体幹を機能させるためのアプローチ❷
脊柱の主な機能の1つに緩衝機能があります。
脊柱はS字弯曲を有することで反力を吸収し、効果的に力を分散させます。
そのため脊柱の柔軟性が低下することで、鉛直方向からの力に対して姿勢を保持するために筋による制御が高まり、筋緊張が高まることで動作の効率性が低下してしまいます。
そのため、脊柱の柔軟性改善に併せて姿勢保持のための抗重力伸展運動を行い、姿勢制御能力を高めるトレーニングを行います。
体幹を機能させるためのアプローチ❶
骨盤帯からのアプローチで脊柱の生理的弯曲を獲得し、抗重力伸展機能を獲得する方法をご紹介しています。
今回は頚椎および胸椎から生理的弯曲を獲得し、抗重力伸展機能を獲得する方法をご紹介します。
特に頸部には固有受容覚・視覚などと密接に関わり、姿勢制御能力に大きな影響を与える部位となるため、姿勢・動作改善に重要な部位となります。
脊柱の可動性を獲得することで、抗重力伸展運動がスムーズとなり、体幹に対して垂直負荷を加え体幹筋を機能させるトレーニングを行うことができます。
抗重力伸展運動に必要な胸椎伸展運動
ここから先は
1,765字
/
2画像
【100記事以上読み放題・2回/月投稿】
評価・動作分析・徒手療法・運動療法・アスリハ・パフォーマンスアップトレーニングなど日々更新される知識・技術をタイムリーに配信します。
PT×ATの思考の整理
¥500 / 月
フィットネスジムでのコンディショニング ・パーソナルトレーニング、スポーツ現場でのトレーナー活動で得られる経験から、その知識・技術をnot…
よろしければサポートお願いいたします!