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3月に読んだ本 -1行要約とひと言感想

アフターコロナの社会傾向かもしれないが、僕自身もここ最近は「変化の必要性」「自身を見つめ直す事」への興味関心が強いみたいです。

誰もが人を動かせる! あなたの人生を変えるリーダーシップ革命

変化するものが強く、変化する原動力は欲。欲の無い人間はいないが、日本社会は構造的に個人の欲=才能を潰す。リーダーシップとは、メンバーの欲(筆者は仏の部分と呼ぶ)の発揮打率を上げる事。

転職直後という事もあり、転職先のカルチャーに自分をFitさせようとして空回りしていたところだったので、改めて他人の真似事ではなく、自身の強みをどのように発揮させるか?という思考転換ができた。今後のキャリア軸は、規模は小さくても川上から川下まで一気通貫で裁量が待てるポジションを目指したい。

苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」

ブランディングの3要素は、①誰に?=ターゲット、②何を?(強み、訴求ポイント)=戦略、③どのように?=戦術。特に②戦略が大切。取り扱う商品だけではなく自分自身もcore competency を軸にブランディングする必要性がある。消費者が買っているのはドリルではない、ドリルで開けられる美しい穴だという事を理解していない経営者が多すぎる。

上述の「誰もが人を動かせる」では、主に自身の強みの大切さにフォーカスして書かれていた印象だが、この本ではブランディングの要素①にターゲティングが強調されている。実際、人間が社会的存在である以上、仕事ができるとは、世の中で価値があると判断される事は、いかに対象となる人物や集団に寄り添って価値を生み出せているかで決まるので、忘れがちなターゲティングの大切さを再認識できた。

Shopify運用大全 最先端ECサイトを成功に導く81の活用法

Shopifyの特徴は自社ECとモールを兼ねている事。Amazonや楽天、百貨店や商業施設の強みは集客。一方で出店者の悩みは手数料。出店者目線で二頭を獲ることを実現するのがShopify。更なる強みはSNS連動での拡張性。各種SNSや越境ECとの連携が可能で、CX(Customer experience)既存せず購買まで誘導できる。真のSaaS。

新興ブランドは、既存モール、例えばAmazonや楽天で外部誘導獲得する為には、認知獲得のために結局Ad(広告)投資が必須だし、何より誘導先のカタログ=商品ページの質が低い(実際、素人目にも楽天やAmazonの質は低い)ので、投資効率は感覚的に考えても6-7割くらいでしょうか。Shopifyは集客=閲覧数と、高品質のブランド訴求=購買転換率の二頭を狙え、更に拡張まで可能という点でAmazonにとっての脅威と呼ばれていると理解します。

NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX

創造性、スピード、機敏さ。高度経済成長期のような工業化時代の目的はバラツキを最小化する事だったが、現代ではバラツキ=クリエイティブを高める事が最優先。最大のリスクはミスを犯したり一貫性を失う事ではない。一流の人材を確保できないこと、新たな製品を発明できない事、環境が変化した時に迅速に方向転換できないこと。

多くの日本企業には耳が痛い内容で、非常に的をえた指摘と気づき、そして経営をされているなと納得。各所で言われている事だが、すでに古来の日本式教育は破綻している。現代社会で必要とされる人間は、ミスをしない人ではなく、創造できる人間。

学び効率が最大化するインプット大全

情報:知識=3:7、いや極論1:9でOK。情報はオンライン、知識は本と人から主に得られる。インプットに必要なのは、自然に情報が手に入るシステム構築(Googleアラート推薦)、効率化、経験、情報から知識への昇華。毎朝見たニュースも、実際数日後には記憶にない。

焦ってしまうが知識の貯蓄が最優先。実際僕自身、少し前まで、日々クライアントと話を合わせねばと躍起になって新聞を読んでいたが、日本のニュース・新聞を意図的に遮断した今も尚、特に社会からの遅れは感じない。むしろ、知りたい事の学びに時間を割く事で充実した生活を送れている。

学びを結果に変えるアウトプット大全

アウトプット:インプットの理想的な割合は7:3。最強のアウトプット法は「教える」。インプット、アウトプットに加えて、DO、フィードバックの組み合わせが大切。

確かに、ベストな状況はいつまで経っても整わないとは思うので、先ずはDOというのは同意。やっていたらドーパミンが出てノッてくる。

LIFE SHIFT2 - 100年時代の行動戦略

絶え間なく変化し、学習、労働、余暇の3ステップライフが、シャッフルされていく中で、常にベストな選択をする為に、どう準備しますか?という本。

変化の必要性に気がついていない人へ警鐘を鳴らす本。一方で、変わらないものを目標にしないと成り立たないのが現代社会であるとも思う。現代では、普遍的な物事以外は変化が早すぎてKPIに出来ない。実際、例えばAmazonは「10年後も顧客は、安くて、早くて、良いものが欲しい」という人の欲望の本質に基づき、これまでの、そしてこれからの経営戦略を立てている。


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