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助け合うということ

突然ですが、皆さんはヘルプマークをご存知ですか?
最近街中で見かけることも増えてきたので、ご存知の方もたくさんいらっしゃるでしょう。

定義をお伝えするために、東京都福祉保健局のホームページからの引用を載せます。

義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見からは分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。
東京都福祉保健局ホームページより


画像をお出しすると、以下のようなマークがヘルプマークです。

ヘルプマーク

マークの上は紐のようになっていて、カバンなどに付けて持ち歩くことができます。
電車内などでカバンにこのようなマークを付けている人を見かけたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今日は、(いつもの日記とは違って)そんなヘルプマークについて綴ってみようと思います。


最近 失神した話

本題に入る前に、最近あったエピソードをお話しさせてください。

昨年度3月末に教員を退職し、3ヶ月のお休みを経てIT企業に転職した私。
新しいお仕事が始まって、早くも3ヶ月が経とうとしています。

そんなつい先日の話なのですが、朝の通勤電車でいつも通り壁に寄りかかる形で立っていたところ、突然の吐き気が私を襲いました。
立っているのが辛くなり、その場でしゃがみこむ私。
しばらくしゃがみこんでいましたが、そんなこんなで ついに次は降車駅。
「そろそろ立たないとヤバい…」と思った私は力を振り絞って手すり伝いに立ち上がります。

「何とか立てた…!でもまだ気持ち悪い…。やばい手足の力が抜けてく…。」
そう思った瞬間!

バタン…!

なんと私は意識を失って倒れてしまいました。

自分の中では、睡魔に負けて眠ってしまったような感覚。
すやすや眠っていたら、遠くの方から「…ですか?だ…じ…ぶ……か?だいじょうぶですか?」という声が、少しずつだんだんハッキリと聞こえてきました。

ハッと思い目を覚ますと、そこには電車の床に倒れ込む私と、そんな自分に必死に声をかけてくださっている近くの席に座っていたサラリーマンの方。
状況を把握するのに数秒かかったのち、「私、倒れたんだ…」と理解しました。

その後ありがたいことに、降車駅に着くまでそのサラリーマンの方は私に席を譲ってくださいました✨
が、降車駅に着いても身体を動かすことができず…。
そのまま1駅乗り過ごして、次の駅で降車して駅のホームで休んでから出社しました。

ここまでが、最近あった印象的なエピソード。
本当に死ぬかと思った💦

ヘルプマークと私

さて、前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。

冒頭でご紹介したヘルプマーク、この度私も取得させていただき、通勤カバンに付けて持ち歩くことにしました。

私の通勤リュックです🎒
ヘルプマークを使わないときは脇のポッケにしまってます

実は昔から数年に一度くらいのペースで意識を失っていた私。

その度にヘルプマークを取得することを考えていましたが、
・本当に必要な方に失礼にならないかな?
・私なんかが貰っていいのかな?
・持ってることを身近な人に知られたら差別されないかな?
というような不安な気持ちが大きくて、なかなか踏み出せずにいました。

しかし、
・実際に通勤電車で倒れたこと
・これからも出社のために毎日片道1時間くらい電車に乗らなければならないこと
・電車内失神エピソードを精神科の先生に話したら、「起立性調節障害かな?今後2ヶ月以内にもう一度倒れたら脳外科行きね。僕が紹介状書くからね。」と言われたこと
・思い返せば、倒れるまではいかなくても電車内で体調悪くなることは多かったこと
を鑑みて、この度ヘルプマークを受け取ることにしました。

ヘルプマークを受け取ってからは、行きと帰りの通勤電車は必ず優先席の近くのドアから乗車するように。
運良く優先席が空いていたら、無理せず座ってヘルプマークを提示するようにしています。

もちろん「ヘルプマークを持ってるんだから席を譲ってもらって当たり前」とかそんなことは一切思っていなくて。
むしろ申し訳ない気持ちで優先席を使わせていただいています。
常に周りを見て、自分が元気な時は困っている方に席を譲れるように心づもりはしているつもりです。

ヘルプマークを持って、優先席に座らせていただけるようになってからは、もちろん電車で気を失うことはないですし心なしか日々の辛い気持ちも軽減したように感じます。

世間から見ればまだまだ若い、見た目は健康な私にも優先席を使わせていただけていることに感謝しつつ、
これからも無理なく生きていけたらな…と思います☺️

今日は、そんな所感を綴ってみたのでした。
おしまい。

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