私も片付けられない日がある
普段えらそうなことばっかし書いている私ですが、いやいや、ただの人間でございます。
おそうじインストラクターという職業を勝手に作った、元美装工事の職人で、整理収納アドバイザーもしているKYOUKOと申します。絵や文章を書くのが好きな、2人娘のお母さんです。
今日はただのKYOUKOさんでお話します。
実は私も片付けられない日があります。整理収納アドバイザーだからといって、完璧な毎日を暮らしているように思われますが、んなわけないです。笑
いくら健康に気を遣っていても、心が健康だとしても、何かに逆らえない時があります。自分は冷静な人だと思っていても、衝動的になってしまったり、感情的になってしまうこともあります。
ですが…
人間は失敗しながら生きていく生き物なため、うまく自分を乗りこなすことができない日があって当たり前なのです。
最近、片付けられない日が続きました。とはいえ、片付けられない物にはジャンルがあり、例えばキッチンは片付けられるのだけど、洋服が片付けられない、といったように、全てではないのですが、一部だけが片付けられない状態です。
私がこうなるのには、毎回何らかの原因があることが既にわかっています。
・何か引っかかることがある時(感情)
・体調が悪い時(疲れ、生理前など身体的)
・無理なスケジュール(1日のタスク量)
などが主な原因です。
衣類が片付けられない日がある
そして、必ず片付けられなくなるのが、私の場合は「衣類」なのです。そのまた原因を細かく見てみると、
・誰かが畳んだ物がそのままになりやすい
・娘のものが混ざっているとやる気を無くす
・新しいものを買った時
…といった具合です。単純に家事の中で洗濯や衣類のことがきらいなのもありますが、特に、新しいものを買った場合、脳が新しいものを受け入れられないため、古い物と新しい物を、どう取り入れるかを考えなくてはならず、思考から逃げてしまうのです。
一応、マイルールでは、「一個買ったら一個捨てる」ようにしているのですが、女性のファッションアイテムはとにかく種類が多く、世の中の多くの人が、洋服を捨てられない理由が本当にわかります。
例えばタンクトップというジャンルと、Tシャツというジャンルでは、トップスはトップスなのですが、シーンが違ったりしますよね。タンクトップを買ったらタンクトップを捨てなきゃ…という謎の呪いがまた自分を苦しめたりするので、どう別けるか、分類するときは本当に頭を使います。こんな時、いつも人に教えていることを実践すればいいのに、自分のことになるとできないんですよね。
そもそも分類しなくてもいいものを分類したり、そもそも出しておかなくてもいいのに一番使いやすい場所にあったり。クローゼットは、その人の生き方そのものを表しているようです。
よく、「好きなものだけで暮らす」とカンタンに言いますが、そう簡単ではありません。自分の好き嫌いがはっきりわかっていくのは、きらいなものに触れて初めてわかること。なので、そんなに嫌いでも好きでもないよく分からないのに着やすい服が多かったりする場合、頭を抱えてしまいやすいのです。
仕事になったらできるのに、自分のことになると、もうそのエネルギーが残っておらず、その場から逃げてしまいます。
片付けは判断の連続で、これは右へ。これはあの場所へ。これは捨てる。これは…というように、判断判断判断が続く作業です。しかし、脳が疲れていたり、身体が疲弊していると、思ったように判断することができなくなります。
もう1人の自分を味方に
こうなった場合、わたしはこんな言葉で、自分で自分を甘やかします。
⚫︎あなたはとても人間らしい
⚫︎あなたは自分の感情を冷静に分析していて素晴らしい
⚫︎いつものあなたとは違うから仕方ない
⚫︎片付けられなくても殺されるわけではない
⚫︎多分2日後には、闇を抜けているでしょう
⚫︎だって今までも色々超えてきたじゃない
つまり、自分の中に自分の味方になってくれる自分を作っておくといいのです。
自分を助けてくれたり、フォローしてくれるのって、結局自分なんですね。友達にももちろん弱音は吐けますが、それすらもする気がない時などには、もう1人の自分をいつも左上に用意しておくといいと思います。
だからと言って、いつまでも自分を甘やかしていてはいけないですが、きっとそれもわかっていますよね。そんな時は、もう1人の自分が時には戒めてくれたりバランスを取るので、助かっています。ちなみにわたしは甘やかす自分と、叱る自分を2人、自分の上に置いておきます。
片付けられないなー、嗚呼嫌だ…こんな自分が嫌だなと思ってしまうのは、責任感がつよかったり、人一倍気を遣ったり、完璧主義だったりする人に多い傾向があります。
まずは何故片付けなきゃいけないんだろうか。片付いているけど、なんとなく落ち着かないだけなのかな?と、今の現状を把握して、自分の気持ちを紙に書き出してみるといいと思います。
誰かを支える仕事の人は、支えなきゃいけない圧力に負けてしまったり、こちら側が強くないとやっていけないことが多々あります。
そういう時は、左上にもう1人の自分を作って、死ぬほど自分をはげましてあげたらいいと思います。そうやって、心と体のバランスがとれた時に、家のことや自分のことをやったらいいんじゃないかなと思いますね。
ではまた!
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