見出し画像

第一回新渡戸稲造の『武士道』:正義と日本人の美徳

・はじめに

新渡戸稲造は、明治から昭和初期に活躍した教育者・思想家・農学者であります。
日本人の道徳を世界に発信する為に『武士道』を表し、世界的に高い評価を受けています。
様々な功績から新渡戸は五千円札の肖像に選ばれた事もあります。
今回は新渡戸稲造の『武士道』についてお話ししていきます。

新渡戸稲造の『武士道』は、明治時代の日本人の精神的基盤である武士道を通じて、世界に日本の良さを伝えることを目的として書かれました。
彼は日本と世界の架け橋となり、日本文化の深い価値観を紹介することを目指しました。
このシリーズの第1回「正義・日本人の美徳」では、武士道の中心的な徳である「義」について探ります。

・武士道とは何か

武士道とは、戦士である武士が日常生活で守るべき義務や規範の集大成です。
武士は戦うことを職業とし、高貴な身分に伴う行動を求められました。
その中でも「義」は、武士が身につけなければならない最も重要な徳とされています。

・義とは何か

「義」は、武士の行動の根幹を成すものであり、身体に例えるならば骨のような存在です。
骨がなければ人は立つことができないように、「義」がなければ武士としての誇りを保つことはできません。
「義」は単に忠義に留まらず、身内への愛情を超えた社会的な責任をも意味します。

・義を支える他の徳

・勇
「勇」は「義」を支えるために必要な徳です。
勇気がなければ「義」を貫くことはできません。
同時に、「義」がなければ真の勇気を発揮することもできないのです。
両者は互いに支え合い、武士としての品格を形作ります。

・智
「智」は英知と洞察力を養うことを指します。
武士は物事を深く理解し、人間関係においても知恵を持って行動することが求められます。
「智」は、判断力を高め、状況に応じた最適な行動を導くための重要な徳です。

・仁
「仁」は慈悲の心を持って政治を行うことで、武士の情けを表します。
相手に対する思いやりと優しさを持つことが、より良い人間関係を築き、社会全体の調和を保つ基盤となります。

・信
「信」は常に誠実であることを意味します。
武士には二言がなく、約束を守り、信頼関係を築くことが重要視されました。
これにより、武士道は個人と社会の信頼の基盤となります。

・礼
「礼」は社会的な地位秩序に対する従順さを示します。
武士はその地位にふさわしい振る舞いを求められ、他者への敬意を払うことを忘れません。
これにより、秩序ある社会を維持することが可能となります。

・忠義と名誉

武士道における「忠義」は、単に主君に盲従することではなく、主君への忠誠心から名誉を追求する姿勢を指します。
武士は、主君のために命を捧げる覚悟を持ちながらも、自己の判断をもって行動し、名誉を守ります。
これは、個人の誇りと社会への貢献を両立させるための大切な指針です。

・おわりに
新渡戸稲造の『武士道』は、武士の精神的な美徳を通じて、日本の良さを世界に伝えることを目指しました。
現代においても、これらの徳は個人の成長や社会の発展に欠かせない要素です。
私たちは、日常生活の中で武士道の精神を生かし、独立した判断と誠実な行動をもって、周囲に貢献することができます。
武士道は、単なる過去の遺産ではなく、私たち一人一人が社会での役割を果たすための普遍的な指針となるのです。

このように、新渡戸稲造の『武士道』は、日本の精神文化を理解し、それを現代に活かすための重要な教えを提供しています。私たちもこの教えを胸に、日々の生活において正義と美徳を大切にしながら行動していきましょう。

ご清聴ありがとうございました。
次回は、
「第二回新渡戸稲造の『武士道』:名誉と日本人の責任の取り方」
というテーマでお話しさせていただきます。

私はオンラインカウンセラーとして活動しており、人間関係の悩みや仕事のストレスを経験したことから、この道を選びました。
これらの問題に直面している方々のサポートをしたいと思っています。
また、同じような思いを持つ方がオンラインカウンセラーとして活躍できるよう、サポートも行っています。

心に興味がある方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。
詳細はこちらからご確認いただけます⬇️
リットリンク🍀

公式Line🍀
友達追加で無料カウンセリングプレゼント🎁

YouTube活動もおこなっております🍀

X(Twitter)毎日発信しております🍀


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?