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臨床+

運動器疾患を担当するセラピスト向けマガジン! 経験豊富な6人のセラピストがオンラインセミナーを中心に教科書だけでは解決できない臨床の悩みに対する情報を発信していきます!!若手セラ…
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#整形外科的テスト

Wright test とRoos testから考えるTOS

胸郭出口症候群(Thoracic Outlet Syndrome: TOS)は神経、血管束が前・中斜角筋、鎖骨、第一肋骨で形成される胸郭出口において圧迫・牽引されて起こります。 主に3つの狭窄部位で神経、血管束にストレスが加わり、頭頸部〜手指にかけての多彩な症状を誘発します。 しかし、一言に「胸郭出口症候群」といっても、どの部位にどのようなストレスがどの神経・血管束に加わったことで症状が出ているかはケースバイケースです。 そのため、病態を理解するためには各種整形外科的テ

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肩関節の弛緩性・不安定症に対する   整形外科テスト

こんにちは、ライターの樋口です!! 臨床プラスのマガジンでは8月、9月は肩をテーマとしています。 今回は肩関節の弛緩性・不安定症に対する整形外科テストについて解説していきます。 肩は、日常生活やスポーツ活動において、広い可動範囲を安定して動くこと が求められます。そのため、肩周囲の軟部組織の機能障害により、可動域制限や不安定性が生じやすいです。これらの機能障害により、正常な関節運動の軌跡が描けずに疼痛・不安感を生じることが多くあります。 今回のテーマである 弛緩性とは

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トーマステスト変法 解釈と臨床応用

股関節伸展制限は腰痛や歩行障害につながるため、見逃すことのできない所見です。主に腸腰筋の短縮が原因となり、トーマステストにて評価されます。 トーマステストにはベッド端から一側下肢を垂らした変法があります。私は他の筋の短縮評価や治療肢位にも応用が効くという理由から変法を用いています。 今回はトーマステスト変法のコツや注意点、そして臨床応用について書きます。 ■股関節伸展制限が及ぼす影響●腰痛の原因 股関節は腰と隣接していることから、腰への影響が非常に大きいといえます。股関

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ACL損傷の評価 Lachman test(動画解説)

今月より隔週で整形外科的テストの方法やコツ、臨床応用について発信していきます。初回はACL損傷を評価するLachman testです。 膝前十字靭帯(ACL)損傷はスポーツ中に発生する頻度の高い外傷ですので、ACL損傷に関わるセラピストも多いかと思います。 ACL損傷の術後リハに関してはこちらの記事をどうぞ。 ■ACLの解剖前十字靭帯は、全長約30〜35mm、横経は約10mmで、2束(もしくは3束)からなる線維束で形成される。 引用:適切な判断を導くための整形外科徒手検

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4月からの臨床+について

平素より臨床+をご購読いただきまことにありがとうございます。 まだ購読されていない方もこの記事を読んでいただきありがとうございます。 表題に関してみなさまへお知らせがあります。 配信コンテンツの変更 現在臨床+では、毎週木曜日に配信される記事に加え、臨床+の前身であるL-tra+で配信していた約60記事(スポーツ運動器疾患に対する評価・治療に関する記事)が読み放題です。 そして、4月からは毎週木曜日の記事配信にくわえ、毎週土曜日はL-Tra+で公開した人気記事と臨床で