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フリーランスから正社員へ。堀基晴が選んだ、ラブソルという「居場所」 #羅針盤のつくりかた

ラブソルのアライアンス(業務委託)メンバーとして、主に動画制作を担っていた堀基晴。
実は、このインタビューシリーズ企画「羅針盤のつくりかた」に登場するのは二度目です。二年半前のインタビューでは、主軸となっている動画制作への意欲的な姿勢や「いつまでもつくり手でありたい」という想いを語ってくれました。

そんな堀くんは活躍の場を広げ、2024年3月、ついに社員としてラブソルに参画することに。

自らの羅針盤を更新し、新たなステージへと踏み込んだ素直な気持ち、そして、前回のインタビューからの変化もたくさん話してもらいました。

堀 基晴(ほり・もとはる)/動画クリエイター・WEBディレクター

大学時代はオンラインサロンでの活動や移住体験など、興味があることにフットワーク軽く挑戦する学生だった。「早く社会人になりたい」という想いが強くなり、休学の末中退。フリーランスの動画編集者として活動する傍ら、慶應義塾大学の通信課程に入学。ラブソルに正社員としてジョインした2024年3月も、在学中。自分で認識している欠点は、飽き性。パンダと犬が好き。

8年間のフリーランス期間を経て、ラブソルの社員へ

ーーこの春から、ラブソルの正社員になりましたね。それまではどんな仕事をしていたのでしょう?

まず、ラブソルではずっと業務委託として、動画制作をはじめとするクリエイティブな仕事に関わらせてもらっていました。フリーランスの仕事の方でも動画制作をしたり、縁あってスタジオ運営に携わったり。スタジオは立ち上げから予約対応、日々の運営までやっていましたね。

ーーそこからどんな変化があって、ラブソルに正社員としてジョインすることになったのか気になります。

僕、今年で28歳になるんです。30歳が迫る中で漠然とした不安もありましたし、フリーランスとして一部の仕事に関わるのではなく、色んな業務に1から関わりたい気持ちも強くなってきて。

ーーフリーランスの場合、プロジェクトの一部を担うケースが多いですよね。

そうなんです。動画制作なら、動画を納品すれば僕の業務は完了する。でもこれからは、案件をいただく経験、クライアントさんに成果物を届けてプロジェクトを完遂させるまでの工程にもっと携わりたい。それが今後のキャリアにもプラスに働くと思っていました。

それにラブソルは、僕のようなフリーランスの「成長」にも配慮してくれる。業務の中で「これからどうしていきたい?」という問いかけがあったり、月次で振り返りの機会もある。自分だけだったら業務に追われて、そのまま時が経っていたと思うんですけど、ここでは今後の自分を考える機会がすごく多かった。

ーーそこまで関わってくれる会社って、なかなかないですよね。

ありがたいですよね。新たなジャンルに挑戦できる上に、クリエイティブな仕事に関われるラブソルのような会社はなかなかないと思って。これまでの恩返しというと大袈裟かもしれないけど、そういう前向きな気持ちがあります。

「やってみない?」の一言から、サイト制作に挑戦

ーー前回のインタビューからラブソルにジョインするまでの二年半の間に、どんな変化がありましたか?

動画案件に関しては、クライアントさんと直接やりとりする機会が増えました。それにともなって、仕事のやり方も変わってきています。

ーー変化した部分は、どんなところですか?

動画制作だけに関わっていた時なら、動画のクオリティに注力するのみでしたが、現在は案件全体でものごとを捉えて「どうすればより満足していただけるか」を考えるようになって。

制作の途中経過もしっかりコミュニケーションをとって、クライアントさんに安心してもらうことを意識するようになってきましたね。もちろんまだまだ、アドバイスをいただきながらですけど。

ーーディレクターの役割が多くなってきたんですね。ちなみに、他にはどんな変化がありましたか。

サイト制作に携わるようにもなりました。二年半前のインタビューの時はほぼ触れていなかった領域なんですが、ある時、当時の社員でデザイナーのでらみ(小野寺 美穂)さんから「サイトのコーディング、やってみない?」と、とある案件で声をかけてもらったんです。それがきっかけで、本格的に学ぼう、と。

実は大学生の頃、オンライン学習サービスを使ってHTMLとCSSの基礎は学んでいたんですよ。でらみさんから声をかけてもらったあとも、2カ月ほど、ほぼ毎日1〜2時間くらいかけて復習して、サイト制作ができるようなコードはおさえました。

ーーそうだったんですね! 学習して覚えるスピード、早いですよね。

そうなのかな(笑)。「案件が始まる」といった具体的な期日があると、けっこう動けるのかもしれません。その後、スタジオ運営でもお世話になっていた児島大さんにもサポートいただいて。

ーー児島さんはコーダーとして、何度もラブソルとお仕事をしていますよね。

はい。その時ちょうどラブソルで依頼している案件があって、代表のゆかさんからレクチャーを依頼してくれたんです。もちろん、学習のための費用を負担してくれて。今はノーコードツールを使ったサイト制作が多いんですが、その基盤には当時のコーディングの知識、児島さんからのレクチャーが活きていると思います。

ーー改めて、色んな変化というか、成長があったんですね。

ラブソルでは、本当に色々やらせてもらいましたね。必要とされるスキルがあるたびに一つひとつ習得していって…。でも、ラブソルでの数年間を通して、求められるスキルや知識を徐々に広げていくこのやり方が、自分には合っているのかもしれないと気づき始めました。

チームで学び、成長するチャンスに恵まれて

ーーサイト制作のスキルを高めるために、昨年、ウェブ制作会社・株式会社ベイジさんの講座を受けていましたよね?

そうですね。児島さんのレクチャーや独学を経て、その後サイトを制作していく中で、もっと学びたいことが出てきて。それっぽい見た目にするだけではなく、クライアントさんの意図や要望から最適な設計をする。そのためには何を考え、どこを深掘りして構成すればいいのか。サイトを作る上での基本的な考え方を身につけようと思いました。

そんな時にSNSで見つけたのが、ベイジさんの『戦略的ウェブ制作講座』だったんです。見てみると、まさに自分が求めている内容でした。

ーー「採用広報サイト編」「BtoBサイト編」「プロジェクト管理」「組織づくり」など、サイト制作に関わる全てが詰まっている講座ですよね。

そうなんです。それに、この講座はグループでの参加が必須条件。フリーランスの自分一人では、そもそも受講できないんです。そこで、ラブソルのメンバーに相談しました。「この講座で得た学びを、今後のラブソルでのサイト制作にどう活かせるか」を何度も話し合って、参加への理解を得られました。

ーー講座の内容はどうでしたか?

期待以上でした。サイト制作に必要な知識を体系的に学べただけでなく、チームでの共同作業を通して、視野が大きく広がったんです。講座の課題でメンバーとディスカッションする機会があったんですが、僕はコーディング寄りの視点で、他のメンバーはデザインやコンテンツ寄りの視点と、様々な意見が飛び交っていて。

ーー話し合うことで、新たな発見が。

ですね、自分にはなかった気づきを得られたりして。今まで、メンバー同士でそこまで深く意見交換をしたことがなかったので、すごく新鮮でした。一人ひとりの役割を理解して協働するイメージも、ここで得られた気がします。

そして、何より嬉しかったのは、メンバー間に共通言語ができたこと。以前は、独自に得た知識をベースにサイト制作をしていたので、考え方も進め方も人それぞれ。今回、同じ講座で学んだことで土台が揃った感覚がありました。

コーチングで気づいた「強み」を武器に、最良のパフォーマンスを目指す

ーーラブソルでは社員もアライアンスメンバーも、福利厚生のコーチングを毎月受けていますよね。堀くんはどんなことを話しているのでしょうか?

オンライン「才能診断」ツール・ストレングスファインダー®︎の認定コーチ、株式会社といろ・齋藤綾治(りょうじ)さんのセッションを、2022年の6月から受けています。僕がテーマとしているもののひとつが「個人の売上アップ」。他は、その時々の悩みや課題について話しています。

先ほどのベイジの講座がスキルアップに直結するものだとすれば、コーチングは自分の内面と向き合う時間ですね。

ーー自分の羅針盤を見つめ直す機会なのかもしれないですね。コーチングを通して、どんな発見がありましたか?

ストレングスファインダー®︎の結果を見て、「原点思考」や「内省」が上位に来ていたことに驚きました。自分では意識していなかったのですが、物事の本質を捉えたり、自分自身と向き合ったりする力が強いんだな、と。

一方で、「考えすぎるあまり、行動に移せなくなることがある」というアドバイスもいただきました(笑)。

ーーなるほど。一度、深みにはまってしまうと…。

なかなか抜け出せなくなるということに、コーチングを通してようやく気づきました。
ただ僕は「戦略性」も上位にあるので、じっくり考えた上で戦略を立て、行動に移していく。そういう思考回路も持っているらしいんですよね。

ということは、考えることと行動することをバランス良く回していけば、理想的なパフォーマンスが発揮できるんだな、と。逆に考えが停滞したと感じたら、意識して行動モードに切り替えたり、思考から一旦離れたり。そういう身の処し方を、コーチングで学ばせてもらいました。

「恩返し」をしながら、みんなで豊かになっていく

ーー改めてですが、ラブソルのいいところってどんなところだと思いますか?

やはり社員であろうとフリーランスであろうと関係なく、成長の機会を提供してくれるところでしょうか

先ほど話した講座の件もそうですが、学びたいという意欲、それをどう結果に繋げるかが明確になれば、惜しみなくバックアップしてくれる。仕事のジャンルも幅広いので、新しいスキルを身につけるチャンスが多いのも、ありがたいですよね。

あとは、犬(笑)。犬の存在は大きいです。

ーー2022年の2月に豆柴のソルが来て、その後、柴チワのルナが来て…オフィスがとても賑やかですよね!

ですね。実家で犬を飼っていたこともあるから、ソルとルナの散歩をたまに任せてもらうんですが、それも癒しの時間です。犬の話題でメンバーとのコミュニケーションも増え、プライベートの会話も活発になっていった感覚があります。

ーーみんなの癒しですよね!

今はもう、犬がいなかった日々が考えられないくらいです(笑)。

ーーもはや、心の支えになっているんですね。では最後に、今後の目標を教えてください。

僕が迷いながらもフリーランスを続けられたのは、ラブソルがあったからだと思います。これまで色んな挑戦ができましたし、本当に…助けられてばっかりだったんですよね。

これからはその恩返しをしたいです。会社の売り上げにも貢献して、ラブソルのみんなで豊かになっていきたい。

そう考えると、僕ひとりでいっぱいいっぱいになっている時期は終わりだなと。仕事は一人でやるものじゃないので。みんなで豊かになるために、今度は僕が他のメンバーに何かを教えたり、共有できたりする存在になっていければと思います。そのためには何か…覚悟のようなものが、もっと必要なのかなとも考えています。

ーー覚悟を持つ。そういう未来がそろそろ来るのか、作るのか。

たぶん、自分で動くしかないというか、待っていちゃダメですよね。仕事を通してその未来を、自ら作っていくんだと思います。

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取材・執筆:松本 紋芽
編集:柴山 由香
撮影:池田 実加
バナー制作:小野寺 美穂

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