米経済の動向探り合い

●為替市場
ＮＹ時間に入ってドルが買い戻されており、ドル円は149.41円付近まで買い戻されている。一時148.4円台半ばまで下落していたが、日本時間０時のロンドンフィキシングにかけて、ロンドン時間までの下げを解消。

●原油
下げに転じ、米国債利回りも低下。
月末および期末に絡んだ調整はドル買い需要だったようだが、それも大方終了している中で、上値での売りも散発的。
基本的な流れに変化はなく、下値では10月相場のドル高を期待した買いが入るようで、ドル円の下値をサポート。

●8月のＰＣＥデフレータが発表
2020年後半以降で最も緩やかなペースの上昇。
ＦＲＢが次回ＦＯＭＣで利上げを見送る可能性が示唆されており、短期金融市場でも80％以上の確率で据え置きの見通し。
コア指数は前月比0.1％、総合指数はエネルギー価格上昇を反映して0.4％上昇。

●米政府機関が閉鎖
経済指標の発表も延期される可能性が高いが、米下院は９月30日午後、超党派で短期の歳出法案を可決した。
連邦政府機関の閉鎖回避に向け、議会が土壇場で動いた。
共和党のマコネル上院院内総務は「閉鎖を実際に回避できるかもしれないという希望が膨らんでいる。

●アルミニウム相場は上昇
軟調な米経済指標などを背景にドル安となり、他通貨を保有する買い手にとってドル建て金属の魅力が増加。
アルミニウムと銅の上昇は、週末や月末、四半期末に伴う持ち高調整が主導。
投資家らは利益を確定させており、売りポジションの人々も買い戻した。
こうした動きは短期的なもので、来週まで続く可能性は低い。

●世界のアルミニウム市場
2019年には約1,365万米ドルとなっており、2020年から2027年の予測期間には2.9%以上の健全な成長率が見込まれている。

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