不忍池のわきで一日を振り替える
私は不忍池わきのベンチに座って、風に揺れる水面を見つめている
万物の根源は水であるといったのは誰だっただろうか?
なんて高尚なことは考えるはずもなく、ただ電車がすくまでの時間潰しをしているに過ぎない
ほとんど全てのベンチをカップルが占めているなか、やっとひとつ空いているところを見つけ座ったところで隣にいたカップルはいなくなってしまった
電車で隣の人が移動してしまったのと同様の悲しさを感じる
私はカップルの幸せオーラを享受したかっただけだというのに
ノブレスオブリージュという言葉は中学頃に知った気がするが…
まぁいいや
時間もあるので今日を振り返ってみようと思う
まず10:30に起床し、サッカーのライバルチームが敗北したという情報を得る、最高
なんとなく上野の東京国立博物館で開催されているきもの展のチケットを取る、その予約時間は16:00
最近の私はどこか安定しないので落ち着く薬を服用する
そこから14:00まで睡眠
特に誰に会うわけでもないので特に身なりも整えずに出発
通りがけの神社にてお参り(実は最近毎日お参りしている)
流石に私の人生もう神頼みの段階
上野に到着しいつも行く店で昼食、15:00
もういつも通りの町だなーなんて思いながら上野を散策し、展覧会を見て(展覧会評はあとでゆっくり書くことにした)、喫茶店で軽く読書をして今というわけだ
時間潰すなら喫茶店でいいがなと思われるかもしれない
まぁそれはそうなのだが、客が私1人しかいないのに対し店員さんが3人という状況がつらかったのだ
さすがは私の蚤の心臓よ
だがそれをしたお陰でいい景色を見つけることができた
皆さんにも提供しよう
不忍池の蓮だ
蓮の酸素輸送方法にばかり思いを馳せる私は研究していたときの癖がぬけていないのだろう
この癖を早く治したいところだ
研究のことを考えると自分が落伍者であることを痛いほど思い出してしまうから
いや、別に病んでいたわけではないのでこの話はここで終わりにしよう
私は不忍池を見てとても平穏を感じているのだ
それが薬によるものか別のものによるのかは分からないが考えないことにした
珍しい平穏を噛みしめるとしよう
ちなみに私は疲れると首を鳴らす癖があるのだがそのなかで空が見えることに気付いた
まぁ今日の空に感想をつけるとしたら「きったねぇ」って感じだが、どうも自分は好調らしい
病んでいるときの私はなんでも自分のせいにしてしまうから汚い空を見ても、俺の目が悪いんだ…なんて言い出しそうな勢いだ
誠にあほくさい
なんて自分を酷評していたら自分の人格が別れそうな懸念をどこかで感じたのでこの辺でやめよう
今日は好調!
以上!
それでは!
と書き終えたところで宗教勧誘にあいました笑
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