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「けい」企画書の学び レポート2022.1-2

初めまして。
関東で役者をしています、
地域密着型一人演劇ユニット『赤キノコ山と蒸したお酢』代表、
創作集団「けい」作家部・俳優部所属のオガワジョージです。


今回はcreate model「けい」が2022年1月、2月に行った活動のレポートです。「けい」の詳しい情報は下記のリンクから閲覧できます。


 このnoteマガジンはブランディングの一つとして、地域に向けての活動記録を公開し、経験を共有することを目的に行っています。地域への表現活動に関心のあるクリエイターさんに見ていただけたら嬉しいですが、こちらの動画がとても参考になったので、興味のある方はぜひご覧になってみてください!

最近、豊岡アートアクションの動画を拝見しました。


兵庫県豊岡市のまちづくりについてです。
以下、こちらの動画のYouTube概要欄を引用いたします。

■文化観光高付加価値化リサーチ―― 文化観光高付加価値化リサーチチーム
文化資源の高付加価値化に関して文化庁から委託されたリサーチチームより、「文化・観光・まちづくりの対等かつ双方向の正の関係性」の築き方や外側から見た豊岡の魅力についてお話しいただきます。

■教育×演劇―― 豊岡市教育関係者
豊岡市の小中学校で2015年から取り組んできたコミュニケーション教育がもたらしている効果について、現場の先生より実体験をもとにお話しいただきます。

■介護×演劇―― 菅原直樹 / OiBokkeShi主宰・介護福祉士・俳優
高齢者や介護者と共に作る演劇公演や認知症ケアに演劇的手法を取り入れたワークショップに取り組んでいる菅原さんより、これまでの実践についてお話いただきます。

■発達支援×演劇―― 岡田達雄 / (一社)日本運動療育協会スパーク協会代表理事
豊かな遊びの経験により子どもの感情を発達させる「スパーク運動療育」の実践から、演劇的手法の新たな可能性についてお話いただきます。

 冒頭のリサーチにでてくる5つの視点(文化の固有性、ランドスケープ・空間、地域の熱量、関わり人口、地域経済循環)と教育・発達支援の現場と演劇のお話は特に参考になりました。
 自分がcreate model「けい」でやっていきたい「創作活動による地域振興」のイメージがより明るくなりました。僕のやっていきたいことが「街おこし」の中に入るものだと考えてはいたんですが、このシンポジウムで言葉をもらえて良かったなと思います。
 それをどう自分の言葉で企画書に落とし込めばいいか悩んでいますが、これから豊岡アートアクションの情報を追いかけていきながら、試行錯誤していきます。自分なりの活動を模索しながら、今後をきちんと考えていきたいです!



*****



1月~2月 企画書の作成&相談&調査

 1月~2月は昨年行う予定で流れた展示会のワークインプログレス(創作過程を公開して、お客さんの反応を参考にしながら練り上げていくこと)の「人間賛歌」という企画の企画書作成と、作成したものを友人や知人に見せ、アドバイスをいただいていました。

 僕の場合、やりたいことが「街おこし」に入ります。企画書の提出先はイベントの開催場所である”経堂アトリエ”さん。さらに、世田谷区の掲示板や区報への情報掲載も狙いたいので”世田谷区役所の地域振興課”にも見せたいです。しかし、区報掲載を狙ううえで果たしてこの企画書でいいのかと思い、知人である広報PRプロデューサーの石井理加さんにアドバイスをいただきました。そこで、PRのための設問シートをいただきました。

1.企画概要(企画、商品、サービスを簡潔な一文で表現する)
〇いつ、どこで、だれが、なにをするのか
2.特徴(他の企画にはない独自性、参加者から選ばれる理由)
3.声・未来例(見た人がどうなるか、どのくらい世の中に貢献できるか)
4.実績
5.ストーリー
(1)なぜこの企画を行うことにしたのか
(2)なぜ今なのか
(3)開始するまでの苦労・失敗談
(4)どのように回復したか
(5)今と今後の夢
6.参加ステップ
7.対象・アプローチの方向性
8.プレスリリースタイトル案
9.宣伝・広報・PR
10.メディアアプローチ

 こちらは理加さんに許可を得て掲載しています。本当にありがたいです。これを埋めていく中で、今まで「自分が整理するため」の企画書を作っていたんだなと気づきました。もともと形式は我流で書いていたため、相手が気になる項目がなく、「相手に見せるため」に書いていなかったんだと学べました。初歩の初歩から学んでいきます…!
このシートを埋めたものは3月・4月の活動レポートに載せたいです。

 また、「人間賛歌」にカメラマンとして関わってくれる島村くんにもアドバイスをもらいました。企画全体を見て「この企画はジョージの問題意識を解決するための企画として適切なのか」みたいなことを言ってくれました。この方法しかないと思っていたけど、解決方法が違ったら得たい結果が得られないのかもしれないと感じました。問題意識をしっかりと伝え、そのためにこの企画が必要なんだと伝えることが大事と学べました。


簡単に学びをまとめると…

・今感じている問題、課題を冒頭に。
・解決するために必要なことを載せる。

・企画の概要(いつ、どこで、だれが、なにをやるのか)を簡単に。
・なぜやるのか、思いをきちんと言葉にする。
・内容は課題を解決するのに適しているのかを考えながら書く。
・ターゲットは「顔」が見えるまで具体的に描く。

・初心者がいくら頑張ってもどうすればいいか分からないところが多すぎて全然仕上がらないから、人に頼ってみる。


でした。
 今回のレポートではのちほど「人間賛歌」の企画書の第3稿を共有します。参考になるかどうかは分かりませんが、ご興味がありましたら学びの内容と比較してみてください!


2月21日~23日 Twitterスペースにて(小劇場)演劇界の実態意見交換会を実施

 アドバイスを受けて、企画書の冒頭に自分が今どんなことを問題・課題に思っているのかを言語化して、自分のやっていきたいことが問題の解決方法に合っているのかを調べる必要が出てきました。そこで、スペースを使って意見交換会を開いてみました。数々の経験を聞くことができ、とても参考になりましたが、失敗したなぁと感じることも多々ありました…。
 詳しいまとめと録音をnoteに載せようと思いますが、かなり力の入ったタイトルにしたために、かっちりした雰囲気を漂わせてしまいました。参加者の方々から多くの経験を語っていただきましたが、交通整理をしながら場を回す能力はなかったため、聞き手の方が「結局この会はなんなんですか…?」という印象を持っている感じが伝わってきました。
 問題の解決方法に合っているかを調べるという目的は果たせたものの、もっと気軽に感じていることを交換する会にはできなかったため、もっと試行錯誤をしていかないとなぁと思いました。しかし、僕の持っていた問題意識に共感してくださる方が意外といたのが嬉しくもありました。1人の演劇人として、きちんと向き合っていきたいです。


「人間賛歌」企画書第3稿

こちらが「自分が整理するため」に書いていた企画書になります。効果的に相手に伝える形式ではなく、その項目に書かれている内容も自分のための文章と相手のための文章がごちゃごちゃになっています。第4稿ではそれらを整理する必要があるなと思います。



“create model「けい」”
展示会 Work in Progress 人間賛歌 2022.2.2

                 創作集団「けい」作家部・俳優部所属
                           オガワジョージ

【概要】
2022年3月~10月に開催する演劇を糸口にした展示会ワークインプログレスの名前。毎回テーマを設けて展示をし、そこに訪れる人々とつながる過程を見つめる。「けい」全体のビジョンである、地域に向けた舞台表現や展示会のプレ開催にあたる。

【理念】
人間賛歌

【キャッチコピー】
暮らしの中でつながるドラマ

【ターゲット】
経堂、千歳船橋周辺の地域住民

【価値】
あまり触れる機会のない「表現の場」を身近に体験することができる。

【ビジョン】
表現をしたクリエイターと体験をした地域住民との間で交流が生まれる。

【スケジュール感】 
日程 内容
1月~       制作準備
3月28日~4月3日 1度目の展示
4月4日~      制作準備、レポート作成
5月30日~6月5日 2度目の展示
6月6日~      制作準備、レポート作成
8月1日~8月7日   3度目の展示
8月8日~      制作準備、レポート作成
9月26日~10月2日 最終展示


【内容】
第1場 「人」
テーマ :人
日程  :3月28日~4月3日 13時~21時
場所  :経堂アトリエ 1階ギャラリー/カフェスペース
内容  :写真や制作物、小道具から人をテーマにした空間展示。
     訪れる人とつながる瞬間も展示とし、その過程を見つめる。
展示目的:人と出会い、知っていく過程を考え、表現する。
コピー :はじめまして。お久しぶりです。またいつか。
ビジョン:挨拶が交わされる空間になる。
演目  :一人芝居

タイムスケジュール 
時間 内容 備考
13時 開場、観覧 清掃を済ませる。パフォーマンスへ呼び込む。
14時 観覧。
15時 パフォーマンス、振り返り。5月「間」の宣伝とお見送りをする。
16時 観覧。          照明など、場を整える。
17時 ワークショップ。     和やかな雰囲気をつくる。
18時 観覧。          パフォーマンスへ呼び込む。
19時 観覧。
20時 パフォーマンス、振り返り。5月「間」の宣伝をする。
21時 閉場。          お見送り、清掃などを行う。

当日運営
基本的に一人で対応する。

料金
入場、ワークショップ参加 投げ銭制
パフォーマンス鑑賞 500円 (6人予約制、当日券あり、当日精算)
物販 ・読み物(短編集) 300円

パフォーマンス 『りんご』
俳優の身体と語りによって観客との感覚の共有を起こし、想像を膨らませることを目指す。五感を研ぎ澄ませつつ、一個のりんごをさまざまな方法で体験する。上演時間30分。

ワークショップ
時間:1時間
人数:6人以下
場所:1階カフェスペース
内容:
挨拶5分、休憩5分、振り返り10分。

「紹介ゲーム」20分
 参加者は円になって座る。これから自己紹介をする旨を伝え、お題「好きな〇〇」カードを引く。親(オガワ)の両どなりでジャンケンをし、勝った方向から自己紹介を始める。自己紹介のときは「名前」「好きな〇〇」を言う。一巡したら左どなり(反時計回りなら右どなり)の人の紹介をする。紹介するときは「嘘」も交えて紹介することを促す。
 時間が余ったら、今度は右隣りの人になりきって自己紹介をする。このとき、「嘘」を本当のように話すように促す。(「王子様」の嘘なら王子様らしく話す)

「私・あなたゲーム」20分
 参加者は円になって立つ。動きの説明をする。はじめの人は自分の胸に手を置き「私」と言う。「あなた」と言って腕をのばし、相手を示すと手番がわたる。この流れを繰り返す。慣れてきたら「私たち」と言って、両手を広げる動きを加える。手番以外の人たちも「私たち」と言う。このとき、手番はわたらない。何回か練習を行い、慣れてきたら「自分の名前」→「相手の名前」に変え、「私たち」もそれぞれの名前に変える。ニュアンスを変えて呼びかけても良い。(親しげ、楽しく、怒りっぽくなど)
 時間が余ったら、今度は「動物の名前」を言いながら手番をわたす。わたされた人はその動物のマネをし、手番をわたす。思い切りやると楽しいという旨を伝える。

※進行上の注意
・ゲームとして楽しめる雰囲気づくりを心掛ける。
・相手を丁寧に呼ぶことを促す。
・相手を傷つける言動があった場合、注意を促す。
・様子を撮影し、SNSに載せても良いかを確認する。(希望者には顔が映らないよう加工)

4月2日・3日 春のフェスタ くらしのいけばな部さんとの展示
週末に経堂アトリエで活動されているくらしのいけばな部の方々とコラボ展示を行う。テーマを送り、テーマに沿った生け花を空間に展示する。


予算案
経費名 費用額 備考
撮影費(1日) 10,000円 1時間1,000円×8+交通費
展示制作費 20,000円 特大画用紙 2,000円
画用紙絵本ノート×4 1,600円
レースカーテン 7,000円
電飾 2,000円
写真現像 5,000円
広告物印刷費 10,000円 ポストカード 
フライヤー

特大画用紙、レースカーテン、電飾は可能ならば借用する。
その他に展示に用いる小道具類も借用する。

クレジット
記録撮影:島村龍伍
協力:赤キノコ山と蒸したお酢
展示協力:くらしのいけばな部のみなさん
主催:経堂アトリエ
企画・製作:create modelけい



第2場 「間」 
テーマ :間
日程  :5月30日~6月5日 13時~21時
場所  :経堂アトリエ 2階リビング/和室
内容  :人との距離をテーマにした演劇的な空間展示。
     自分とその周りの関係に向き合う過程を見つめる。
展示目的:自分とその周りの関係について考え、表現する。
コピー :これっくらいかな?
ビジョン:距離が少し縮まる空間になる。
演目  :一人芝居

タイムスケジュール
時間 内容 備考
13時 開場。          清掃を済ませる。
14時 観覧。          パフォーマンスへ呼び込む。
15時 パフォーマンス、振り返り。8月「賛」の宣伝とお見送りをする。
16時 観覧。          照明など、場を整える。
17時 ワークショップ。     和やかな雰囲気をつくる。
18時 観覧。          パフォーマンスへ呼び込む。
19時 観覧。
20時 パフォーマンス、振り返り。8月「賛」の宣伝をする。
21時 閉場。          お見送り、清掃などを行う。

当日運営
1階は「人」のレポート展示を行い、受付を1人配置する。2階をオガワが担当する。

料金
入場、ワークショップ参加 投げ銭制
パフォーマンス鑑賞 500円 (8人予約制、当日券あり、当日精算)
物販 ・読み物(短編集) 300円

パフォーマンスについて『ただいまとお元気ラジオ』
物理的・精神的な距離を感じさせる。スピーカーから親しい人との距離に関する会話の音声を流し、それを聞いている様子を展示する。上演時間30分。

1階 「人」レポート展示
撮影した写真・映像を展示し、観覧可能にする。レポート記事を置く。来客があった場合、機をみて2階で行われる企画へお誘いする。

ワークショップ
時間:1時間
人数:8人以下
場所:2階リビング/和室
内容:
挨拶5分、休憩5分、振り返り10分

「これっくらいかなゲーム」20分
2人1組をつくる。3人組があっても良い。対面で座り、相手の目を10分間見つめる。このとき、会話はしない。離れたいと思ったら離れ、近づいても大丈夫そうだと思ったら近づいてみることを促す。10分経ったら、そのまま起立し、その距離よりも遠くにいかないようにオガワがヒモで結んでいく。それぞれの距離について簡単にふれる。
 
「新聞紙島ゲーム」20分
先ほどの組と別組とでジャンケンをする。このとき、足元には新聞紙を広げる。ジャンケンに負けた場合、新聞紙を折りたたみ、その上に2人で乗る。5秒キープできたら続行し、足が離れたら負けとする。ジャンケンに勝った場合は、一回分新聞紙を広げられる。
ジャンケンは基本的にペアで交代しながら行い、話し合いによっては1人がずっと行うことも許可する。相手となる組がいない場合、オガワが参加する。

※進行上の注意
・ゲームとして楽しめる雰囲気づくりを心掛ける。
(お手洗いに行きたい方がいた場合、ヒモを外す)
・無理に距離を詰めようとしなくて良いと促し、組ごとに声かけを行う。
・相手を傷つける言動があった場合、注意を促す。
・様子を撮影し、SNSに載せても良いかを確認する。(希望者には顔が映らないよう加工)

予算案
未記入。


第3場 「賛」 
テーマ :賛
日程  :8月1日~8月7日 13時~21時
場所  :経堂アトリエ 2階リビング/和室/屋上
内容  :人への想いをテーマにした空間展示。
     大切な人に想いを馳せる過程を見つめる。
展示目的:自分の大切な人について考え、表現する。
コピー :あなたのこと、考えたの。
ビジョン:誰かへの想いで満たされる空間になる。
演目  :語り

タイムスケジュール
時間 内容 備考
13時 開場。          清掃を済ませる。
14時 観覧。          パフォーマンスへ呼び込む。
15時 パフォーマンス、振り返り。10月「歌」の宣伝とお見送りをする。
16時 観覧。          照明など、場を整える。
17時 ワークショップ。     和やかな雰囲気をつくる。
18時 観覧。          パフォーマンスへ呼び込む。
19時 観覧。
20時 パフォーマンス、振り返り。10月「歌」の宣伝をする。
21時 閉場。          お見送り、清掃などを行う。

当日運営
1階を「人」「間」レポート展示とし受付1人、2階に受付1人。

料金
入場、ワークショップ参加 投げ銭制
パフォーマンス鑑賞 500円 (10人予約制、当日券あり、当日精算)
物販 ・読み物(短編集) 300円

パフォーマンスについて『融雪』
祖父に想いを馳せ、死の間際にどんなことを感じていたのかを想像する。インタビューした音声を流しながら、少しずつ祖父への理解を深める。上演時間30分。

1階「人」「間」レポート展示
撮影した写真・映像を展示し、観覧可能にする。レポート記事を置く。来客があった場合、機をみて2階/屋上で行われる企画へお誘いする。

ワークショップ(晴天時)
時間:45分
人数:10人以下
場所:屋上
内容:
挨拶5分、振り返り10分

「バルーンリリース」30分
バルーンリリース用の風船を人数分用意する。ヘリウムガスで膨らませたあとに、木綿糸を括りつける。バルーンに想いを込め、準備ができ次第、全員で一斉に空に放す。(人数が少ない場合、1人ひとり放す)

※進行上の注意
・バルーンリリースの許可を自治体などから得る。
JBA 一般社団法人日本バルーン協会 (jba1.jp) 参照。
・バルーン作成時は声かけを行い、必要があれば手伝う。
・様子を撮影し、SNSに載せても良いかを確認する。(希望者には顔が映らないよう加工)

ワークショップ(雨天時)
時間:45分
人数:10人以下
場所:2階リビング/和室
内容:
挨拶5分、振り返り10分

「お手紙」30分
人数分の手紙と筆記用具を用意する。宛名は書かず、参加者の「大切に思う人」とし、執筆する。言葉以外の方法でも良い。言葉はたった一言でも良いと声かけを行う。書かれたものは「歌」の展示の一部にする旨を伝え、回収する。

※進行上の注意
・あまり覗き込まず、遠くから様子を眺めるようにする。

予算案
未記入。


第4場 「歌」
テーマ :歌
日程  :9月26日~9月30日、10月1日、2日 13時~21時
場所  :経堂アトリエ 屋上
内容  :人に想いを伝えることをテーマにした空間展示。人間を賛歌する行為を「歌う」とし、1場~3場の展示をもとに作詞し、朗読をする。その過程を見つめる。
展示目的:人間を賛歌するとはどういう行為かを考え、表現する。
コピー :歌う。
ビジョン:大切な人に想いを伝えたいと思う空間になる。
演目  :朗読(群読)

タイムスケジュール(9月26日~9月30日)
時間 内容 備考
13時 開場 清掃を済ませる。
14時 観覧
15時 稽古、試演会。
見学可。稽古は1階カフェスペースで行い、試演会は屋上で行う。(雨天時はカフェスペース)
16時
17時
18時 試演会終了。
19時
20時 解散、消毒など。
21時 閉場。お見送り、清掃などを行う。

タイムスケジュール(10月1日、2日)
時間 内容 備考
13時30分 開場、客入れ。受付は2階リビングで行う。
14時 開演 昼の部。
15時 閉演。      客出しは全員で行う。
16時 休憩、消毒
17時
18時30分 開場、客入れ。受付は2階リビングで行う。
19時 開演 夜の部。
20時 閉演。      客出しは全員で行う。
21時 バラシ。     イスなどを片付ける。

当日運営
稽古期間は1階のみ使用し、レポート展示も1階に納める。発表期間は2階で受付を行い、屋上に案内する。屋上では客席誘導などを行う。

料金
入場 投げ銭制
パフォーマンス鑑賞 1,000円 (10人予約制、当日券あり、当日精算)
物販 ・読み物(短編集) 300円

パフォーマンスについて『人間賛歌』
人と出会い、その人との距離を考え、想いを馳せる過程を見つめた。見つめた中で見つけた言葉や感覚、記憶を言葉にし、朗読する。非日常の中ではない、暮らしの中でつながったドラマを伝える。上演時間1時間。

予算案
未記入。


全体の備考
・水曜日12時~16時くらいまでカフェ営業のため、パフォーマンスなどの利用×
・7月1日~31日は別の展示が行われる。
・主催を経堂アトリエとし、企画・製作を「けい」とする。

クレジット例
出演:
美術:
音楽:
演出:
音響・照明:
舞台監督:
保存記録:
当日運営:
制作:
協力:赤キノコ山と蒸したお酢
音楽協力:
映像協力:
主催:経堂アトリエ
企画・製作:けい

【なぜこの企画をやるのか】
 コロナ禍で生まれた演劇界全体の流れを後押ししながら、自分なりに演劇を楽しみたいと感じ始めていたから。不要不急と言われ打撃を受けていた演劇界も、各々が情報を交換しつつ、配信演劇に挑戦し、若手を支援する動きを見せ、心や体など生活面のケア・サポートに力を入れ、ギフトチケット制やクラウドファンディングを行うようになった。今までの流れが変化し、新しい取り組みを行う団体が増えてきていると感じる。
 僕はその流れの中に身を置きながら「演劇を身近な文化にするにはどうすれば良いのか」を悩んでいた。演劇は稽古場や劇場の客席も含め、閉じた業界なのではと感じていたため、開いていく活動ができたらと考えた。より表現に触れやすい地域性のある場所で、親しみやすい表現を心掛けることで、少しずつ開いていけるのではないかと考えた。
 また、「演劇とどうかかわっていくか」も悩んだ。身体的・精神的な余裕がなくなって、やりたいことが純粋に楽しめなくなったり、悩む時間が増えた。先輩のクリエイターや一般職の友人、俳優の仲間に相談をすることで、自分が楽しいと感じる瞬間が分かってきた。人と話すことで精神的にも回復し、心の余裕ができた。
 結果、僕は仕事ではなく趣味として演劇を楽しみたいと感じた。楽しいと感じる演劇で「身の周りの演劇に馴染みのない人の中で、身近な文化になっていく」過程を見られたら楽しいだろうという思いと、身近の「観てみたい・興味がある」と感じてくれている人たちを自分なりに楽しませてあげたいという思いが生まれて、この企画を立てた。地域に向けた活動はなくなっていたが、プライベートでつながりのある演劇界・他分野の知人に協力してもらい、地域に開いていく活動の準備を行い、少しずつ具体的になってきて
いる。本当に嬉しい。
 この「人間賛歌」の企画を通して、自分を含む周りの人たち、経堂に住む方々や他分野のクリエイターと「楽しい」を共有し、交流を深め、いずれまたここでつながった人たちを巻き込む企画を立てたい。地域に愛されていく表現活動をしていきたい。そんな活動を日本各地でしていきたい。皆で楽しいと感じる輪を大きくしていくような「表現の場」にしたい。

広告案

「人」フライヤーはる1

「人」フライヤー駿1

「人」フライヤー侑子2

「人」フライヤー日登美2



*****



最後に

 「人間賛歌」の第1場「人」が間近に迫っていますが、企画はまだまだ練れていません。ただ、僕はこのまま失敗しても良いなと感じています。企画もガタガタだし、運営が思うようにいかなくっても、誰だって最初はそういうものだと考えたいです。ただ、当日迷惑がかかるのは僕一人だけがいいなと思うので、周りの方々とはきちんと連携して進めていきたいです。
不安もありながら、進みます。

いただいたものはすべて創作活動にあて、全国各地を回って作品をつくったり、地域に向けた演劇活動の資金にします。「たった一人でもいいから、人生を動かす」活動をより大きく、豊かに頑張ります。恩返しはいつになるか分かりませんが、必ず、させてください。よろしくお願いします。