GR3xを買ったら、仕事に使うつもりが、日常に楽しみが生まれた話
RICOH GR3xが手元に届いてから2か月が経過しました。GR3xが来てからというもの毎日かばんに入れて持ち運んでいます。
今までスマホでは全然写真を撮らなかった私ですが、たまちゃんのお父さんみたいに子供の記録や京都のスナップを撮るようになりました。それ以来、休み無しで仕事ばかりしている生活の隙間に楽しみが生まれました。
きっかけは飲食店経営
集客のためInstagramを始めることに
2022年の夏、コロナで苦しむ家業に急遽呼び戻されることになった私は、両親が新規事業として立ち上げたものの建物の建設以外何も進んでいなかった飲食店の立ち上げを一人で始めました。
今まで銀行員としてしか働いてこなかった私は、初めての経験となる飲食店立ち上げに四苦八苦しながらもクラウドファンディング等を経てなんとかオープンにこぎつけます。
おいしいだけでは成り立たない飲食店。認知、立地、味、サービス、内装の雰囲気の掛け算が経営には不可欠です。
その認知の部分をまずどうするか、無料で始められるSNSをやらない手はありません。ましてやコロナで悲惨な状況での新規事業立ち上げですので、かけられるお金もありません。
とりあえずTwitterを始め、それをてこにクラウドファンディングを始めた私でしたが、もう一つやらなければならないと思っていたInstagramは忙しくて手付かずでした。
いざ始めてみるとInstagramの集客力に驚いた
何とか飲食店のオープンまでこぎつけた私は、やっと手持ちのスマホで写真を撮ってInstagramに毎日投稿することを始めます。
やり始めて驚いたのは、Instagramを見て20-30代の女の子たちがお店にたくさん来たことです。今や店舗ビジネスの集客に不可欠と言われるInstagramですが、当時ユーザーではなかった私には全く実感がありませんでした。
でも、Instagram攻略本を読んでなんとなく全容を理解し、投稿を始めてみると、できたばかりのお店なのに、若い女性が「Instagramを見てきました!」とやってくるのです。
毎日お店に立ち、お客様に「どうやってこのお店の存在を知ってくださったのですか?」と尋ねる度、「Instagramは何よりも優先して取り組まなければならない」と思うようになりました。
カメラへの投資はたぶん不可欠
そこで、成功しているように見えるお店のInstagramアカウントを研究してみようと日々様々なアカウントを眺めていると、一部の人気店はインスタに全振りしているのではないかと思うくらい力を入れているとわかりました。
でもInstagramの運用を外部に委託したり、写真撮影をプロやインスタグラマーに依頼したりというマーケティング予算はコロナ禍の中小企業には当然ありません。全部自分でやるしかないのです。
「写真の撮り方から自分で研究してうまくなるしかないな。内製化に成功できれば将来会社のノウハウにもなるし。」そう思った私は、とりあえず不可欠だと思われるカメラの購入を検討し始めました。
友人の勧めでGR3xを買うことに
カメラに詳しそうな友人に連絡を取ってみた
カメラも写真も全く興味がなかった私の周りには、そういうことに詳しい身近な友人はいませんでした。でも家業に戻ってからTwitterやFacebookなどで自分の活動を発信していく中で、友人の中に詳しそうな人を発見します。
それは大学時代の同級生でしたが、会話をした記憶はほんの少しだけ。連絡をとるような間柄ではなかったと思いますが、SNSを見てカメラ詳しそうだなと知り、いきなりTwitterでDMを送りました。
大学時代にほんの少しだけ面識があった程度の人にいきなり送るDMとしてはえらくぶっきらぼうだなあ(笑)と今振り見ると思うのですが、これは私の性格なので仕方ないとして、ありがたいことに友人からはすぐに返事がきました。
おすすめに従いGR3xを注文
ざっと調べた感じ、カメラは今や10万円では買えないと漠然と知っていたので予算15万円と設定しました。
内心、「予算15万って冷静に考えて高いよね。生活を激変させた食洗器ですらもっと安かったんだけど」と思いながら、「これは仕事だ。会社が繁盛すればそれでいいんだ」と思って思い切って買うことにしました。
そして友人から勧められた2つのカメラのうちの1つであったGR3xを買うことにしました。その当時のGR3xの価格は12-13万円程度でした。
調べたら中古でもほぼ同じ値段でしたし、新品は納品まで1か月待ちとメーカーサイトに記載があったのでかなりの人気機種だとド素人でもわかりました。そして発注しました。
1か月待ちのつもりが納品に4か月かかった
ただ、その後1か月待ちがすぐに3か月待ちに訂正され、その後すぐに4か月待ちに訂正されるとは知る由もありませんでした。
「1か月待てばカメラが手に入る!」と新品を注文した私でしたが、結果4か月弱待つことになりました。その後は地獄です。届くまでうずうずしました。
撮影意欲が爆発、子供や京都の街並みを撮る楽しみを発見
それもあって早く写真撮りたい欲が爆発。GR3xで撮った写真はまだ店舗Instagramでは投稿できていないのですが、カメラが届いて以降、練習がてら毎日持ち歩いて撮るようになりました。
すると私の生活にも変化が。カメラを持つと子供たちや京都の街並みよく撮影するようになり、仕事ばかりで疲れていた自分でしたが、日常に少し楽しみが生まれるようになりました。
今後店舗Instagramへ活用していきますのでお楽しみに
既にメニュー表や看板などの撮影にすでにGR3xを投入していますが、当初の目的であったInstagramは未対応。今後Instagram運営の方に本格導入したいと思います。
以下、京都のスナップです。せっかく撮ったので見てください。
写真を趣味にできたら仕事もプライベートも両方使えて一石二鳥じゃないか!と思いながら購入したGR3xでしたが、思惑通り生活に溶け込んでいる状況です。写真を撮るっていうことがこんなに楽しいことだとは思っておらず、自分でも驚いています。
経営者やバリバリ働くサラリーマンの方々には、筋トレやジョギング、はたまたマインドフルネス瞑想などにはまる方が多いです。
たぶん、プライベートでも四六時中仕事のことを考えてしまうので、脳を空っぽにするためにそういうものにハマるのだと思いますが、たぶん写真にもそういった側面があるのではないかと思います。
写真を撮っている間は夢中になって、他のことを考えなくて済む。そういう時間を持てるということが忙しい今の自分にとってたぶん必要で、だからこんなにハマっているんだなと感じています。
まだまだ撮りだめている写真がたくさんありますので定期的に吐き出していければと思います。
以上です。最後まで見ていただいた方、ありがとうございました!
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