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「みんなと違う処で、目立ちたい。」 だから僕は、休学をして、3月から事業をはじめました。

休学の集いコミュニティメンバー紹介第9弾!
今回は、新関燿(あだ名:ぴっか)くんを紹介します!

山形県で生まれ育ち、若者が集まる街づくりに関心を持つぴっかくん。
就活中に「自分には、まだここ(山形)でやるべきことがある」と感じ、休学を決断。
現在は個人事業主として、山形で事業に奮闘する彼の、熱い想いを聞きました!

プロフィール

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新関燿(にいぜき ひかる)
山形大学工学部建築・デザイン学科4年
現在、休学中(2020年10月ー2021年9月)

"勉強していることや興味があることは何ですか。"

「街づくり×事業経営。なんもない山形だからできることを、
 若い世代とつくりたい。」

若者が集まる街づくりを、事業を通して実現したいと考えています。
街づくりに興味を持ったのは、周りの同級生の環境と、自分の「あまのじゃく」な性格が影響しています。もともと「みんなとは違うことがしたい。」「違う処で目立ちたい。」という気持ちが強いタイプでした笑。なので、周りの友人の多くが県外進学を決める中で、逆に自分は山形にいたいと思うようになりました。因みに同じクラスの県内進学率は10-20%程…医学部を除くともっと低くなりますが笑。そして決まって山形を離れるみんなは「山形何もない」と言い残していくのですが、とてもモヤモヤしていたんです。確かにROUND1もLoftもないけれど、何があろうと、僕らは山形で生まれて、山形で育った。その事実は変わらないのに山形を貶すのは、自分達のこれまでを貶しているようなものでむず痒いなと。それも「深くまで」山形をちゃんと知ってもないのに山形を貶して県外に出て行くことに、僕はどうしても納得できないんですよね。大学には入ってからは実家暮らしということもあり1年の夏頃に車も手に入れたので、休みがあれば色っっ々な場所を訪れるようになりました。そうして4年経ってみたら、美味しい店、暖かい人、魅力的な場所がそこら中にゴロゴロあるのに気付いたんです。親との外出では気付きにくいような、若者が映えを狙って集まってもおかしくないくらい綺麗なところも、もっと前から知って友人と行けてれば…って悔しい思いも。若い内には気付きにくい山形を、もっと若い人たちが気付いていけば、よくなるんじゃないか。もっともっと魅力を感じられて、自然と若者が集まる街にしたい。今はそんな想いで、山形で大人や学生たちと活動を続けています。

"なぜ、休学することを決めたのですか。"

「"君にとっての理想の街って何?"という問いに答えられなかったから。」

もともと、休学をするつもりは全くありませんでした。3年生から就活をしていて当初から自分のやりたいことは街づくりだな~と感じていたので、地方公務員とか、街づくりコンサルを考えていました。でも、公務員のインターンに参加してみて、コト無かれ空気を吸いとったら違和感を持ち、「まずは成長して実力をつけたい」という理由から、民間企業への就職に志望をかえました。3月頃まで名古屋のまちづくりコンサルティング会社や、東京の人材系のベンチャー等を見てました。

その頃コロナもあって一旦面接などが延期になってたので、オンラインイベントにも参加するようになったのですが、そこであるまちづくり系のベンチャーの社会人にこんなことを聞かれたんです。「『街づくり』と一言で言ってもいろいろあるけど、君は具体的に何がしたいの?君にとって理想の街って何?」恥ずかしながら、僕はこの問いに全く答えられなかったんです。「あー、自分はそれっぽいこと言ってただけだったんだ。」そう痛感した瞬間でした。さらに痛いことに、既に起業して稼いでいた同学年の友だちと話をしていて「街づくりをしたいという気持ちはわかった、けど、君は(学生時代)何もやっていないよね。」と言われてしまったんです。ズキーン(痛み)。
「街づくりがしたいのに、自分はまだ、したい街づくりが無い。」
この想いがきっかけで、休学を決断しました。

"休学して、今は何をしているのですか。"

「個人事業主として、3月から飲食事業をメインにしたお仕事をします。」

休学検討を始めた5月から10ヶ月ほどは、学生団体を2つ立ち上げて学生支援活動をしたり、地域の社会人と会いまくって知見と人脈を広げてきました。そんな折に2年間お世話になってきたアルバイト先の社長から、「起業をしたいなら、やってみたらいい。」と、3月開始の新規事業での業務受託の提案を受けたんです。僕にとってこのタイミングでの起業の提案は、やってみたいワクワクの気持ちと、今の自分で出来ることがないのではという不安な気持ちで押し挟まれていたのですが、数日間考えた末に提案を受けることに決めました。決めた理由は「心がぞわっとしたから」でした。そんなこんなで、3月に社長になることが決まりました。

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事業内容は『山形Eats』という地元企業が結託した地域密着のフードデリバリーサービスの、配送の現場調整等です。22才の僕が持つ若者コミュニティやSNSの知識や吸収力、柔軟さなどで事業の成功へ繋げられるよう取り組んでいくつもりです。とはいえ配送補佐の仕事をずっと続けるわけではなく、社長から他に提案していただいた駅前新店舗の立ち上げ、キッチンカーの拡大事業、飲食イベントの運営など、可能な限り何でも挑戦していこうと考えています。

その他、最近は学生団体として、山形の飲食店を複数巻き込んだ企画も行なっています。卒業生が店でお祝いメニュー食べてInstagramにup、それを条件にまちの人から新生活応援資金が提供される企画です。より多くの若い世代がお店に足を運んでほしい、また卒業を機に県外へ出てしまう若者が、店で食べた思い出をもとにまたまちに戻ってきてほしい、そんな思いで準備を進めています。他地域の街づくりコンテストでもこの企画のアレンジを提案し、今回の山形での事例をフィードバックしてもらう予定です。

"「休学の集い」メンバーへのメッセージと
 今後の活動に向けた決意表明をお願いします!"

僕は周りと違う面白い人たちがとても好きなのですが、休学を考えている時点で、きっと皆さんは「面白い人たち」なのでしょう笑。「面白い人たち」の人生はきっと面白いし、「面白い人たち」の生き方を知りたい。今は悩んでいるかもしれないけれど、悩むほど人一倍に色濃い人生になるはずです。もし休学をすることが決まったら、ぜひ皆さんとお会いしてお話してみたいです!

あ、最後に、もう1つこの場をお借りして言いたいことが…
1年後、個人事業で笑っていられるよう、一緒に働きたいと思ってもらえるよう、関係性を大事にしながら、僕はこれから頑張ります!!!!!


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