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三郎 丸
2021年4月14日 16:48
吐き、飽きが違えて鳴く空の夏季、呼気が途絶えて明く空の絞り絞れて千切れるほどに筋は違えど血の色深し新緑もまた新緑の溶けぬ声こそぼとりと落ちて不格好な手足をバタバタさせて、目がくらくらするほど若い山。絶え絶えなる息をするほどばらばらと、結びの管は解かれて汗と脂と糞の流れ出たる、からだ、体が溶け出して指の先、足の先、一つ一つの管が窒息で泣いて、破れて割れて流れ出す。ひっ
2021年4月12日 22:23
あー今日も、メール送るの先延ばしにしちゃったな。たづき 2,460円あの時の河津さんの言い方、なんかやな感じだった。自分も必死になって見苦しい。Chez Moi 3,780円別に頼まれたくないわけじゃないんだけどさ、いつまでも延々同じ様なことはなさなきゃいけないのよ。Trattoria St. Maria 4,290円あの仕事、私にだけ声かけてくれたんだな。同期を出し抜けた
2021年4月12日 22:30
冬の日の雨の日の朝に思い出す、鈍く光る東の空に、輝く銀杏の葉がもう無いこと。冷たく湿った風がコートを濡らす、その音だけがずっと、駅までの道にのたりのたりかな、と。冬の日の雨の日に、中天を仰げば思い出す、灰色の建物、それも、ごく小さな窓しかない、暖かで緩やかな場所で迎える死。ひたりひたりと一つずつ、鱗を落として失う形、憧れていたものの萌芽は辛くも枯れて。冬の日の雨の日に、闇に紛れて