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地震の時に、すぐ逃れる家

今日福井県福井市付近で震度5の地震がありました。今日は休みで家にいたのですが、近くで工事をしてるのかな⁇と思ったら地震でした。

福井県はあまり地震が多い場所ではないため、日頃からピリッと意識している人は少ないかもしれません。

しかし災害は身近で、地震も身近な問題。どこにいたら安全説は、地球上のどこにも該当しません。

私たち整理収納アドバイザーは、災害時の安全性を常に念頭においています。

モノが多い家は災害時に苦労する

日頃から、モノが多い家は、今日の揺れで崩れたかもしれません。

モノが多い家は、リスクがたくさんあります。

⚫︎モノが崩れると足元が確保できない
⚫︎火災になれば火の回りが早い
⚫︎停電の際に必要なものが見つかりにくい
⚫︎貴重品を探していて逃げ遅れる可能性

など、災害時に命を落とし兼ねない場合もたくさんあります。

どういう状態が「多い」なのか

まず何をもって多いと思うのでしょうか?それは人によります。この家はモノが多いと思っていても、思わない人もいます。

モノの数を数えたことは、あまりないと思いますが、ペンケースの中だけでも10点以上あるとすると、家の中では数千点のモノがあると考えてもおかしくありません。

収納から溢れ、山積みになっているのであれば、それは家のキャパにモノの量が合っていないことになります。

2人暮らしなのに、フォークやスプーンが何十本もあったり、鍋が10点以上あったりするなら、それは使い切れていないかもしれません。

毎日かわりばんこに使ってるわ!という方は、あるから使わないといけない、という意識が働いているんではないでしょうか?それは、使いたくて使っているのとは違いますね。

モノが多いのは、恋人が50人いるようなもの

モノが多いのを、よく恋人に例えます。恋人や好きな人には愛情を注ぎ、大切にしますね。

しかしその恋人は、1人(人によるが)だからこそ大切にできるのであって、それが複数になってくればなるほど、どの人が大切かが分かりづらくなってしまいます。

ラーメン屋も同じで、メニューが多すぎると、選びにくい。ラーメンかチャーシュー麺の二択しかないような店は、さっさと選べますよね。

それらと同じで、モノが多いと、選択肢が多いため、とっさのときに選べないのです。

とっさの時」がまさに地震や災害時です。思い出のものだけは!あれは高かったから!といって逃げ遅れることがないように、普段から取捨選択ができるよう、訓練が必要です。

モノを減らし、選択肢が限られ、取捨選択がすぐにできると、パッと出かけられたり、時間に余裕が生まれるので、もうメリットしかありません。

家の中、安全かな?

私の基準ではありますが、家の安全チェックリストを作ってみました。

⬇︎

⚫︎廊下、通路に何もないか
⚫︎貴重品はすぐに取り出せるか
⚫︎懐中電灯や防災グッズは、停電時に目を閉じてもその場所に行けるか
⚫︎割れ物が高い位置にないか
⚫︎細長いものが壁に立てかけてないか
⚫︎モノが上に上に積まれていないか…


命より大切なものはない


上記に貴重品とありますが、ケースバイケースです。私が16年前に豪雨で被災した時は、堤防が決壊するまで時間があり、逃げるまでに用意する時間があったことで、当時赤ん坊だった娘のオムツや貴重品を持って行くことができました。しかしそれは結果論です。たまたま助かっただけです。

そこで学んだことは、とにかく命が最優先だということ。あれやこれやとモノを優先してしまえば、何かの時にはもう遅いということです。

それ以来、雨が降るたび何度も避難訓練を自主的にしました。すぐに車で逃れるようにルートを調べたり、安全な場所を探したり。

豪雨、台風、地震など、色々なことがこれからもありますが、何があってもすぐに逃れるようにしておこうという意識が大切です。

モノより大切な命はありません。しかし災害時には、盗難や犯罪も増えます。停電になれば、キャッシュレスは使えません。

現金は10万円ぐらいは日頃から金庫に入れておく、など、家を開けて出ても大丈夫なようにしておくといいでしょう。最後には、現金です。

こういった災害は、私たち平和ボケしている人間に、危機感を教えてくれているのかもしれませんね。

とにかく、福井、いや日本、いや、地球上の皆様、ご安全に!

ではまた!





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