クローゼット整理の話①
こんにちは。おそうじインストラクターという職業を勝手に作った、美装工事の職人で、整理収納アドバイザーもしているKYOUKOと申します。絵や文章を書くのが好きな、2人娘のお母さんです。
クローゼット整理のことをふと考えたので、記事にします。
あなたはいくつシーンを持っている?
人は服を着なければ生きていけませんね。
私は裸族なので、本当ならば全裸監督でいたいですが、家族がいる手前、服を着て生活します(当たり前である)
洋服の整理は、整理の中でも超ハードルが高く、ゲームでいうラスボスです。
そこで、
いつ、どこで、なんの服を着るかを考えると、クローゼットの整理がしやすくなります。
例えば…
【いつ】平日
【どこで】会社
【なんのっ】ユニフォームと帽子
といった組み合わせ。
【いつ】寝る時
【どこで】寝室で
【なんの】パジャマ
のような感じで、行動でわける方法です。私はこれを、シーン別と今から呼ぶことにします。笑
やることが多い人は服も多い
人によって、シーンをいくつ持っているかは違います。
古いアニメですが、キューティハニー(調べてね)というアニメの主人公は、色んな顔や職業を持っています。ある時は〇〇、またある時は〇〇…という決めゼリフは有名です。
こんな色々七変化する人は、殺し屋か、変装する職業の方か、ゴーンさんぐらいだと思いますが、副業したり、趣味が多い人がなんかも、シーンが多いように思います。
例えば、趣味だと、
ジムへ行く…ジムウェア
登山する…山登り用
スノーボード…スノーウェア
マリンスポーツ…海用のウェア
コスプレイヤー…コスプレ
スポーツのチームに所属…ユニフォームなど
職業だと、(洋服を複数もつ職業含む)
スタイリストなど、アパレル関係
美容師さんなどの美容関係
いくつも仕事をかけもち(ユニフォーム)
ホステスやキャバ嬢
その他、表に出る仕事の人…など
などなどが挙げられます。
女性の方がアイテムが多い分、クローゼットの中身は増えやすいですね。
そこに、
⚫︎デートするときやよそいき
⚫︎パジャマやルームウェア
⚫︎結婚式など冠婚葬祭
⚫︎普段着
⚫︎なにかの団体や集まり用の服
…
などが加われば、もうシーンだらけですね。
私の場合
ちなみに、数年前の私のクローゼットは、とんでもない状況でした。
(全シーズン分)
●仕事着…上下5セット
●ホステス時代…ワンピースなど2、30枚
●Tシャツ…20枚
●ボトム…10本
●部屋着、パジャマ…5セット
●ジムウェア…8セット
●やめたバイトのユニフォーム2セット
●マリンスポーツ、水着…5セット
●スノーウェア…2セット
●喪服…2セット
●結婚式ワンピース…2枚
●スーツ…3セット
●よそいき、その他イベント等
プラス、カバンや帽子や靴。
今の3倍以上はモノがありました。
まずは減らす
この頃の私は、あー!整理ができない!
すぐ片付かなくなるのはなぜ??
と悩んでいました。
それもそのはず。数が多ければ、まず整理はできないのです。
色々な本や記事を読みあさり、最初はとにかく減らすことが大事だと気付き、自分の価値観は180°ひっくり返りました。
減らすのは、本当に根気がいりますし、せっかく買ってもらったという情や、誰かにもらったからという"なにか"に縛られている状態。
その引っかかりが何か、自分と向き合って向き合って向き合って向き合って向き合って向き合って向き合って向き合って向き合って向き合って向き合って向き合って、今のクローゼットの量になりました。長かった…
⬆︎2020.4月現在ではもっと減っている
「かもしれないおばさん」
私はかつて、誰かに貸すかもしれない、誰々が泊まりに来るかもしれないという、「かもしれないおばさん」でした。今でも少し名残はあります。
「かもしれない」というのは、あの角からおばあちゃんが飛び出すかもしれない、とか、社会がこれからどうなるか、非常事態を想定しておく。といった、危機管理能力の方ではなく、いつも見えない誰かに気を遣っていた状態をいいます。
でもよーく考えてみれば、ここは私の家。
誰かに見せるためでも、誰かに毎日会うわけでもないのに、私は色んなものを抱えていました。まるで人の悩みも全て抱えるように…
服は、シーンで使い道が分かれ、人間関係で分かれ、その人の心で左右されるもののひとつです。
誰かによく見られたい。
いつも違う服であらわれたい。
誰かにあげよう。
どんな服もモノも、「持っている」状態がいい。
そう思っていました。
これらの考えは、「毎日」「自分」ではなく、「たまに」「他人」にフォーカスした考えでした。
かもしれないおばさんは、おせっかい八方美人おばさんだったのかもしれません。
そこに気づくまで、本当に長かったんですが、ここ数年、本気で整理とは何か、ものを所有することは何かを考え、勉強して、やっとわかってきた気がします。
多趣味だったものも、結局は数がありすぎて、やれない、いや、こなせないと言った方が正しいかな。こなせませんでした。
洋服や、シーンが多ければ多いほど、こなせない自分を責めてしまっていました。でも今考えたら、そりゃそうだよな。ってぐらい数が多かったんですね。
人の1週間で、着る服の数は、クローゼットにある服より断然少ないんです。当たり前ですが。
だから着こなせない。身体はひとつしかないんです。
なので
着こなせない自分を責めるのではなく、
⚫︎もらったものでも合わない時は手放す
⚫︎服は消耗品なので、毛玉ができたら捨てる
⚫︎1枚買ったら1枚捨てるか売る
といった、新★自分ルールを作り、少しずつ、数を減らすよう日々努力しました。
行動を減らす
行動を減らすことは、イコールものを減らすことにつながります。
今回は洋服の話でしたが、まさに行動(やらなくなったシュミや人付き合いなど)を減らしたことに比例してものも減りました。少ない選択肢の中から選ぶことは、他のことに意識が回せるということにつながります。
今でもまだ、「シンプルに生きる」練習をしています。
ムダな行動を減らして、行動でわけて、行動がしやすい状況を作ると、色んなものが見えてきます。
人が泊まりに来る時は、「着替えないから持ってきてね」のひとことで解決したり★
それではまた!
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