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病気を含めて日常を語りたいの

わたしは昨年の2月にうつ病と診断され、3月4月と休職、復職したいまも投薬治療を続けている。

だんだん薬を飲むのも当たり前になってきたし気持ちの浮き沈みにも慣れてきた。慣れてきたというのは浮き沈みを客観的に把握できる回数が増えてきたのみで実際しんどい時はしんどい。

それでも普通に起きて仕事に行くし友達と遊んだり酒を飲んだりもする。
薬を飲んだり不調で悩んだりする以外は「普通」なのだ。というかわたしにとっては薬を飲んだり不調で悩んだりするのも「普通」の生活の一部。

だからときどきこの変な病気によって引き起こされることを周囲に話したくなってしまう。回復期に入って食欲がマシマシになっているんだ!とか、低気圧がきて心身ともにしんどいんだよね、とか。

心の病とも言われるこの病気になる割合が10人に一人と言われるいまもなんだか肩身が狭い気がする。というか病気をあけすけに語るのはよくない、という空気がある。それが当たり前なのもなんとなくわかる。周りに気を使わせてしまうから。
でもうつ病は寛解することがあっても完治しない病気。わたしの性格からして一生付き合うか気をつけていく必要があるだろう。だから生活の一部、わたしの一部として語ってしまいたいという思いに駆られる。今気をつけていることをうつ病になっていない健常者の方に伝えたいときもある。こんな掃除の裏技がある!とか昨日のドラマ面白かったよね、くらいのノリで。
もちろん今病と戦う人たちとのコミュニティはあるしわたしも知り合い同士で励ますことはある。でも健常者との境目はある。

病気を含めて日常を語りたい。そんな日が来るのか。メンタル弱者だけど、それも含めてわたしだから、いつか自然に語れる日が来るといいな。まずはこうして発信するのみ。

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