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Web会議で忘れていけない視点

リモートワークになり、対面型の会議がWebを通じた会議に変わってきました。そこで、リモートが原因で会議の質が落ちたとの声があります。今回はWeb会議についての記事とさせて頂きます。

Web会議は今までの欠点が露見する

Web会議に移行したことで会議の質が落ちたという点については全く的外れな意見とまではいえません。しかし、単にファシリテーターが不在であった可能性があります。そして、対面での会議以上にWeb会議は司会進行役が重要です。Web会議の特徴として、座席の位置がわかりづらいこと、誰に向かっての発言かわかりにくいことが挙げられます。

このような原因であった場合はすぐに修正が可能です。

ファシリテーターを教育し、適正に配置することで解決すると考えます。

そもそもの問題点

しかし、Webが一般化する以前に上司から部下への高圧的かつ一方的な指示が常態化していることや、ハラスメントが黙認されていたような企業の場合は、Web会議に移行したことから生産性が下がったとは言えません。そもそもWeb会議によって以前から問題となっていた部分が露見したと考える方が適切です。

Web会議の特徴

対面型と異なり、画面の下でスマホでゲームをしていても足を組んでいても自分以外はわからないのがWeb会議です。よって、あまりにも会議出席者を広げすぎてしまうと時間を持て余す社員が現れてしまい、会議の質の低下を招きます。対面型と異なり、Web会議は基本的に一定人数の範囲内であれば全員の顔が見てしまします。そこで、明らかに上の空で参加しているような社員が参加している場合、雰囲気が連鎖してしまうことも予想されます。

どうしても参加が必要である場合は、質問をすることや、(人数の関係で難しい場合は)チャット機能を使うことなどで、能動的に参加できる工夫をすることが大切です。

また、会議の長さも無視できません。Webの場合は対面より短めに設定することが適切です。実際に行ってみると納得ができますが、対面型よりWeb型は画面を凝視することから、疲れやすいと感じるでしょう。長くなる場合は途中に休憩を入れるなど参加者への思いやりも忘れてはなりません。

最後に対面型と異なり、感情が伝わりにくいのも否定できません。よって、感謝の気持ちや発言に対する反応も対面型以上にはっきりと示すことが円滑な議論を展開していく上でも重要です。今後さらに加速するWeb型の会議においては対面型会議以上に開催者の手腕(例え失敗したとしても経験を次に活かす)が問われるということです。

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