東大生の親に【お受験ママ】が少ない理由
🔵東大生の親に「お受験ママ」が異様に少ないワケ
⏺️強制でも放任でもない「3つの親力」とは何か
⏺️口うるさく「勉強しなさい」と言うかわりに、東大生の親は何をしていたのでしょうか
⬛️東大生の親は「お受験ママ」が多いという誤解
・「東大生の親って、子どもにめちゃくちゃ勉強させまくってそう」
・「めちゃくちゃスパルタなお受験ママが多そう」
➡️大抵、東大生の親のイメージというのはこういうもの。
⬛️100人以上調査した結果
⏹️「いわゆるお受験ママ」のイメージとはまったく違った親御さんの像
例、
・東大生の多くは、親御さんから「勉強しなさい」と言われた記憶がない。
・親から言われて勉強して、その結果東大に入ったという学生はあまり見かけない。
➡️東大生の親は放任主義が多いのかと言うと、そうではない。
【東大生の親御さんを調査した結果】
東大生の親がもつ「親力」について、
ここから詳しく説明していきます。
⬛️東大生の親は子どもに「自分で考えさせている」ということ
⏹️東大生の親は何事も「強制」しない
親力①:自分で考えさせる
「勉強しろ」
「これをしなさい」
「あれをしなさい」
➡️子どもに話すことはあまりない
⏹️子どもに何も求めなかったのかと言うとそうではない
❌上から目線で教えたり
❌命令する
⭕️そこまでの道筋を示す
➡️パターンが多いことがわかった。
例、
⏹️中学受験の時
「この学校に行きなさい!」
➡️この様に言われたという東大生は少ない。
⭕️「この学校だったら、こういうこととか、こういうことができるらしいから、きっと楽しいんじゃない?」
➡️道を示してもらったという東大生が多い。
❌「これはこういう名前なんだよ、覚えなさい」とただ教えられたのではない。
⭕️「これって、どういう意味なんだと思う?」
⭕️「なんでこういう名前なんだと思う?
➡️一緒に考えてみようと提案。
⏹️必ず自分で考えさせてもらえたという東大生が多い
【東大生の親】
➡️受験も勉強、日常生活のさまざまな場面で、「自分の頭で考えて行動する」ことを支援していた。
⭕️答えが示されていたとしても、自分で考えて、そのうえで自分で選択した物事のほうが、人間は結果を出しやすい。
①人間の行動を「強制(人から言われてやる)
②自発(自分からやろうと決める)
この2つに分けたとき
①人間は「やれ」と強制される。
②人間は「やろう」と自発的に選ぶ。
②の方が圧倒的に頑張れる生き物である。
🌸東大生の親は、「自発」を引き出している。
親力②:「勉強しろ」は中学まで
「小さいころは勉強しろと言われた」という東大生もある程度いた。
➡️しかし、中学生までである。
⏹️「高校生になってからは一度も勉強について口出しされたことがない」という東大生も多かった
大学受験となるとなぜか、ピタリと「親から勉強をバックアップしてもらった東大生」の数が減る。
「自分の子が東大に行くなんて想像もしていなかった」と言われたという東大生が大半である。
⏹️「自発的な選択のほうが頑張れる」
小さいころから全部自発的に決めるというのはなかなか難しいものである。
【どんな物事の選択をしたとしても】
⭕️はじめはある程度人から言われたことをやってみて、自分の中で「型」を作らなければならない。
❌「勉強なんかやりたくないんだ!」と言うのではない。
⭕️「親や先生が言うなら、ちょっと勉強頑張ってみようかな」
➡️この様な素直な気持ちがないと、「自分で考えて正しい選択をする」ということができない。
⏹️人間の行動は「強制」と「自発」
➡️100パーセント「自発」だと問題が起こるということねある。
⭕️上記の2つのバランスが重要。
高校生というのは、「強制」ではなく「自発」で動かなければならないタイミングである。
⬛️東大生の親に「お受験ママ」が異様に少ないワケ
⏹️強制でも放任でもない「親力」とは何か
【小学校・中学校というのは義務教育】
・国や社会からの要請で勉強をやらなければならない時間だと考えることができる。
【高校生というのは義務教育ではない】
・本人にその自覚がなかったとしても、誰かから強制されて教育を受けているのではなく、「自発的に」勉強する期間。
⭕️高校生になったら、もう勉強にも、それ以外のことに関しても「強制」ではなく「自発」によって行動させる。
★【ここがポイント】
どんなに気になっても口出しはしない。
そういう教育をしている親御さんが、東大生には多い。
家庭が「気持ちが安らぐ」場所になっている。
親力③:「合格してほしい」と思わない
⏹️「合格してほしい」と思わないということ
「そんなわけないだろ」と思う方が多いとかんがえられる。
➡️東大生の親御さんの最大の特徴である。
【東大生の親御さんのイメージ】
「自分の息子や娘が東大に合格して、社会的地位を得てほしい」と望んでいることは少ない。
「自分の子どもが本気で頑張っている目標」を応援しないわけではない。
➡️親御さんにとって受験というのは、しょせんその程度の話である。
・東大以外の大学
・スポーツでいい成績を収める
・e-スポーツの選手になる
➡️自分の子どもが頑張っていることは平等に応援するべきである。
⭕️それ以上でもそれ以下でもないと考えている場合が多い。
例、
⏹️東大生が、東大受験を終えたとき
★【ここがポイント】
➡️試験が終わったその日に「お疲れ様の会」を開いてもらったことがいちばんうれしかったと語っていた。
・合格か不合格かはいったん置いておいて、とりあえず無事に試験を受けることができた。
・そこまで頑張り続けることができた。
⭕️結果ではなく、その頑張りを親御さんが評価してくれており、それがいちばん、うれしかった。
⏹️親御さんが結果にこだわってしまうと、どうしても子どもはその重圧を感じてしまう
「落ちたらどうしよう」
「受からないと、親が悲しむ」
➡️プレッシャーというのは、ある種「強制」に近い。
⏹️「受かったら親をはじめ、いろんな人が喜んでくれるかもしれないから頑張ろう!」
➡️自発的に思えると、受験生にとってそれはプレッシャーではなくモチベーションになる。
⬛️受験は特別なイベントではない
⏹️ほかのものと同じような扱いで考える
・「ダメでもまた頑張ればいい」
・「この頑張りが無駄になるわけじゃない」
➡️この様に思って試験会場に行くことができると、思わぬ力を発揮することができるかもしれない。
🌸東大生の親は、子どもが「自発的に」何かを考え、選択し、努力することをいろんな角度から応援していることが多い。
🌸親になったら、子どもにそう思ってもらえるように接することができればと思います。
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