見出し画像

これから腕時計なんか不必要なのにね

また、腕時計を買う (07年6月15日)中学入学時、父から中古の腕時計をもらった。機械式でゼンマイで動いた。社会人になり舶来品を含め何個も腕時計を買った。引き出しの中には使っていない腕時計がいくつもある。

毎日、正午にゼンマイを巻いた。自動巻きが全盛のときも機械式ばかり。修理のため時計店に行くと「修理代で中級腕時計が購入できますよ」と言われて、ようやく自動巻きに切り替えた。

15年間ほど自動巻きを使っていた。誤差の少ない水晶発振腕時計(クォーツ)は可愛げない。遅れるより、進む時計が好きだった。飽きると気前よく友人にあげたりして新品を買った。

その後、クォーツを手に入れた。電池が10年間持つという腕時計は、電池の交換に1カ月もかかった。しかし、ものにぶつかったりして傷だらけの腕時計は、見かけより頑丈だった。

それなのにまた悪い癖が出て、人並みに電波腕時計を購入した。今はこの日本製に満足している。妻は「身の回りは時計だらけ。もう腕時計なんか不必要なのに…」とあきれ顔だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?