだったし、自分でブログを書くとか、考えたこともありません。苦手だから、なるべく避けることの一つが私にとっての「書く」ことでした。

しかし、ラブソルでは書くことをめちゃめちゃ求められます。この公式noteの記事は週に一回回ってきますし、メンバーはこれ以外にも公式サイトの記事を書いたり、運営しているコミュニティの活動を報告するメルマガを書いたり…。
とにかく、書きまくっている印象があります。

当然私も、書かざるを得なくなりました。実際に記事を書いてみると、あんなに避けてきた「書く」ことが、嫌じゃないことに気がつきました!
今ではむしろ、「書けるようになったらもっと楽しいだろうな〜!」とさえ思っています。

なぜかというと、書くことで自分の思いが整理される感覚があり、気持ちがよいのです。頭の中にふんわりとあって、上手く外に出せなかった部分が、書くという行為によって、言葉になり、伝わっていく。スッキリして、はっきりして、気持ちがいい。実際に経験してみることで、苦手だと思っていた「書くこと」を楽しめたというのは、とても新鮮で単純に嬉しかったです。

しかし、書き続けていくうち、私は壁にぶつかることとなりました。

まだまだ修行中の身である私は、書いたものに対して代表のゆかさんにチェックをしてもらっています。
フィードバックの際に、ひたすらに指摘されているのが「これは、誰に向けて書いているのか?」ということ。

何かを書くとき、誰に向けて書くのか。正直そんなこと、考えたこともなく…、私は、何も答えられませんでした…。

さとゆみさんの本の中に、ライターのお仕事として、4つのことが挙げられています。

①依頼を受ける
②取材をする
③原稿をつくる
④納品する

この中の「③原稿をつくる」というところの以下の文章が、私の心に深く響きました。

原稿は「公開を前提としている」ことです。
(中略)
読者に対して「どんな情報を、どんな方法で」届ければ有益になるかを考えて書いた文章が「原稿」になります。
ですから、取材した内容を何の工夫もなく並べたものは、ただの文章であって「原稿」ではありません。

ああ、私が書いていたものは、「原稿」になっていなかったんだな。記事を書く時、書くこと自体が目的となり、届ける先を全く考えていなかったから。

そこで初めて誰に向けて書くのかということを意識したのです。

目の前のことしか考えられておらず、考えが足りていない自分。手段と目的の区別すら、ついていませんでした。

今回私は、社内のフィードバックや、さとゆみさんの本を通して、ビジネスパーソンとして大事なことに気がつけたと感じています。

さとゆみさんからの贈り物のように感じた言葉が、本の中にありました。

人は、自分で気づいたことしか、できるようになりません。

この言葉、本当にその通りだと思いました。
フィードバックをもらう時、その場ですぐに理解できることは、自分が意識をして変えていけている。
しかし、自分の中で、明確に「このことだ」と分かっていないものに関しては、実践のしようがないんです。これまでは、「何で実践出来ないのだろう」と思うばかりでした。
私は、私自身で「気づいて」いかなければ、変わりようがない。

そのためには、きっと、書いて、書いていくしかないんだと思います。せっかく業務の中にその環境があるのだから、決められた期日の中で、その時のベストを出せるように、考え抜いて書き続けていきます。

『書く仕事がしたい』は、書くときだけではなく、仕事をしていく上でも大切なことことが書かれていると感じました。
物事の表面を捉えるのではなく、もっと1つのことに対して深く考えていく訓練をしていく! そのために、目の前のお仕事を「自分ごと」にしていく。
私が、この本を読んで心に決めたことです。

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