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運動器疾患を担当するセラピスト向けマガジン! 経験豊富な6人のセラピストがオンラインセミナーを中心に教科書だけでは解決できない臨床の悩みに対する情報を発信していきます!!若手セラ… もっと読む
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2021年10月の記事一覧

テニス肘改善のための手関節トレーニング

慢性化しやすいテニス肘以前の記事では、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)への理学療法介入についてお話ししました。 テニス肘は、短橈側手根伸筋を中心とした前腕伸筋群の付着部で起こる炎症であることが多く、日常生活での軽い負荷での作業の繰り返しやテニスなどラケットスポーツが原因で発症すると考えられています。 (さらに詳しい病態などはこちらからご覧いただけたらと思います。) 軽微な負荷でも繰り返すことで発症しやすいため、再発を繰り返したり、症状が慢性化し日常生活に支障をきたすことが多

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ドケルバン病に対する対応-局所機能と運動軸の修正-

臨床+.3週目を担当する佐藤康です。 今月は「上肢疾患」をテーマに配信しています。 ーーーーーーーーーーーーー 今回、私は上肢疾患の中でも 「手部疾患」について担当していきます。 臨床上対応することの多い手関節・手部疾患では以下のようなケースに遭遇することが多いのではないでしょうか。 そこで、 今回は母指側の手首の周囲の痛みの代表的な 「ドケルバン病」について整理していきたいと思います。 「ドケルバン病」はスマホの過使用や育児での子供を抱っこしたりすることで起こるこ

Wright test とRoos testから考えるTOS

胸郭出口症候群(Thoracic Outlet Syndrome: TOS)は神経、血管束が前・中斜角筋、鎖骨、第一肋骨で形成される胸郭出口において圧迫・牽引されて起こります。 主に3つの狭窄部位で神経、血管束にストレスが加わり、頭頸部〜手指にかけての多彩な症状を誘発します。 しかし、一言に「胸郭出口症候群」といっても、どの部位にどのようなストレスがどの神経・血管束に加わったことで症状が出ているかはケースバイケースです。 そのため、病態を理解するためには各種整形外科的テ

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