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緊急現場に遭遇する女

私は複業ライターをしています。元保育士で福祉現場で働いていたことはありますが、特に看護師など医療係の資格は持っていません。
でもなぜか……事故現場など緊急な場面に遭遇し、救急車を呼んだのは7回、警察を呼んだのは10回ほど。家族からは「緊急現場に遭遇女」と呼ばれています。
本日は、緊急連絡をした状況と対応について書き記したいと思います。

緊急事態発生!電話は何番?

緊急時の連絡先、覚えていますか?

事故や事件は110番
火事や救急は119番
海上の事故は118番

実際に電話をかけたことがないって方もいらっしゃいますが、私は緊急電話をかけたことが何度もあります。

救急車を呼んだ回数:7回
救急車に乗った回数:4回(うち3回は当事者)
警察を呼んだ回数:10回(うち4回は当事者)

特に危ない所にいたわけでもなく、普通にお散歩や買い物に出かけて、その現場に遭遇しました。自分の事故や体調不良などをのぞいても、緊急連絡をした回数は多い方だと思います。

次に、これまでに遭遇した印象に残っている緊急現場について記します。

画像:unsplash.com 救急・緊急

頭から流血のおじさま

車に乗って図書館へ向かう途中のこと。
助手席に乗っていた私は、なんとなく道沿いのお店を眺めていました。
そうしたら、お店の駐車場で倒れているおじさまを発見!
運転していた元夫に道路脇に車を止めるよう指示し、そのおじさまの元へかけよりました。

倒れていたおじさまは頭から血を流していて、その隣に若い男性とバイクが止まっていました。
「もしやバイクにひかれた?」と思い、そばにいた男性に確認。
近くに住んでて出かけるためバイクを取りにきたら、すでに倒れていたとのこと。

すぐに携帯で119番に電話をかけながら、おじさまに呼びかけ意識と脈を確認。
にぶいながらも反応があったので、お名前を聞き出しおじさまにお断りして胸ポケットの手帳を拝見。
手帳に入っていた運転免許証で名前と住所・年齢などを確認し、大まかな現在地もあわせて電話口の方へお伝えしました。

救急車が来るまでの間、できることはないかお聞きし止血をすることに。
オロオロしている元夫に同乗していた我が子を見てもらい、そばにいた若い男性に「お店から清潔なペーパーをもらってきて!」と指示。
待っている間に、子どものひざ掛け毛布をくるっとまるめておじさまの頭の下に敷き、どうして倒れたのかを聞いたり、救急車を呼んだから大丈夫などとお伝えしました。

お店の方が持ってきたペーパーで、頭部の傷口を直接圧迫して止血。
洗面器に手洗い用のお水もいただき、顔の周りの血液を軽く拭いたところで救急車と警察が到着。無事に救急隊員に引き渡すことができました。
おじさまを見送った後、緊張がとけてふわふわした感じの私。
その日のお出かけは中止して自宅に戻りました。

後日、元看護師の母にそのことを話したら、「血液から感染することもあるから、止血する時はビニール袋などで手を保護するように」と言われました。
なかなか出血現場には遭遇しないと思いますが、血は素手でさわらないこと。
覚えておきたいと思います。

画像:unsplash.com 救急車

ひったくりで転倒のおばあさま

本土に住んでいた時のこと。その日は自営の仕事をオフにして、駅前に買い物に行く予定でした。
車で走り出してすぐ、住宅街の裏通りに倒れている方が!
路肩に車を止め近づくと、70代位のおばあさまが仰向けでぼーっとしていました。

認知症の方かと思いつつ…どうしたのか尋ねると、たどたどしい言葉で「バイクが走ってきてカバンをひったくられた。はずみで倒れて動けなくなった。」
驚いて倒れたけれどケガはなさそうだったので、私の車の後部座席に座ってもらい警察に連絡。そのうちご近所さんも集まってきて、おばあさまの知り合いの方が息子さんに連絡してくれました。

警察やご近所さんには、最初、私がおばあさまを車でひいたのかと疑われました。
通りがかりに発見したことを伝え、おばあさまも気持ちを取り戻して状況を説明してくれたので、到着した息子さんに引き継ぎ、その場を離れることに。

息子さんに「お礼を〜」と言われましたが「名乗るほどのものではありません」で立ち去り(カッコイイ?)でも、自治会が同じご近所さんが「助けたのはあの人だよ」って教えたらしく、後日フルーツ盛り合わせをいただいちゃいました。

大きなケガはなくて幸いでしたが、お年寄りを狙うひったくり犯、許すまじ。

画像:unsplash.com バイク

自転車に挟まれた幼児

子どもの学校へ行く用事があって、末娘をベビーカーに乗せ上の子と3人で歩いていました。その先に自転車が止まっていて、電話をしながらしゃがんでいる女性と幼児チェアで泣いている子どもを発見。

ただならぬ気配を感じ早足で近づいてみると、倒れてゆがんだと思われる自転車のホイールに、お子さんの右足がすっぽりはまっています。
自転車の車輪を母親が手で広げようとしていますが、これはきっと人の力では外せない硬さ。
手伝いが必要だと思った私は、自転車のそばにベビーカーをとめてロックをし、上の子に持ち手をつかんで待っているように伝えました。

パニックになって家族に電話をする母親に声をかけ、まず救急車を呼ぶようにうながしました。
そして幼児が背負っていたリュックを外して身軽にし、自転車を支えながら「大丈夫。ちょっと痛いけどすぐに助けるから待っててね」と優しく話しかけました。
近くにいた小学生にも声をかけ、誰か近くにいる大人を呼んでくるように頼み、動揺している母親のスマホへ向かって状況説明をサポート。

画像:unsplash.com 自転車に乗る親子


数分後、父親と思われる方が車でやってきて歩道に乗り上げ、パニック状態。
母親と同じく子どもの足がはまっている部分を手で広げようとしています。
父親に救急車を呼んだので落ち着くように声をかけ、救助のジャマにならない位置に車を移動してもらいました。

10分弱で到着した救急隊員が状況を把握すると、保護者に確認をとり大きなペンチでバチンッと自転車のホイールをカット。幼児さんの足はするっと抜けました。
自転車が転倒した際、頭を打ち手足にすり傷なども見られたので、母親と幼児さんは救急車へ。
私はそばで待たせていた自分の子ども達を連れて、学校での用事を終えることができたのでした。

自分の子どもが同じような状況だったら、私もパニックになったかもしれません。
自転車に子どもを乗せる時は、ヘルメットで頭部を守る
そして、自分の手に負えないと思ったら助けを呼ぶ
それだけは忘れずにいようと思います。

最後に

緊急時の連絡先。覚えているようでいざという時出てこない方も多いようです。
シングルマザーの私は、日頃から何かあったらここにかけるようと、子ども達のスマホにも緊急連絡先を登録し、室内の見やすい位置に連絡先一覧表を貼っています。
また、福祉施設で働いていた時は、定期的に避難訓練を行い、消防署で救急救命の訓練も受けていました。そのおかげで、緊急時も冷静に対応することができたかもしれません。
私のように普段の生活圏内で緊急事態に遭遇する方は稀だと思いますが、いざという時も慌てず騒がず落ち着いて、110や119に連絡できますように。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀

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