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L-tra.|障害予防→パフォーマンスアップ情報配信

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スポーツ指導者のためのトレーニングマガジン!野球・サッカー・バスケの現場で活躍するトレーナー(理学療法士・柔道整復師)が、各競技に特化した「怪我予防のためのストレッチやトレーニン… もっと読む
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2021年3月の記事一覧

移動を伴うバランストレーニング

バランスが良いとは一点で止まるだけでなく、大きく動き、倒れそうになっても倒れない、転びそうになっても一歩踏み出せることもバランスが良い定義となります。 不安定な体幹や固まった体幹では、動きが小さくなったり、不必要な筋収縮によって精密な動きを困難とします。 こちらの記事で紹介しています。 バランスの難易度一点で止まることもバランスが良いということであり、それ以上に動きの中でバランスを保つことは難易度が高くなります。 Lv.1|重心を動かさない運動(静的保持) Lv.2|支

足のバネを鍛えよう

足裏にはアーチを支える筋腱があり、それらが機能することで重心が下がり過ぎることを防ぐ他、筋腱が伸ばされた反動で強く推進することが可能となります。 さらに足裏によって支えられることでアキレス腱が伸ばされ、同様に伸ばされた反動で強い力発揮を可能とします。(SSC) 歩行中、 重心が前方に移動することで踵が持ち上がり、体重は踵から足部前方で支える必要があります。 その際、足部の安定性が確保されていることでアキレス腱含むふくらはぎの筋肉が伸ばされ強く蹴り出すことができます。 着地

投球障害予防に必要な股関節

今回はL-tra.投球障害予防シリーズ第4弾! 「股関節」をテーマにご紹介します。 野球現場で選手や指導者さんがよく口にする 『下半身をうまく使えていない』 では、投げるためには どのような下半身の使い方をすればよいのでしょうか? 今回は下半身のエネルギーを上半身に伝えるために必要な股関節の動きとトレーニングについて紹介していきます。 前回では軸脚の柔軟性について紹介しました。 今回の内容と併せてお読みいただけると、下半身の重要性が理解しやすくなるかと思います。 ■

効果的な背中トレーニングをする為のウォーミングアップ

今回の記事は背中のトレーニングが上手くいかない原因とそれの改善エクササイズについて書いていきたいと思います。 前回の「大胸筋が発達しない原因を改善しよう」の冒頭でもお話しした通り。 トレーニングが上手く行かない原因やトレーニング動作のエラーはアライメント不良や機能不全が原因でフォームの乱れを作ってしまうことが多いです。 この記事では背中の代表的なトレーニングである ・ラットプルダウン ・ワンハンドロウ この2つを例に挙げて説明していきたいと思います。 〜ラットプル

ジャンプ動作で多い膝下の痛み

バレーボール選手では膝の痛みを抱える人が多くいます。 膝のお皿の周りに痛みがある方は参考にしてください! 1.ジャンパー膝とは??ジャンプや切り返し等で前ももに負担がかかる動きを繰り返し行うことで、膝下の靭帯に炎症が起こることです。 前ももの筋肉は、骨盤〜お皿の下まで通っており、痛みはお皿の上下で起こります。 ✔︎膝の痛み ✔︎お皿の下を押した時の痛み ✔︎思いっきり膝を伸ばした時の痛み等 以上が症状として見られやすく、お皿の下の痛みが強い場合は注意が必要です! バ