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「亜獣譚」はまじで真剣にお勧めすぎる。4/30迄!倫理と病と罪と愛

暴力の中で、消えない病の中で、罪の中で。

人が生きてゆく中でぶつかる倫理の命題を、荒々しい描写で消すことなく丁寧に一つ一つ拾ってゆく。

またマンガか!自サイトの宣伝か!という流れですが、まだまだ手のかかる子なんですよ…自サイト、マン鉄。まーだまだ収益化どころじゃない。せっせせっせと施策に励んでおります。
だからそれ以外のことに中々気も時間も向けられない。それでも可愛がれる子(サービス)に辿り着けたことは幸せなことです。

特に今の情勢の中、濃く多くやることがこうしてあるのは、自分の精神を助けてくれています…切実に。

そして、更に前から、大昔からずっと私を救い続けているものこそ、マンガなのです。

「昴」、「ベルセルク」、「ヘルシング」はバイブルのように私を形造ったし、子供が生まれてからも、乳幼児育児の中で唯自由を許される手先で、マンガをスクロールし、動くことを許されない苦痛から解放してくれたものでした。

だから、マンガ系のサービスを作ったり運営したりできるのは本当に嬉しいし、まだまだ利用が少なくてもGoogleのサーチコンソールとジリジリ揉んでも息を切らさないでいられます。

紹介したいマンガを一番紹介しやすいのは無料枠なので、おすすめのマンガを紹介したい時に使って欲しいと心底思っているので何かご意見あれば下さい。

中でも、全力で紹介したいマンガはこの「亜獣譚」。

暴力と性描写が大丈夫な人にはすぐにおすすめしたいし、それらが苦手な人にも、少し我慢して読んで見てほしい。

巻を追うごとに、「意味」の増し方が指数関数的だと感じます。

男性の描写も女性の描写も深くて、作者の性別が読んでもわかりませんでしたが、SNSを見たところ女性でした。

「女流〜」と言うのは近所失礼にあたると知りましたが、私個人にとってはそのことは凄く意味が重い。

性が、性差が、LGBTが〜愛が〜といくら私が言ったって風呂上がりの湯気みたいなものですが、こんなに描けたら「こんなん描きましたけど」と出せたら一発じゃないですか。

羨ましいのと、こんなに描く消耗は想像できるので羨ましくないのと、こんな漫画家がいたらやっぱり私が同じ舞台に挑戦なんてしなくて良かった
とかぎゅーっとします。

ありがちな「漫画家になりたかったことがあったコンプレックス」なので(笑)


あっそうだ、私にもそういった手段があった。デスボイスとか…。余裕ができたら本当にまたやりたいんですが。

マンガだけじゃない、デスボイスだけじゃない、自分のことなんてちょっとやそっとじゃ誰もわかってくれないから、みんなクリエイティブの何かをする。みんなそうなんですよね。手を抜いたら辛くなる。




とにかく読んでください!
公開終了が迫ってる!!
1日8回分回復するサイトなので結構読めますよ!

ということで又、感想文置いときます。

よろしくお願いいたします。

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【無料情報】公開4/30迄!「亜獣譚」人類の新しい経典とまで言いたい

私たちは、たまに出逢ってしまう。

「この漫画と同じ時を生きることが出来て良かった」
「この漫画を読めて幸せだ」

毎週の幸福「亜獣譚」。

最初の見開きは、某有名青年漫画のオマージュにも感じられる。※

※4/19追記:江野スミ先生ご本人がコメントを下さいました!オマージュではなく、編集担当さんからのプッシュでナレーションとカバー下のあのかっこいい短文を書かれたそうですよ。貴重な秘話もありがとうございます…!

亜獣譚
「亜獣譚」本編も、その某青年漫画のオマージュなのだろう、漫画史に巨大な足跡を残したそれを越せる訳はないのに、無謀なことをする、折角良い画力なのに…というのが序章を読んだ所感だ。

「害獣」の設定についても良く解らない。

ただ、ヒロインの言動に惹かれて読み進めてしまう。

王道の青年ファンタジー画風でありながら、残酷と翻身の同居が現代を感じさせる。

やがて「亜獣譚」は、最初はとっつきにくいと思った独自の世界設定も巻き込み、いくつもの倫理と命題の境界を血で描いて行く。

人が生きてゆく中でぶつかる倫理の命題を、荒々しい描写で消すことなく丁寧に一つ一つ拾ってゆく。

その作風は、確かに冒頭でオマージュされた某青年漫画の影響も感じさせるが、漫画家江野スミ氏なりの「答えの出し方」は、前時代の靄をもっと取り払い、現代を生きる者達がもっと必要とするものを描いたと断言させる漫画だ。

その全てが詰まっている

善か悪か性か愛か罪か生か。

そして、人類の命題であるそれらの問いを、問いだけで終わらせないのがこの漫画だ。

それらの「答え」は、いつもの少年漫画のように、ピュアな主人公がポケットから取り出すようにポンと提示するのではない。

初出にて原始の方法で、それらの答えが埋められて行く。

「答え」とは、その解が心に結晶するのではなく、答えを導いた方法こそが宝床となる。

そのことを、明確に感じさせてくれる漫画である。

終わるのが嫌で最終話が読めないマンガ

「亜獣譚」については正直なところ、管理人は現時点で最終話を読んでいない。「終わるのが嫌で最終話を読めない漫画」の一つになってしまったのだ。

しかし亜獣譚は、4/17の最終巻発売に合わせ、マンガワンでの公開を4/30に終了する。

覚悟を決めて最終巻を買うしかないと思っている。

解は一つであっても、解き方の数だけ素晴らしい作品が産まれる

それは人生においても言えることなのではないか。





#亜獣譚


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