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【中学2年生が理解できる用語解説】SDGs(持続可能な開発目標)

1. SDGsって何だろう?

みなさんは「SDGs(エスディージーズ)」という言葉を聞いたことがありますか?最近、ニュースや学校の授業で目にする機会が増えているかもしれません。

SDGsは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の頭文字をとったもので、世界中の国々が協力して2030年までに達成しようとしている17の目標のことです。

みなさんご存じのこちら↓ですね


2. SDGsが生まれた背景

①地球の課題を解決するために

21世紀の今、地球はさまざまな問題に直面しています。貧しい国では食べ物や水が足りず、病気で苦しむ人がたくさんいます。

一方で、先進国では大量のゴミや二酸化炭素が排出され、環境が破壊されています。

これらの問題を解決しないと、将来の私たちや次の世代が安心して暮らせなくなってしまいます。

②みんなで協力しよう!

そこで、2015年に国連で世界中の国々が集まり、「みんなで協力して地球の問題を解決しよう!」と約束しました。

それがSDGsです。SDGsは、貧困や飢餓をなくすことから、環境を守ること、平和な社会を築くことまで、幅広い目標を含んでいます。

3. SDGs17の目標とウェディングケーキモデル

SDGsには17の大きな目標があります。それぞれがつながり合っていて、全てを達成することで持続可能な世界を目指します。

その関係性をわかりやすく示したのが「ウェディングケーキモデル」です。

これは、結婚式のケーキのように、層になっている図で、SDGsの目標を3つの階層に分けて表現しています。こんな感じに↓

SDGs Wedding Cake
引用:Stockholm Resilence Centre HPhttps://www.stockholmresilience.org/research/research-news/2016-06-14-the-sdgs-wedding-cake.html

①基盤となる「環境」の層

一番下の層は「環境」(BIOSPHERE)です。地球の自然環境がしっかりしていないと、人間も生きていけません。この層には以下の目標が含まれます。

  • 目標6:安全な水とトイレを世界中に

    • 清潔な水やトイレをすべての人に提供すること。

  • 目標13:気候変動に具体的な対策を

    • 地球温暖化を防ぐための行動を起こすこと。

  • 目標14:海の豊かさを守ろう

    • 海の環境を守り、資源を大切にすること。

  • 目標15:陸の豊かさも守ろう

    • 森や動物たちの生態系を保護すること。

② 次に「社会」の層

その上に「社会」(SOCIETY)の層があります。人々が健康で安全に暮らせる社会を作ります。この層には以下の目標が含まれます。

  • 目標1:貧困をなくそう

    • 世界中から貧しさをなくすこと。

  • 目標2:飢餓をゼロに

    • すべての人が十分な食べ物を得られるようにすること。

  • 目標3:すべての人に健康と福祉を

    • 病気を減らし、健康的な生活を送れるようにすること。

  • 目標4:質の高い教育をみんなに

    • すべての人が良い教育を受けられるようにすること。

  • 目標5:ジェンダー平等を実現しよう

    • 男女の差別をなくし、平等な社会を作ること。

  • 目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに

    • 環境に優しいエネルギーを使えるようにすること。

  • 目標11:住み続けられるまちづくりを

    • 安全で住みやすい街を作ること。

  • 目標16:平和と公正をすべての人に

    • 戦争や犯罪をなくし、公平な社会を作ること。

③ そして「経済」の層

一番上の層が「経済」(ECONOMY)です。みんなが働いてお金を稼ぎ、豊かになることです。この層には以下の目標が含まれます。

  • 目標8:働きがいも経済成長も

    • みんながやりがいのある仕事を得られるようにすること。

  • 目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう

    • 新しい技術や産業を発展させること。

  • 目標10:人や国の不平等をなくそう

    • お金や機会の差をなくすこと。

  • 目標12:つくる責任 つかう責任

    • ものを大切に使い、ゴミを減らすこと。

4. 全体を支える「パートナーシップ」

そして、これら全ての層を支えるのが「パートナーシップ(協力関係)」です。

  • 目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

    • 世界中の国や人々が協力して目標を達成すること。

このウェディングケーキモデルによって、環境が基盤となり、その上に社会、さらにその上に経済が成り立っていることがわかります。すべての目標はつながっており、一つでも欠けては持続可能な社会は実現できません。

5. 私たちにできることは?

①日常生活での取り組み

SDGsは国や大企業だけのものではありません。私たち一人ひとりができることもたくさんあります。

  • ゴミを減らす:リサイクルやエコバッグの使用で、ゴミの量を減らせます。

  • 電気や水を大切に使う:無駄な電気や水を使わないことで、資源を守れます。

  • フェアトレードの商品を選ぶ:発展途上国の人々を支援できます。


②周りの人に伝える

SDGsについて家族や友達と話し合ってみましょう。知ることから行動が始まります。

6. まとめ

SDGs(持続可能な開発目標)は、私たちの未来をより良くするための17の目標です。

ウェディングケーキモデルを通じて、環境、社会、経済がどのように関係し合っているかがわかります。

地球環境を守り、社会を良くし、経済を発展させるために、世界中の国々や人々が協力しています。

私たちにもできることはたくさんあります。小さな行動が集まれば、大きな変化を生み出すことができます。

SDGsを通じて、自分たちの未来を自分たちの手で作っていきましょう。

以上で「SDGs」の説明は終了です。ご不明な点や共感できた点など、ぜひお気軽にコメントをお寄せいただければ幸いです!

また、もしこの記事を読んでさらに学びたいと感じた方は、下記のリンクから別記事「今更聞けない用語解説 SDGs」をぜひご覧ください。



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