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2023年・こと始めに寄せて

2023年、年女となり、年始は5日から東京に戻って引越し準備に奔走しています。
昨年末の結婚で、戸籍地も東京から外れました。
これまで「嫌い」と公言して来た地元東京への愛しさが、ここに来て日に日に増していることは否めません。
思えば、数え切れない感謝の思いがこの都市には詰まっています。
ここで学び体験したこと、悩み苦しんだ思い、それらを一つずつ克服した喜び、そのすべてを身に蓄えて、新たな地へと踏み出します。

おかげさまで、移住先では諸先輩方が創意工夫を重ねて開かれた地域おこし事業が既にあり、主人はその事業に協力参画するご縁もいただきました。
私は創作活動を続けながら、主人を助け伴走しつつ地域おこし事業にも携わって行きたいと思います。

8日に参加したウェルビーイングデザイン研究会のオンラインワークショップでは、参加者の皆さんとのブレストを経て、自分なりにトライして行きたい活動の具体的なビジョンをより鮮明に見出すことができました。
ウェルビーイングに関する研究は様々な角度から進んでおり、「幸せになりたいと目指す人は幸せにはなれない」という研究結果も流布されていますが、しかし、前野隆司先生曰く、他者との安易な比較の延長に幸せを思い描くことが間違いの元なのであって、『自分がウェルビーイングを作る!』という思いや『ウェルビーイングな社会を築くぞ!』という意志を陽に示し実行する形で幸せを目指す機運が、あらゆる場で増えて行くことこそ重要なのです。チャレンジャーの一員として、志を掲げ取り組んで参ります!

高齢化の進む地域では、ネガティブで後ろ向きな地元評価の声もささやかれがちですが、一つ一つリフレーミングし、新たな角度からの施策を繰り返し、その地ならではの魅力が各地で掘り起こされつつあります。
私達も負けてはいられません!
主人の実家である移住予定地で年末年始を過ごしましたが、そこで義母から言われた言葉があります。
「何かやってみようとすれば大変なことも多い、がんばろう、がんばろう、と言っていると、終いには嫌になって来ることもある。
でも、負けるな、負けるもんか!と言っていると、心の奥からやる気が出て、案外やり遂げられるものだよ。」
東北プロボノ活動に参加した際も、これに似た言葉を起業家の方々から聞きました。
負けるもんか!をこと始めの初心に据えて、挑戦の貫徹を年頭に誓います。

自分が学び続けることで、少し誰かのちからになれたら…。小さな波紋もすーっと静かに広がって行く、そんなイメージを大切にしています。