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#マンガ感想文

薄暮のクロニクル【他人の迷惑かえりみず、やってきました!マンガ感想!】(著:ゆうきまさみ:11巻完結)

前回「新九郎奔る」を紹介したときにチラとだけ言及したので、 別枠でこちらも紹介しておきます。 こちらはオキナガと呼ばれる不死者の話を書きます。 主人公は沖縄戦の時にオキナガになって、その姿のままずっと若い男性の姿をしている。 それにコンビで人間の女性がついて(こっちが語り手主人公) ふたりで事件を解決していく探偵と助手スタイルです。 オキナガというのは、ヴァンパイア的な存在ですが、 別に血を吸わないと生きていけない訳では無し。 (血を吸うと回復が早くなるようですが) 昼の

新九郎、奔る【諸君!ワレワレ漫画感想ハ!(をついに語り始めた漫画感想)】(著:ゆうきまさみ:現在連載中)

時代劇です。 大河の世界は必ず時代劇になるみたいですが、 中でも戦国時代は毎回のごとく取り上げられます。 中国みたいに何回も戦国時代が来たらネタも豊富なのですが。 日本では大体、 源平の合戦、南北朝時代、織豊時代、幕末明治。 に限られます。 壬申の乱とか絶対に取り上げられないですね。 しかし同じ戦国時代といっても、 戦国初期についてはあんまり語られず、 (要するに地味だからですが) 知らないことが非常に多いです。 扇谷上杉なんて誰も知らないですよね? (おうぎがやつうえす

じゃじゃ馬グルーミン★アップ(著。ゆうきまさみ)【まあたウマ娘とかやって。もっとマンガ紹介して稼ぐ方に回らないとダメべさ】

ウマ娘が、大人気みたいです。 どこにいても話題が入ってきます。 うちの弟がダービースタリオンをやりこんでいて、 馬の家系図に詳しいので、 それつながりです。 今回は馬そのものにスポットを当てた作品ではなく、 競走馬の牧場を舞台にした仕事もの&ラブコメマンガです。 ひょんなことから北海道の牧場で働くことになった主人公。 そこには美人4姉妹がいて、 そのうちの次女に惚れてしまいます。 (次女パワーがまた発揮されてる。なぜ次女ばかり運命に優遇されるんだ) いや、いいけど・・・

機動警察パトレイバー(マンガ版:著。ゆうきまさみ)【俺は偶然もふたつまで許すことにしてるんだ。しかし偶然が3つならそれは偶然じゃない。マンガ紹介だ】

ゆうきまさみ先生の初期の超代表作。 この辺からこの人は、社会派に転じましたね。 時代は80年代。バブル時代。 古いマンガです。 今から読むと、少し時代感を感じるかもしれませんし、 結局、未来史にレイバーロボットは出現しなかったし。 でも架空の歴史として、 SFとして、 そして社会派ドラマとして、 かなりの影響を与えた作品なのではないでしょうか。 主人公サイドは、 巨大ロボを扱う警察部隊。 といっても精鋭部隊ではなく、 落ちこぼれを集めた凸凹部隊でして、 だから個性が強

漫画「だがしかし」感想(完結作品を語る! #400)

「だがしかし」(コトヤマ) 連載期間 2014年~2018年(週刊少年サンデー) 昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。 ・hiro’と漫画 高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。 「だがしかし」は、駄菓子紹介がメインのハートフルコメディ作品! 全11巻。サンデーうぇぶりというアプリで全話無料で読めます! 1話1話が短いので読みやすく、色々な駄菓子が出てき

「夏へのトンネル、さよならの出口」SFというよりファンタジー映画

Amazon プライムビデオのウォッチリストに入れたあと、リストにあることも忘れていたが、連休中にコミックアプリで多くの無料試読があり、そのタイトルを見てアニメ化(映画化)されているのを思い出した。 Webでコミックを読み始めると「中途半端なタイムワープ?」が気になり、まず映画版を観ることに。 プライムビデオのリンクはこちら。 映画版では主人公以外の周辺人物の描写が薄く(83分なので仕方がない)、視聴後にコミックを最後まで読んでみた。 全4冊、ひと夏の物語。 原作のラ

「葬送のフリーレン」に学ぶ、昔話でイキることのヤバさを知るのが良い。

マンガ大賞をご存知だろうか? (公式ロゴ:『マンガ大賞』公式HPより引用) マンガ大賞(まんがたいしょう、英題:Cartoon grand prize)は、マンガ大賞実行委員会によって主催される漫画賞である。友達に勧めたくなる漫画を選ぶことをコンセプトにしている。発起人はニッポン放送アナウンサーの吉田尚記。2008年3月末に第1回マンガ大賞が発表された。 『マンガ大賞』Wikipediaより引用 本屋さんのポップなどで、名前や存在は知っている方も多いと思う。 選考年