likeとloveの違いってスペルやんな?

英語には「恋」に相当する単語がないらしい。

たしかにlikeもloveも「好き」ではあるし、loveには「愛」という体言の意味も含まれるけど、
それらは恋愛的な意味合いを主とする「恋」とはまた違う気がする。

という話を誰かにしたことがあるけど、そしたら
「romanceは?どう?」
って言われたことがある。

romance

1〔…との〕(特に情熱的だが長続きしない)恋愛関係, ロマンス, 情事(love affair)〔with〕

2 恋愛(感情); ロマンチックな雰囲気[気分]

自分で自分を天才と言っちゃう実際めちゃくちゃボキャブラリーの森な天才のジーニアス先生によりますと、
romanceの恋愛に関する意味項目は二つ

ついでに、こちらは大学名を言うだけでマウントが取れちゃう実は1番イヤミ()なオックスフォードさん(英英)にも聞いてみた。

romance

1 [countable] an exciting, usually short, relationship between two people who are in love with each other

2 [uncountable] love or the feeling of being in love

恋に近しい意味であることは間違いないんやろうけど、「短い」っていうのが気になるところですな。romanceって言葉自体がRomaから来てるし、ロミジュリとかそういう西洋の恋愛物の衝撃的で運命的な出会いって儚いもんな。

なんにせよromanceは「恋」の訳にはならなそう。
ってなると、逆に言えばromanceに相当する日本語もないってことになる。

でもすごいおもしろいのが、そもそもloveって言葉が西洋から日本に入ってきた時点で、loveに相当する日本語がなかったから「恋」って言葉が生まれたはずなんやけど、
(なんやっけ…それが書いてた本があったんやけど名前忘れた…私の大学4年間の日本語学を学んだ期間の記憶帰ってこい)

西洋のラブストーリーに値するような、いわゆる駆け落ちやったり運命的な恋みたいなものが、日本ではそもそも存在しやんくて。
だからうまく翻訳がしっくりこなかったゆえに生まれたのが「恋」で。

それやのに「恋」が英語でうまく訳されへんっていうのは、結局どこまでいっても言語はその言語で聞くことでしか本質を理解することがでけへんのやろなとか思うんさ。

ちなみに当時一番近いであろう言葉に「情」っていうのがあったけど、日本古来の恋愛に使われたその言葉じゃ西洋のloveが表現できないって思ったその当時の翻訳者さんたちの感性はめちゃくちゃ言語学者として洗練されてると思うし私の琴線に触れたよ…。

さて、タイトル回収しやな落ち着かへんしとりあえず原点回帰します。

好きってなんやろうっていうのは永遠のテーマで、ワックスベタベタに付けてイキってる中学男子が考える厨二的発想でもあるし、結婚して子どももいてハッピーライフハッピーホームな一見幸せそうに見える主婦だってきっと悩んでる。まあ知らんけど。

好きにもいろいろあって、友達に対してやったり、パートナーに対してやったり、食べ物なのか本なのか音楽なのか、さまざまにあるけれども、
とにかく総括して考えると、24歳独身OLの考えた「好き」は、目の前にあるものに対してのみの感情かなぁと思う。

美味しいものを食べたとき
友達と話が弾むとき
好きな人と手を繋いだとき

全部「好き」やと思う。
やけど、これを「愛」にするには、「継続した好き」が必要になってくるなと思う。

だから実は、何に対してもそれが目の前にないときに、それについてどれだけ自分の頭の中を占めてるかの方がよっぽど重要な気がする。
やってみたら楽しいことも、喋ってみたら楽しい人もいっぱいおるけど、
「早く次またやりたい」「次はいつ会えるかな」って次を今か今かと思うときと、「もうすごい満足したからしばらくはいいや」「またそのうち会えたらいいな」くらいに思う時がある。そのときはすごく好きなんやけども。

一個人の意見なんでね。
すごく浅い考え方なんかもしらん。

長くなりすぎたので、この続き「愛」を「恋」にするレシピについては、誰かクックパッドに載せたらいいと思う。クラシルでもいいよ。

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