学生時代、同性に告白された話
こんな人に読んでもらいたい
「同性に告白されたけど、どうしていいか分からない!」
「同性に告白したいけど、どうしていいか分からない!」
「上記のような悩みを打ち明けられたけど、どうしていいか分からない!」
目次
①れっ仔が同性の友人に告白された体験
②告白された時どうすればいいのか
③告白したい時どうすればいいのか
④相談された時どうすればいいのか
⑤それぞれに恋愛観がある
1.れっ仔が同性の友人に告白された体験
僕は、学生時代に同性の友人から告白されたことがあります。
「自分はれっ仔のことが好きなのかもしれない」
校内、2人きりの教室で、戸惑いがちに双眸を伏せながら伝えてきてくれました。
確か季節は春でした。
今考えると、その子の勇気は僕には真似できないものです。
僕は、その真摯な気持ちに対して何も応えられなかった。
「…そっか、言ってくれてありがとう。でもまだ、答えは出ない。卒業まで待ってほしい」
しかし結局、僕はその子に返答をしていません。
そう告げて、どちらともなく、抱擁をしました。
キスをするわけにもいかないし、好きかどうか分からないのに脈アリな反応をしてしまえば、それは同情に他ならないからです。
何とも言えないむずがゆい空気の中、お互いに背中をポンポンと撫でている時、丁度その時、先生が通った。
「やべ、見ちゃった」みたいな表情で、スーッと廊下を歩いて行きました。
割と厳しい先生だった為、俺は知らんと書いたような顔が面白かったのを覚えています。
2.告白された時どうすればいいのか
LGBT(セクマイ)だったのか、という反応は不要だと思います。
ただ「1人の存在として真摯に向き合ってほしい」のが相手の望みだと、感じています。
ところが僕の性自認として、「パンセクシャル」「リスロマンティック」「アセクシャル」があります。
※あえて今僕は、分かりやすくする為に名前をつけています。
まとめてしまえば、僕は「相手の性別関係なく人柄などで愛し」、「双方向の愛は要らず」、「身体の繋がりは嫌悪」している、ということです。
性別云々ではなく「双方向であること」「自分に対して性的欲求を向けられること」が引っかかっていたと言えます。
というかそもそも、女性だろうが男性だろうがその他だろうが、恋愛感情を向けられるのが得意でない。
その子とはとても仲が良かったのと、ガツガツ来られなかったので嫌悪とまでいきませんでしたが、それ以降のしつこく告白してくる相手に対しては等しく嫌悪感を持ってしまいました。
そんなセクシュアリティなのです。
話を戻すと、大切なのは「真剣に悩み考え、答えを出すということ」と言えましょう。
3.告白したい時どうすればいいのか
告白した経験のない僕から、ちゃんとしたアドバイスはできません。
だけど、確実にこれだけは言えます。
「告白して自分がどうしたいかを伝える」こと。
「好きです、だから◯◯してほしい」と、ちゃんと自分の望み・ゴールを伝えないといけん。
僕は両想いにならなくても、近くで観察したり見ていたりできればいいタイプだから、好きになってほしいとは思いません。
だから、出来ることなら「世間で使われている用語を使う」より、「簡単な言葉で組み立てる」方がいいですね📣
「付き合ってください!」よりも「一緒にいてください」とか。
「付き合う」だとお互いの認識に齟齬が生まれる場合があるので、"私は付き合うということをこのように理解しています、だから付き合いましょう"というのを伝えられたらいいと思います。
4.相談された時どうすればいいのか
出来る限り相談相手のセクシュアリティや恋愛観と、その相手のセクシュアリティや恋愛観を把握しておくことが先決です。
ゲイ→ノンケやビアン→ノンケなんてのはよく聞く話ですが、実はよく聞いてみるとゲイ→アセク、X→リスロマみたいなこともあります。
それを知った上で、「自分はどうしたいのか」を真摯に問うてみるのが一番です。
5.それぞれの恋愛観
これは持論ですが、「恋愛観が通ずる存在としか恋愛はできない」と思っています。
難しいんですが、説明すると、
自分と相手の恋愛観で重なる部分が無ければ、愛し合うということは成立しなさそうだなと思うのです。
なら、双方向の愛を求めない、僕みたいなのは恋愛ができないのか?
できないと思います。
実際、僕は世間の色んな人が言う「恋愛」がよく分からない。
友情との境目も説明されたけど納得できないし、男女の友情は大いに成立すると思っているし、恋と愛の違いも納得できない。
よく一方向が恋、双方向が愛と言うけれど、本当に意識して使っているか?と思ってしまいます。
でも、世間の騒ぐ恋愛ができなくてもいいんです。
他の人からその感情に名前を付けられなくてもいい。
自分でその感情にしっくりくる名前をつけたいのです。
今のところ、「この人格好いい」とか「この人近くで見ていたい」と思う感情に、僕は「推敬」と名付けています。(推し+崇敬の意)
まとめてみると、僕の恋愛観は「推し」「尊い」「離れて見ていたい」という対等でない感情のような感じがしますね。
※ちなみにその人が自分を含め誰かに恋愛感情を向け始めると、一気に冷めます。
これはもしかすると、ファンのような状態なのかも。
恋愛って難しいですね(;▽;)
お気持ちあれば、ご支援のほどよろしくお願いいたします。やる気と根性だけはありますので、暖かく見守ってくださいませ。