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飲み会はオッケー泊まらず帰ってこい

駅前のホテルに泊まった。午後6時チェックイン。会食キャンセル相手の女性から「もう若くはないのですから夜の酒場をさ迷はないでね」と言われ苦笑い。7時過ぎ夕食のためにホテルを出る。

田舎の夜は早い。食事を取れそうな店は終了している。ショッピングセンター入口付近で「あら、〇〇クン」と声を掛けられた。「どなたですか」と聞かなくてよかった。中学の同級生だった。

5年ぶりに親不孝通りへ。横丁を入ると大きな酒場がある。同級生はその店のホステス。二十歳前後か、初めて2人で40分ほど飲んだ。お幾らですかと聞くと「私のおごり。また来てください」。

何年か経ち彼女は古巣の店近くでスナックを始めた。帰省するたびに通ったが、年を重ねるごとに故郷も遠くなる。久しぶりの再会も、すきっ腹のため酔いつぶれ1時間ほどソファーに寝転んだ。

目が覚めると小学の同級生が一人飲んでいた。「飲み会はいいけど外泊はだめだよ」と夫に言われてきたとか。「誰とどこに泊まるっていうんですか。教えて頂戴」と茶化す。仲のいい夫婦なり。

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