【ノクチル】いつだって、僕らは。#前編
いつだって僕らは。どれほどの時が経っても、この先どこまで行っても。
いつだって僕らは。
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2020年6月30日15:00のアップデートと共に、ノクチル初となるシナリオイベント【天塵】が始まった。
あまりにもクソデカ感情になってしまったので、なにか吐き出さずにはいれず本記事に取り掛かった。
またノクチルのシナリオイベントが楽しみすぎて事前に彼女らのコミュを読み返しまくった。
より彼女たちの事を深く知った上でイベントコミュを読みたいと思ったからだ。
死ぬほど暇だったら読んでみて欲しい。
イベントコミュ「天塵」は彼女たちを深く知った上で読むとまた違う視点で見えてくる。
ノクチルのメンバーのコミュは抽象的な物が多く、文字として書かれていない描写も読み取らないとメッセージ性に気付きにくく、コミュを深く読み込むと新しい世界が見えてくるかも知れない。
また本記事も基本的には上記の解釈に沿って進行していく。
その上で、今回の『天塵』は今までのノクチルメンバーのコミュのおさらい、というか、今までのコミュを踏まえたらノクチルメンバーにこういう事が起きたらこう動くよね、と感じる場面が多々あった。そのため過去の記事を抜粋する事が多々あるかもしれないがあらかじめご了承頂きたい。(過去の記事と本記事が、本編とはかけはなれた解釈違いではない証左でもあるので安心してお読みいただきたい。)
また、シナリオイベントと同時に浅倉透の期間限定PSSRとsSSR市川雛奈が実装されるなど、なかなかヤバいガシャローテに、界隈は阿鼻叫喚の地獄絵図と化していた。
幸いな事に、うん万円で新規カードをお迎えする事が出来、また新規コミュはイベントコミュの前日談や後日談という事で繋がりがあったため、イベント配布カードも含め、イベントコミュと一緒に紹介していく。
本記事ではイベントコミュ「天塵」や、新規カードのコミュについて触れるため、ネタバレを考慮しない。「天塵」についても既に一度読み、振り返る人向けに本記事を進めていく。また独自解釈を含むため、激しい解釈違いがあるかもしれないことや、揚げ足をとる勢いで深読みをしているので想像を絶する長さであること、感想文とも考察ともポエムとも言えない怪文書であることも注意されたし。あまりに長くなった場合、前編と後編でわけるつもりでいる。
0.追憶
物語は、過去の記憶から始まる。幼きころのノクチル4人の過去だ。
幼きころの浅倉透が夏休みの間に祖母の家にいくので、幼馴染みんなで過ごす事が出来ないと言う。
代わりに浅倉は「みんなでお金溜めて、大人になったら4人の車を買って、旅行に行こう」という約束をかわす。
場面は移りかわり樋口が登場することや、後々の展開で、この回想はおそらく樋口のものだとわかる。
この時点で樋口円香が、幼いころの思い出をずっと忘れられずにいることがわかる。またその事から幼馴染たちとの思い出を、そして幼馴染たちを大切に思っていることも読み取れる。
ノクチルに、はじめてユニットとしての仕事が決まり、幼馴染4人はアイドルとして新しくスタートを切って踏み出す予感に満ち溢れていた。
再び幼き頃の約束がフラッシュバックする。
「旅行って、どこに行くの?」
かつて少女浅倉透は言った。
「海に行こう。」
私たち4人はアイドルとして新しくスタートする。
けど私たちはどこに向かってスタートを切るのだろうか。
アイドルとしてどこに向かっていくのだろうか。
あの頃と違って海に行くわけではない。
1.同じステップ
「てってん、てててん、てーてーててん」
ステップの練習に勤しむ福丸小糸。
このてってん〜の文言が出たとき、ステップの練習をしているという描写が無くてもステップの練習をしている場面を連想することができる、という役割を果たす。
福丸小糸の振り付けが間違っていることに気づき、訂正し見本を見せるなど、樋口は振り付けをこなしてきている。
些細な事かも知れないが振り付けのテストがあるのは今日だというのに、振り付けを踊れていない小糸はなかなかギリギリだと言える。
「……浅倉は大丈夫なの」
浅倉のことならおよそほぼなんでも知っている樋口が、(振り付けのテストあるけど)大丈夫なのと浅倉に聞くことからも浅倉が練習してるような様子が無かった事がわかる。
にも関わらず浅倉は優雅に舞う。
紛れもなく浅倉透は【特別】な人間である事が伺える。
ここ、屋上(より空に近い場所)に【才能】をもつ浅倉と雛奈が残り、「人知れず努力し追いつく」側である樋口と小糸にわかれている。
遊び始めた浅倉と雛奈に練習の描写がないのに対し、樋口と小糸にはがっつり練習の描写がされていくことからも意図的に別れさせたのだと読み取れる。
一人レッスン室に残る樋口。
屋上で見た浅倉のステップが頭をよぎる。
浅倉が出来ることは私にも出来る。
樋口は浅倉と対等な関係であることを望んでいる。
浅倉が出来ることは私にも出来るはず。たとえ出来なくても出来るようになるまでやる。
また福丸小糸も練習のための纏まった時間ではなく、夕飯までのわずかな隙間時間を縫ってすこしでも幼馴染みんなに追いつこうとしている。
『みんな、すごいな……』
この福丸小糸から見た『みんな』には樋口円香も含まれている。福丸小糸から見た樋口円香は【特別】な人間側なのかも知れない。
が、樋口円香は人知れず努力をしている。樋口円香は生まれ持った【才能】がある【天才】などではない。
福丸小糸も樋口円香も、愚直なまでに同じステップを練習できる人間なのだ。
「今日はオフじゃなかったか」
おそらくではあるが樋口はプロデューサーと話すためだけに事務所に顔を出したわけではなく、オフの日にレッスンをして、その帰りに事務所に顔を出していると思われる。これは彼女の共通コミュを読めばなんとなく分かるかもしれない。
そんな事務所で交わされるプロデューサーと樋口の会話の中でノクチルの初仕事の詳細がわかっていく。
なかなか出られるものじゃないそこそこ有名な番組であること。
視聴者数が売りであり、テレビ局なども注目している話題性の高い番組であること。
そして生放送でノクチルが出演すること。
「……それだけの番組」
樋口はこの番組について、視聴者が多く話題性があることも認めているが、それだけの番組と切り捨てている。
彼女にとってこの番組に良い印象が無いのは明確で、もともとこの番組は作りが雑であったり出演者の扱いが雑だったりしたのかも知れない。
そんな番組に出演する彼女たちに、たくさんの人に見られるという意識を持つだとか、見た人の感想を率直に受け取ってみて欲しいという事をプロデューサーは言った。
樋口は番組に出演する事を矢面に立つというマイナスなイメージで言い表した。
またこの先何回も登場する重要なワード「売り物」。
売り物と自分たちの事を言った。
当たり前だがプロデューサーは283プロダクションのアイドルたちの事を物だとは思っていない。売り物だなんて、と言い返そうとしたのを樋口の言葉が遮った。
「何かあったら、許しませんので」
この言葉には主語がない。
この言葉を吐くとき、樋口には幼馴染の顔が浮かんでいた。
つまり、幼馴染たちみんなが傷つくような事になればプロデューサーを許さない。
彼女はそう言っている。
共通コミュの話にはなるが、そもそも彼女がプロダクションに顔を出したのは『幼馴染が所属する事になったプロダクションが悪さしないか見張るため』だ。
彼女がプロダクションに入った本当の目的を果たしているといえる。
また幼馴染の顔が浮かんだ時、「初めてのお仕事が決まったんだからちゃんとやらなきゃ!」と言っていた福丸小糸の事が繰り返し頭をよぎった。
これは樋口円香が幼馴染を傷つけられるのとは別に、『してきた努力が無駄になる恐怖』を知っているからだと思われる。
(詳しくは樋口の個別記事を読んで欲しい)
▲樋口の個別記事から抜粋。
つまり樋口円香は、努力が無駄になる恐怖を知っているから、その努力が無駄になるような、福丸小糸の努力を裏切るような真似をしたら許さない。とも言っている。
福丸小糸が人一倍努力をしている事を、これもまた人一倍知っている樋口ならではの思いやりと言うか優しさを感じる場面だと思う。
また、幼馴染たちに何か良からぬことがおきるかも知れないという心配をしている事からも、樋口が番組に対して良い印象が無い、どころか悪い印象を持っている事を読み取れる。
努力の成果だろう、ダンストレーナーにかなり踊れるようになってきています、とお褒めの言葉を頂戴するほどに彼女らは成長していた。
この一連のやりとり。
強調されているのは、
・【特別】な幼馴染とそうではない自分の対比とそれを自覚している福丸小糸
・【特別】で才能があり、大抵なんでも出来る市川雛奈はある程度出来るようになると『ここまででいいや』と線引きをし、頑張る事に一生懸命になれなくなる
という2点だと思う。
市川雛奈はダンスを問題なく踊れる。むしろ得意分野である。
だからこそ、踊れてるからこそプラスアルファに手を伸ばそうとなかなかしない。
レッスン室の外で一人、幼馴染たちの談笑を聞く樋口。
息が全く切れてない浅倉との対比とするならば、息が切れている事を隠している描写のようにも見えなくない。
フルーツゼリーを差し入れに持ってきたプロデューサーは「食べるのはジャージから着替えてから」と言うから、甘いものが好きな雛奈や小糸は急いで着替えにいく。
プロデューサーとの会話も「ゼリー無くなっちゃうから」とぶつ切りに、浅倉透は走り出した。
ここで樋口のモノローグが入り
「透は……走り出してしまった」
ゼリーを取りに走り出したのと、なにかもう一つの意味を含ませたダブルミーニングであることは考察するまでもない。
が、浅倉透が、いつ、どこから走り出してしまったのかは考えてみる余地がある。
この先の展開で触れる内容だが、予習しておこうと思う。
樋口円香がアイドルを始めたのは、「幼馴染が(浅倉透が)アイドルを始めたから」である事は前述した。
市川雛奈がアイドルを始めたのは、「浅倉透がアイドルを始めていいな〜って思ったから」だ。
福丸小糸がアイドルを始めたのは、「みんなが始めたアイドルを自分も始めないとまた置いていかれると思ったから」だ。
つまり間接的な場合もあるが、浅倉透がアイドルを始めたから(浅倉透が走り出したから)全員アイドルを始めた(全員走り出した)のである。
どこから走り出したのか、言うならばここではないどこかだ。行き先がわからなくても浅倉透が走り出してしまえば、全員走り出してしまうのだ。
いつから走り出したのか。これは浅倉透がアイドルを始めた時……と言いたいところだが実のところ本質は彼女たちが幼かった頃から変わっていないと思う。
浅倉透が、どこまで本気かどうかや、その場の思い付きかはなどは関係なく(行き先は関係なく)、「大人になったらお金を貯めて車を買い、海に旅行に行こう」など、どんな突拍子のない事を言っても、全員着いていってしまうのだ。
それが浅倉透が有する、吸引力とも言えるカリスマ性なのだ。
1.5 燃えてないということ
余談ではあるが、本題である「天塵」から少し外れてでも、どうしても触れておきたい1言があった。
「浅倉さんは省エネなの」
この、浅倉さんは省エネなの、というセリフ。
どうしてもここに触れておきたかった。
というのも樋口円香が、浅倉透のそばにこだわる理由をここに見出していたからだ。
▲樋口の個別記事から3枚抜粋。
人が頑張っていれば頑張っているほど濃い『二酸化炭素濃度』を感じとる樋口円香。
この頑張っているという行為を燃焼に置き換える。
燃焼という行為は周囲の空気を消費して糧とし、その身を燃やしている。
つまり『二酸化炭素濃度』を感じとれる樋口にとっては空気が薄くなって息苦しくなる。
浅倉透は、人生を『退屈な、無色で透明な日々』だと感じ惰性で生きてきた。
つまり頑張ることなく、言い換えれば燃える事なく生きてきたわけだ。
省エネとして。
今回、この省エネというワードが出てきたおかげで不安定だったこの考察がより確証と近いものになって、浅倉透と樋口円香の関係性についてより鮮明になった。
人間と人間の関係性や、その物語に重きを置いている私にとってこの出来事は触れずにはいられなかった。
2.糸で結んで
冒頭、授業中、グラウンドで野球をする浅倉透をよそ見していた雛奈が「大事なところだから」と注意されるシーンから始まる。
都市が高度経済成長を遂げたことや、人々が生活様式を変えたという知識が『大事』なのではなく、それらがテストに出るから『大事』だという教諭。
それは市川雛奈にとってただの知識であり、テストに出るような事は『大事』ではない。
野球の試合は浅倉透の活躍により、逆転した。
かなり深読みかもしれないが、この先と同じ展開であることがわかる。
件の生放送で歌を歌わないという大失態を犯す浅倉透。
世間一般的に見れば浅倉透たちノクチルの評価を落とす出来事にすぎない。(浅倉透やその幼馴染たちがする事は大人たちから見れば減点)
だが本当の所は、浅倉透が幼馴染たちを思ってやったことで(浅倉がそこまで深く考えているかは不明だが)努力が結果になった福丸小糸や、してきた努力で1杯食わせた樋口円香や、最高に楽しい経験をした市川雛奈にとっては。幼馴染たちから見れば、減点に見えるそれは、逆転に近しい存在である。
少なくとも市川雛奈にとってはテストに出るような事よりも、浅倉透がやることのほうがよっぽど『大事』なのだ。
と、解釈出来なくもない。
授業が終わり、借りていた教科書を小糸に返しにいく雛奈。
小糸は近づいている生放送本番に備えて1つのステップへの不安を払拭しようと努めていた。
「小糸ちゃん、楽しい?」
懸命に、大変そうに、同じステップを繰り返す小糸に雛奈は問う。
市川雛奈が何よりも優先する事は、それが『楽しくてしあわせ〜』であるかどうかである。
市川雛奈は、好きなものでなければ、楽しくしあわせ〜にできるもので無ければ、練習を続けることなんて出来ないと考えている。
苦しく、思い悩むように練習をしている福丸小糸に市川雛奈がかける言葉としては、これ以上ないくらい核心めいた問いだと思う。
この問いに、少し間を置いてから、「……うん」と答える小糸。
「雛奈ちゃんも、ちゃんとやらないと……!
すぐ本番なんだしもっと……」
「ちゃんとやらないと」
「もっと頑張らないと」
これは市川雛奈の共通コミュで幾度となく登場するワードである。
なんでも楽しくしあわせ〜にやることがポリシーの市川雛奈は、ちゃんと練習しているように見えづらい。練習していない、と誤解されやすい。
また市川雛奈も、大変そうに頑張らないと頑張っていることが認められないことや、努力が認められないことに疑問を抱いている。
福丸小糸から見て雛奈はちゃんとやってないように見えてしまったかも知れない。
雛奈が小糸のほっぺたをつねってその場を離れる場面だと思われる。
これは市川雛奈の共通コミュにもあるが、『相手が何を言い出すか空気を読み取っていち早くその場を離れる』という展開だ。
市川雛奈は自分のやり方を理解してもらう経験が少なく、おそらく『ちゃんとやれ』って言われるのに慣れている。(詳しくは雛奈の個別記事をry)
▲市川雛奈の個別記事から抜粋。
プロデューサーのお説教から逃げるシーン。
屋上で遊んでいた雛奈と浅倉の事を福丸小糸は思い出す。
「……雛奈ちゃんはそれでいいかもしれないけど……」
市川雛奈と浅倉透は前述のとおり【才能】を持つ【特別】な人間側だ。
市川雛奈は物事を楽しむ余裕があるかもしれない、が、福丸小糸はそうはいかない。
樋口もまた人知れず努力を重ねていた。
レッスン室と浅倉を思い返す樋口。
これはおそらく、同じレッスンをしていても息が切れてない浅倉と樋口の対比だ。
樋口は息が切れてないフリをするので精一杯だったかもしれない。
浅倉が出来る事で私に出来ないことなんて、ない。
浅倉が息を切らす事なくできることならば、私にも出来る。(はず)
夜遅くまで練習していた小糸は人目がつかない河原にいた。
たまたま居合わせた雛奈は小糸に声をかけようとする。
が、学校で見かけた小糸はダンスステップの事で思い悩んでいた。
また、小糸は努力している事を周りの人間に隠している。頑張っている事を知られたくない。
その事を雛奈は知っている節がある。
▲市川雛奈の共通コミュから抜粋。
「……小糸ちゃんみたいに頑張れない」
やはり市川雛奈は頭がいいのかもしれない。
というか何年一緒にいると思ってる、という話かもしれない。
小糸に話しかけようとした雛奈は結局声をかけることはなかった。
ここも雛奈は何も知らないフリをして、大事な事(小糸は努力を知られたくない事)はちゃんと知っている描写かな、と思った。
やはりこの少女、【蒲魚】カマトトぶっている。
昔、幼馴染たちと過ごした河原。
今、その河原で幼馴染たちとのアイドルの練習をしている。
大事なのは後述する「この先に海がある」ととおるちゃんが言ったことだ。
ここ、ほぼ全く同じ場面が福丸小糸の共通コミュに存在する。
▲福丸小糸の個別記事から抜粋。
個別記事を書いた時点では、小糸の心理描写がなく、考察でしかなかった「褒められて嬉しいのは幼馴染たちの隣にまだいれているから」という物が今回の「天塵」でより鮮明になった。
▲幼馴染たちに置いていかれていない事を喜ぶ小糸。
ここから先のモノローグが、福丸小糸からみた浅倉透の率直な気持ちだ。
浅倉透がこう、といったらそうなっていく。
幼馴染たちは着いていく。
前述したが、浅倉透がアイドルを始めるとなったら、理由は様々かもしれないが幼馴染たちもアイドルを始める。
そうなっている。
おそらく理由なんかなくて、浅倉透が有する吸引力みたいな物だと考えている。
浅倉透の共通コミュやプロデュースコミュで度々「運命論」を感じさせる会話が登場する。
浅倉透がこう、といえば。
理由なんて関係なく、運命的にそうなっていく。
雛奈が円香の制汗スプレーを勝手に使うシーンがある。
小糸は最初「円香ちゃんに返さなきゃ!勝手に使ったら……!」みたいな雰囲気だったのに、浅倉透がそうではなく、普通に浅倉透も制汗スプレーを使った。
小糸は浅倉透の顔を見てそういう流れでは無いことというか、そういう雰囲気では無いことを感覚で理解していた。
幼き頃のとおるちゃんが、車に乗って海に行こう、この先に海がある。と言えばこの先にきっと海はあるのだ。
と、いうのが【福丸小糸から見た浅倉透】の印象だ。
この「天塵」内のコミュタイトルは「視界1」。
後々の展開でもわかる事だが、ノクチルのメンバーそれぞれから見た浅倉透が語られていく。
今回は福丸小糸だ。
3.フィクションみたいな夏
あまりにもあまりにも本文が長くなってしまったので、前編と後編に分けようかと思った。
纏めていて思ったのは、やはり「天塵」は今までのコミュのおさらいなのだ。
ノクチルメンバーたちの共通コミュをふまえて、「天塵」のこれはそういう事だったのか、となる場面が多々あった。というか毎秒なっていた。
後編ではノクチルたちが出演する生放送の出来事と、他のメンバーから見た浅倉透、幼馴染たちの変わらない関係……その他もろもろに触れて行きたいと思う。
福丸小糸の記事、【福丸小糸は、追いかける。】というタイトル、記事を書いたのだが
という小糸の発言が後編にあり、あまりもの解釈一致で暴れ散らかした。
後編ではよりクソデカ感情で気持ち悪い文章になってしまう事あらかじめご了承頂きたい。
感想文ともポエムとも解説とも言えない気持ち悪い文章をここまで読んでいただいてありがとうございましたごめんなさい。
彼女たちのフィクションみたいな、"エモ"の夏はまだ始まったばかりなのだ。
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