赤い宝石のようなトマト。しかし、当たり前に味わえるわけではないのです。
友人の功刀隆行くんから、宝石のような美しいトマトが届いた。
彼が代表を務める株式会社ヨダファームは、山梨県のまんなか、富士山の山麓にある美しい町にあって、トマト一筋半世紀の農家だ。
功刀自身、これまでの農業を「もっとやりがいのあるものにしたい!」という思いで農業”経営”に取り組んでいて、日本有数のビジネスカンファレンスであるICCのクラフテッドカタパルトにも登壇し、素晴らしいピッチを見せてくれた。
いつも明るく、笑顔で前向きな彼が、Facebookでこんな投稿をしていたのは10月15日のことでした。
すぐに電話したら、トマトの現状(10月半ばの時点)は、収穫量が昨年の1/10にも満たない状態で、昨年の暑さの影響が主な要因ではないか、関東近辺の農家はほとんどがダメージを受けているとのこと。
今後の見通しとしては、11月半ばまでこの状況が続き、3ヶ月の収穫期間のおよそ半分がほとんど収穫できない状況が続きそう。収穫量としても昨年の半分の量が収穫できれば良い方だとのこと。
そして、ようやく収穫が本格的に可能になったタイミングで送ってくれたのが、こちらのトマトだったのです。
なかなか一筋縄ではいかないのが農業。
とはいえ、近年の気象変化は”努力の範囲”を超えているように感じますし、大幅に増えた自然災害も、長年にわたる努力を一気に吹き飛ばしてしまうことがあります。
網の目のような調達ネットワークを張り巡らしている日本の小売流通ですから、A地点で採れなければB地点で調達して不都合な真実はなかなか見えにくいものです。一見消費者の目に触れるのは、棚に並んだ綺麗な商品だけだし、しかも、ニュース報道は「高くなった」「消費者の財布にダメージ」といった、川下目線ばかりです。
僕ら(消費者)にできることは3つ。
一つは、環境に対する意識を高めることと、「食」は命そのものだと自覚して域内消費(地域・国内生産)の循環経済を意識すること。SDG’sの根幹の考え方でもありますね。
二つ目は、推しの若手農家を見つけたら、彼らを育てるつもりで買い続けること。そうすれば、農家の人生も透けて見えるし、毎年の農作物の成長に合わせて季節を感じたり営みそのものが豊かに感じられる。
最後に、困ったときには買い支える、という応援購入。収量が半分になるということは、単純に所得が激減するということ。ヨダファームでは、規格外トマトを使った素敵な加工食品をたくさん作っています。
公式HPオンラインショップ https://yodafarm.jp
🍅ただいまトマトの加工品とトマト(予約受注)が可能🍅
また、功刀くんは現在、ヨダファームキッチンを建設するという一大決心をして9回目のクラウドファンディングにも挑戦しています!
9回目のクラウドファンディング【初代農民募集】
味の素さんの素敵な紹介記事も見つけたので、こちらへ貼っておきますね。
今日は、功刀くんのお誕生日。僕もクラファンで応援したいと思います!!
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