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ワクワクが止まらない嵐の帰り道! 櫻田潤さんのワークショップに参加して企画が立てたくて仕方なくなった話@kobamegu0623

先日、表参道にある青山ブックセンターで行われたインフォグラフィック・デザイナーの櫻田潤さんのトークイベントに参加してきました。

ラブソルのノベルティ・オリジナルグッズ制作事業部でプランナーをしている小林です。

弊社代表のゆかさんが運営サポートをしていたこともあり、せっかくだからと参加することに。

正直、「インフォグラフィック」ということは、デザインの話がメインなのでは? と思っていたので、デザイナーでもない自分に関係あるのかは疑問でした。

しかも、当日は大雨に加えて、強風。そもそも、申し込んでくれた人すら来られないんじゃ…?  と心配になるレベル。

しかし、蓋を開けてみると、会場にはたくさんの人が詰めかけ、なんなら前から座席が埋まるという熱気。
関係ないかもと思っていた私も、終了後には「できるかもしれない! 」という期待を持つことができた、そんな心踊るイベントでした…! 

書店を歩き回るワークショップ! 企画のコツは、異なる視点の組み合わせ

トークイベントの前半は、櫻田さんがこれまでに制作したインフォグラフィックを例に出しながら、「インフォグラフィックとは何か」や、制作過程について説明してくれました。

名刺やパンフレットとはどこが違うのか、などをわかりやすく説明してくださり、思わず首をブンブン縦にふるほど。

櫻田さんご自身がインフォグラフィックの企画を考える際に大事にしていることについてお話してくれた時には、ワクワク、ウズウズする状態に。そして、ついに後半のワークショップが始まりました。

このワークショップでは、書店という空間を使って歩き回りながら企画の題材を考えましょうというもの。
自分の頭だけで考えるものだと思っていた「企画」を、店内にある膨大な本たちを参照しながら探していくのです。

この時、櫻田さんからキーワードが示されました。それは、「4つの視点の組み合わせ」。

4つの視点とは、旬のニュースなどの「時事性」、ハウツーや解説、TIPSなどの「役立ち系」、他の人が調べなさそうな「マニアック性」、社会意義があるかどうかの「社会性」

こちらのワークショップでは、「社会性」と自分の興味関心を組み合わせてみましょう、というのが課題でした。

自分の興味関心のある分野を社会性と組み合わせる。それによって、その分野を好きな人以外にも届ける。
これ、コンテンツをつくる時にめちゃくちゃ役立つ考え方ですよね…! 

この時、私は過去の話を思い出していました。

前職ではニッチな商品を取り扱っており、一定のファンはいたものの、新規顧客の獲得に苦労をしていました。コンテンツが、どうしても既存顧客向けのものになりがちだったからだと思います。

この考え方があれば、新規顧客の集客ができるような企画を自ら考えられたのではないかなと、ふと頭をよぎりました。

この時点で、「インフォグラフィック」とはデザイナーのためだけではないということが、腑に落ちました。 
前半に軽く解説してもらったインフォグラフィックの制作過程には、企画を考えたり、情報を発信するにあたって大切なものが詰まっていたのです。

企画が思いつかない? いやいや、自分の興味関心×社会性を組み合わせたら、生み出し放題だった

さて、私ならどんな企画を生み出すことができるのか? 青山ブックセンターさんを巡りながら考えてみました。

そして、自分の興味関心を考えてみた結果、行き着いたコーナーはこちら。

大好きなお酒の本のコーナーです。

このコーナーの本をめくりながら、自分の興味関心と社会性をどう組み合わせて、どんな企画の切り口を生み出すことができるのかを、ざっと洗い出してみました。

・アルコール飲酒開始年齢×政治
・ワインの生産量×気候変動
・ワインの消費量×宗教
・オーガニック製品の生産量×食文化(ヴィーガンなど)
・サステナブルな原材料を使った酒類×世界のサステナブル事情
・ビールのラベル×社会情勢

ここで気付いたことは、自分の好き=マニアック性だけでは、関心のある人しか見にこない。社会性を足すことで、他の分野の人が関心を寄せてくれる可能性が高くなる。だから、コンテンツとしての間口が広くなるんですね。

面白い…! これなら無限に企画が立てられる気がします。
この方法は、今の仕事にもすぐに生かすことができます。

私は、ノベルティ・オリジナルグッズに関する記事を執筆することがあります。
記事の切り口を考えることに苦戦することが多いですが、なぜ苦戦するのか? と考えてみると、闇雲に「どんな記事がいいかな?」と考えているだけだったから。

櫻田さんに教わったのは、4つの視点のような「考える指針」を持つこと。これを応用すれば、無限にテーマが生み出せる気がしたのです。

実は、参加する前から代表のゆかさんに「櫻田さんのワークショップはとにかくすごいよ!  」と言われていましたが、想像をはるかに超えて素晴らしかった…!

櫻田さんのワークショップのすごいところは、「自分にもできるかもしれない」と体感させてくれること。
一見、難しいのかな? と思うようなことにもとっかかりを与えてくれてワクワクするし、すぐに行動したくなったんです

当日は大雨と強い風で帰り道大変でしたが、先ほどの4つのキーワードの組み合わせのことで頭がいっぱいで、びしょ濡れでも心は晴れやかでした。

企画をインフォグラフィックに落とし込んでいく方法については、櫻田潤さんの著書の『インフォグラフィック制作ガイド「関係」を可視化する情報デザインの手引き』にしっかりと書いてありますので、ぜひ読んでみてください! 

私も「自分にしかつくれない企画」を生み出せるように、もっともっと読み込んでいきます。

小林 恵美▶︎SNS...X

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