初めての恋愛でお姫様扱いされたから

今までも好きなヒトはたくさんいた。

というか恋愛に依存して生きてるんだから当たり前だよネ。

幼稚園の頃は引っ込み思案で好きな人どころか友達も居なかったけど小学2年生の時には同じクラスの男の子に片思いしてたし今まで片思いしてない時期がない。(だからどうやったら好きな人ができますか？系の質問いつも「？？」ってなる…逆にどうやったら無の状態を過ごせるのか教えてください、みんな仏？)

つまりわたしは煩悩だらけだ。

でも小学生の頃のれもんちゃんは恐ろしい位の陰キャ。

それはもう笑っちゃう位の陰キャ。

休み時間は一日も欠かさず図書館に通ってた。

中学生になってからも相変わらず陰キャだったからいじめられてたけど泣いたり怒ったりはしなかったな…。学校で気持ち良く過ごせないなら別にいいや、と思って学校行くフリして公園で本読んだり市営図書館で一日潰してた。(不登校なのは親にすぐバレたよ！地域の挨拶おじさんのおかげ！)

高校生になるともっと酷かったな、サボり癖。部活もやってないしなんなら学校も5時間目からしか行ってなかった。体育も持久走と水泳が嫌で先生に媚びて3年間1回も参加しなかった。

こうやって言うとどこが陰なの？って言われるけど陽キャは体育とか好きじゃん(偏見)

体育祭とか急に泣くじゃん(偏見)

中学生の頃位から好きな人に好かれてればそれで良いっていう思考が芽生えててソレがだんだん

「好きな人で周りを固めてたい」

に変わったから今も無意識に好きな人を探し続けて自分のコミュニティを築いてる気がする。

あ！だから普段から好きな人が途切れない人生なのか～！

純粋な男友達って1人もいない、別に全員と関係持ったことあるとかじゃなくて自分の周りに居るオトコ全員「アリ」。

「アリ」のオトコしか自分の近くに置いてない。(性格がゴミ)

話逸れた。

サボってるなら毎日行かなきゃ良いのにって思うでしょ。

なんで学校終わりかけの頃に登校してたかって言うと彼氏ができたからなんだよね。

人生で初めての両思い。17歳のわたしより5歳上の22歳。大学生。

自分がその歳追い越してから思うけど普通のオトナは高校生に手出そうって思わないから歳上に憧れるのもほどほどにね…。悪いオトナに騙されるなヨ★

で、その人が悪いオトナだったかって言うとそんなことなかった。人生初の彼氏ガチャでSSR引いたっぽい。手出すのもそれなりに遅かったし泊まりも許されなかったしどうしても旅行に行きたいって泣いて困らせたわたしに対して「親御さんに説明させてくれ」ってわざわざわたしの両親の許可とか取り出す。その上わたしに門限ないのに日付変わるまでの間には絶対家に返す。

学校まで迎えに来てくれんの結構理想じゃない？しかも車だよ、他の子達が彼氏のチャリで帰ってる中わたしだけ正門前に停まってる車に乗り込む。超大人。今思えば発想がガキ。

嫉妬の仕方もオトナでわたしが色んな人と仲良しなの見て「れもんちゃんはそうやって笑顔でみんなと仲良く出来るところが素敵だなと思う反面、ちょっとだけ心配になる」とかそんなん。もっと気持ちをぶつけてくれよ～！！

そう、YSPでもなくモラ男でもなく、本当にこんな男性居るのか今でも疑いたくなるくらい芯の芯までお砂糖みたいな人だった。

どんな我儘も笑って聞いてくれるからわたしは自分が我儘なことにも最近まで気付かなかった笑

大人になってから出会ってたら絶対結婚する、離さない！って思う人なんだろうけどその時は未熟な高校生だったからさ、

友達のいう「彼氏が嫉妬深くて～」とか「彼氏とオールしちゃった」とか彼氏と補導されるとかそういうのに憧れてそういうイベントが起こることが愛情だと勘違いしてた。

いつも涼しい顔して優しく見守ってくれてるわたしの彼氏はわたしのこと全然好きじゃないんじゃないか？ってやばい勘違いして別れた。

いや、別れたことについては全く後悔してないんだけどね。

しかも20過ぎてから偶然再会したけどやっぱり元彼は何も変わってなくて相変わらず優しすぎて、それが楽しくなくて、連絡も続かなかった。

こういう穏やかな恋愛に幸せを感じられる普通の女の子ならもっと早く幸せになれてたのかな～って想像してみたり…はしますが！

もしそんな女の子だったらその後の彼氏とか片思いには出会ってなかったのかも、と思うとやっぱり今のわたし最高じゃん！となるのです。

初めての彼氏、多分あなたも世の中とは違う相当変わった人だったんだろうけど(世の中の男の大半はどこかしらクズだと思ってる)、わたしに「彼氏はこういうもんだよ」ってことを教えてくれてありがとう。

だからわたしは今も大事にされることが当たり前、最優先されるのが当たり前ってある意味自分を大切に出来る呪いをかけられたまんまです。

オトコって所詮こんなもんか…って思わなくて済んだ青春は間違いなくあなたしかくれないものだったっぽいし。