緑深く突き刺さる軟足

吐き、飽きが違えて鳴く空の
夏季、呼気が途絶えて明く空の
絞り絞れて千切れるほどに
筋は違えど血の色深し

新緑もまた新緑の
溶けぬ声こそぼとりと落ちて
不格好な手足をバタバタさせて、目が
くらくらするほど若い山。

絶え絶えなる息をするほどばらばらと、結びの管は解かれて

汗と脂と糞の流れ出たる、からだ、体が溶け出して

指の先、足の先、一つ一つの管が窒息で泣いて、破れて割れて流れ出す。

ひっくり返った肺胞の 息をつめたることきれの。
我と我が身と。


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