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おバカタレントの面白さに関する考察

先日、おバカタレントがピックアップされている番組を拝見しました

私はおバカタレント結構好きなんですよね

ですが、このポリコレの時代に「おバカ」というのはいかがなものかとふと疑問に思いました

私達は文字通りおバカタレントの学のなさを笑っているのでしょうか?

私はおバカタレントが好意的に受け入れられていることから、根本は違うところにあるのではないかと考え本noteを記しています

※本noteは私の個人的な見解です。

(最初に断っておくと、本人の意思によるセルフプロデュースの一環としてのおバカキャラは是非楽しみましょう。ですが、本人の意図しないおバカいじりは不快にさせる恐れがあるので気を付ける必要があります。特に身近な人にこの類いのいじりはしないことが賢明だというのが私の考えです)


おバカタレントの分類と定義

まず私はおバカキャラを3つの型に分類しました

その型と定義は以下のようになっています

知識型・・・知識型は一般に常識とされるような知識を知らず(故意に知らないことを演じる場合もある)、曖昧な知識を前提とした受け答えをすることで注意を引くタイプ

行動型・・・行動型はいわゆる天然ボケと呼ばれる人で一般と少しはずれた振る舞いをすることで注意を引くタイプ(もちろん故意の場合もある)

設定型・・・設定型は自分の予め定めた世界観のなかで行動することで注意を引く型。世界観の設定の曖昧さを利用し笑いをとるタイプもある

このように設定しましたが、これらの分類は互いに排反というわけではなく、型を兼ねている場合もあることに注意が必要です

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↑このようなベン図を想像してもらうと分かりやすいかもしれません


型の実例

あまり理論の話ばかりしていても分かりにくいと思うので実例をあげながら考えてみましょう

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画像はコチラのまとめサイトのものを使用させていただきました

こちらは、行動型でしょう

検便の管理方法というのは冷暗所というのがベースです

確かに知識は間違っていません

ですが、やはり冷蔵庫での管理は食べ物もあるため一般的には抵抗があるものですが、そこに反しているところが面白い点です


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漫画家 並庭マチコさんの母親をテーマにしたこちらの作品で描かれているようなものが設定型です

この作品のリンク

厳密に考えると設定型は行動型に包含された概念である気もしています

あまり私生活でこのような型を目にする機会は多くないですが、テレビなどでは度々目にしますよね

知識型のおバカキャラはまぁテレビ番組でのおバカキャラの扱いがここに当てはまるいわゆる一般的なおバカタレントなのでここでは割愛させてもらいます


すべての型に共通する面白さの本質

私の考える面白さの本質、それは予定調和が成立しないことにあると考えています

基本的に私達の普段の会話は高度に文脈依存的な会話が行われています

これには共通の認識というのが必要不可欠です

この認識が共有できていないことによって生まれる会話が私達にとって、非日常的で刺激的なものであるように感じられるのではないでしょうか

ここまで考えてみると故意におバカキャラを演じるのも楽では無さそうですね、故意に演じる場合人一倍一般認識に敏感になる必要がありそうですから

まぁとりあえず自分のなかでおバカキャラの位置付けができたのでスッキリです!

最後にもう一度断っておきますが、おバカいじりを認めるか認めないかは本人次第なのであなたが面白いと感じたからといっていじっていいわけではないですよ

この理解をしっかりとした上で、これからもおバカタレントのみなさんの活躍を楽しみましょう!

それでは


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