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詩作習作

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2021年4月の記事一覧

緑深く突き刺さる軟足

吐き、飽きが違えて鳴く空の
夏季、呼気が途絶えて明く空の
絞り絞れて千切れるほどに
筋は違えど血の色深し

新緑もまた新緑の
溶けぬ声こそぼとりと落ちて
不格好な手足をバタバタさせて、目が
くらくらするほど若い山。

絶え絶えなる息をするほどばらばらと、結びの管は解かれて

汗と脂と糞の流れ出たる、からだ、体が溶け出して

指の先、足の先、一つ一つの管が窒息で泣いて、破れて割れて流れ出す。

ひっ

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レシート

あー今日も、メール送るの先延ばしにしちゃったな。

たづき 2,460円

あの時の河津さんの言い方、なんかやな感じだった。自分も必死になって見苦しい。

Chez Moi 3,780円

別に頼まれたくないわけじゃないんだけどさ、いつまでも延々同じ様なことはなさなきゃいけないのよ。

Trattoria St. Maria 4,290円

あの仕事、私にだけ声かけてくれたんだな。同期を出し抜けた

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冬の日の雨の日に

冬の日の雨の日の朝に思い出す、
鈍く光る東の空に、輝く銀杏の葉がもう無いこと。
冷たく湿った風がコートを濡らす、その音だけがずっと、駅までの道にのたりのたりかな、と。

冬の日の雨の日に、中天を仰げば思い出す、
灰色の建物、それも、ごく小さな窓しかない、暖かで緩やかな場所で迎える死。
ひたりひたりと一つずつ、鱗を落として失う形、
憧れていたものの萌芽は辛くも枯れて。

冬の日の雨の日に、闇に紛れて

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